メガテニストはディストピアでもヘコたれない。 作:はめるん用
高レベルの仲魔のスキルを低レベルのお気に入りまでお下がりさせるのに夢中で執筆を忘れてました。いやぁ、失敗失敗!
写し身?
エリクサー症候群ナメんな。
コロニーが暗い。
それぞれの生活区画に微かに灯る光はガラス越しに見える宇宙の星空とは違う夏はやっぱりワキ毛真拳ダメだ任務開始の前にシリアスモードな雰囲気に切り替えようと思ったけど最近ホントやることが多くて十秒も我慢できないよカッチンがコッチンで棒立ちしてても汗が止まらねぇ。金縛りまではいかないけど。
海軍の動きは早いし速い。
過去の失敗があるからこそ他人任せになんてしてられない、というのもあるだろう。
陸軍との不仲だったり御三家など上層部の横車に辟易としている、というのもあるだろう。
もしかしたら将帥クラスの人たちがマガツカのことを把握していて、このままだとヤバいことが起きると確信している、というのもあるかもしれない。
そのへんの思惑はともかく、俺が情報を持ち帰ったことにより隔離区域で部隊の展開は順調に進んだそうだ。マガツカという危険物がそこにあり、視線を遮るように動いて迂闊に近寄らなければ当面は安全ということで建物などを利用して中継地点を設営しているらしい。
もちろんマガツカがひとつだけなんて誰も思っていない。慎重に、様々な角度から周囲を警戒して進軍する。高いところに陣取られるのが厄介だからといって、必ずしも高い位置にあるとは限らない。こちらから見付けることができなかったからといって、ビル群の奥から視線が通らないとも限らない。
シチュエーション的には城攻めに近いのだろうか? これで兵糧攻めが使えるならまだ戦い方を選ぶことができたかもしれないが、ここまで得てきた情報から想像するに向こうのエネルギー切れは期待するだけムダだろうな。人間から発生するフレッシュな生体マグネタイトを利用して悪魔召喚できる理由は不明だが、それが可能なら周囲のMAGだけでヨモツイクサを増やすことだって理屈の上ではできるはずなんだし。
そんな厄介な連中の懐に新人戦闘員を引き連れて飛び込むなど、わざわざ大規模演習まで行ってひよっ子どもを押し留めようとしたのに本末顛倒では? という声は我らが頼れる上官であるイミナ中佐が「ならば特務中尉に代わって貴官らが彼らに時間と経験を与えてくれるのか?」と反論して黙らせたとのこと。
情報を知らされている人たちにしてみれば、コロニー・サルタの二の舞いを演じるなど御免被るところ。ならば無理を通して道理を押し退けるしかない。突撃粉砕大破壊を引き起こされるよりは、とにかく奥地の情報を得るほうが価値があると不満を飲み込んだかな? 当時の記録が残っていればもう少し余裕を持って対処できたんだろうけど……隠蔽されたのか、それとも単にそれどころじゃなかったか。
俺がメシア勢力の幹部なら、たかが数万単位を見殺しにするだけで都合の悪い情報を隠し秩序を保てるなら普通にやるぞ。取り敢えずビールみたいなノリで取り敢えず神のご意思とか神の裁きとか言っとけばなにやっても許されるのが頭メシアの基本だもん。
と、なんやかんやでデモニカスーツなどの装備のことも含めて新兵たちを叩き上げるための準備は滞り無く進んだ。
スムーズに準備が進み過ぎだよバカ野郎もう少し俺に考える時間を寄越せよスキマ時間否定派か? 我、中尉ぞ? 階級でいえば下から数えたほうが早い相手に佐官将帥が横に避けて道を譲るとか階級章は付けて楽しいコレクションじゃねぇんだぞ軍隊としての教えはどうなってんだ教えはァッ!
しかしコレでレベル上げのために使える時間は増えた。なにより独立部隊として動くための建前がより使いやすくなったのもありがたい。アラヤン式人造超力兵がデビルサマナーを駆逐対象としている以上、本気で戦うためには本隊の存在が一番邪魔だからな。戦いは数だけどその数の中に自分にとっての最大のアンチが混ざるの不可避とかwwウケるww おフ◯ックですわ。
イヤじゃぁ〜、安全な手前の部分でチクチク雑魚狩りしてレベル上げしたいんじゃぁ〜。でもメガテンの経験値ってプレイヤーのレベルを参照して変動するから時間をムダに浪費するだけになっちゃう。そんなトコまでゲームに忠実じゃなくていいから。
希望があるとすれば部下たちの基礎スペックが高いこと、これに尽きるというかコレしかねぇ。だからこそ強行軍に意味がある。平和な日本での前世を未だに忘れられずにいる俺にさえできたことが、純国産のアイツらにできないってことはないだろ。大事なのは環境を整えることだ。
当然、リスクはある。っていうかリスクしかねぇわこんなん。なにが悲しくてディストピア世界で支配階級の中でも上澄みの人間にケンカ売るような真似して心象をド底辺に暴落させてまで少しでも生き残れよと願っていた対象を自分で死地に追いやらなアカンねん。くそぉ……自分のことで精一杯なのに他人の命にまで責任なんて持てねぇよぉ……持ちたくねぇよぉ……。
でも実際のところシキガミってマガツカに効果抜群かもしれないから意外と互角の戦いも期待できるんじゃないかな。奪われる前に地産地消で吸収しながら戦えばいいんだし。
あとはデモニカスーツで全身を覆い尽くした状態をマガツカはどう判定するのか、っていう部分か。ピクシーさんたちは物理的な干渉が起きると言っていたが、生体マグネタイトは物質的な代物とは違うから普通に視認されるとは思うけど。
むしろ、召喚器である管を破損したときのほうが危険か? コノミ女史が言うには筒状の召喚器はシキガミを呼び出すための出口であり、管が破損したところで召喚者がシキガミを失うワケではないらしいが……離れた場所のMAGコネコネできるヤツを相手にしてるときにシキガミという名の推定アクマのコントロールを一瞬でも失っちゃうってガチやべぇのでは? しかし咄嗟に使用するためには金属板の内側に仕込むワケにもいかないっていうね。
うーん。少数ならイケるって考えが甘い……でも大人数じゃあ物影に隠れるにしても時間のロスが……再編成して6人編成6小隊、適当にそのへんの建物に避難するのは難しくない人数だとは思うんだけど。
マモルとホノカについては言わずもがな、アキラだって機転が利くしカゲツ曹長は経験値が違う────アレ? 俺、コノミ女史のことも守護らないとダメだったりする? でもアイツ頭ヒーホー族の可能性あるし自由にさせておいたほうが活躍しそうな気が……うーん。
さて、ほかに心配事はなにがある? まだ任務開始までは少しは時間があるぞ。それとも、いっそのこと心配事じゃなくて夢や希望がある展開でも想像してみるか?
例えば、俺も新しい仲魔を増やせるかもしれないとか。ヒートライザとかラスタキャンディとか身の程知らずな贅沢は言わないからせめてラクカジャ使える仲魔くれよ。もういっそのこと天使でもいいよ。イベントじゃなくザコ勧誘なら頭メシアってこともないし。でもエンジェルなんか出てきたら主に女性の部下たちからガルガリンアイズ飛んでくるかも。天使って言葉からあのボンテージ姿をデザインした電脳悪魔絵師さんマジパネェッス!
エンジェルのデザインについてメガテニストたちがどう評価しているのかはともかく。マガツカの存在は厄介だけど、接近する方法があるなら倒せる可能性もきっとある。なら、もしかしたら中身入りのMAG結晶体が手に入るかもしれない……っていうのはあり得ない話でもないだろう。
問題はアレをどう攻略するかであって。もう俺自身のパワーアップは諦めて情報収集と部下育成だけって割り切ろうかな〜? いうて戦闘のプロの集団やぞ? 余程のこと起きなきゃ本隊に丸投げしてもなんとかなるんちゃうの?
※怪しい部分があるとのご指摘なのでチョイ修正。