首都圏に猛烈な雨、世田谷・品川で河川氾濫 羽田空港は離発着中断
気象庁は11日午後2時50分過ぎから、首都圏で短時間に猛烈な雨が降っているとして、東京都と神奈川県に「記録的短時間大雨情報」相次いで発表した。局地的に積乱雲が発達し、東京都目黒区では午後3時20分までの1時間に134ミリを観測するなど、局地的で猛烈な雨が降った。
気象庁によると、東京都の大田区や品川区、世田谷区、港区でも1時間に100ミリを超える大雨に。神奈川県の横浜市や川崎市にも記録的短時間大雨情報が発表された。
気象庁は土砂崩れなどの危険性が高まっているとして、東京都港区、品川区、目黒区、大田区、世田谷区、川崎市に土砂災害警戒情報を出した。
東京都によると、午後2時22分に谷沢川(世田谷区)、午後3時28分に立会川(品川区)で氾濫(はんらん)を確認した。
この雨の影響で、東海道新幹線は一時東京―三島間を中心に運転が止まったが、午後4時に運転を再開した。JR東日本によると、JR横須賀線、JR南武線が大雨の影響で運転を見合わせている。
国土交通省によると、羽田空港では雷雨のため午後2時過ぎから地上作業ができなくなり、航空機の離発着が中断している。午後4時時点で再開の見通しはたっていないという。
一方、気象庁によると、千葉県内ではこの日午後から各地で竜巻注意情報が出ていた。木更津市で午後2時50分ごろに竜巻のような突風を目撃した30代男性会社員は、「映像などでしか見たことがなかったので非現実的な感じだった」と話した。
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