といっても30手前にして先日ようやく初めてホモセックスをしたホモセックス1年生です。
今まで俺は誇り高きホモとして「ケツマンコ」という呼称に納得がいかなかった。
そう憤っていた。
俺はケツの穴に挿入するのだ。誇り高きホモとして。そう思っていた。
余談だが俺は痔主だ。
幾度かの手術のたび、ノリのいい医者に「今こんなんだよ〜キレイな肛門だね」と何度も写真を見せられていた。
話を戻すが、セックスの最中に眼前に現れたあまりにも「肛門」な肛門を見て、なんと俺は勃起しなかった。
あんなにホモセックスの映像で抜いてきたのに、俺の中の「肛門」の認識がチンポとエラーを起こした。
だって肛門だから。何度も医者に見せてもらったあの肛門と同じウンコ穴だから。
俺は焦った。
そうだ、ケツマンコだ。これは肛門ではないのだ。ケツにある性器なのだ!
ありがたいことに俺は誇り高きホモなので女性経験がない。そのため、女のマンコもまじまじと見たことがない。
だから眼の前のこれをマンコだと――男性器を入れる性器なのだと思うことにした。ホモなのに。
「こいつ男なのにチンポ挿入用の穴がついてるってエロくね?」と思った瞬間、この世の全てを理解した。
俺は勃起した。
おめでとう