米保守系団体代表チャーリー・カーク氏が銃撃され死亡…「MAGA」代表格、7日には都内の参政党イベントで講演
【ニューヨーク=金子靖志】トランプ米大統領の支持者で保守系団体「ターニング・ポイント」のチャーリー・カーク代表が10日、米西部ユタ州の大学で講演中に銃撃され、死亡した。31歳だった。CNNなど米メディアが一斉に報じた。 【写真】銃撃される直前、聴衆の前で話すチャーリー・カーク氏
現場は州都ソルトレークシティーから南約60キロ・メートルにある州立ユタバレー大。CNNなどによると、カーク氏は10日午後(日本時間11日未明)、同大キャンパスの屋外で、約2000人の聴衆の前で首を撃たれた。犯人は約200メートル離れた建物から狙撃した模様だ。米連邦捜査局(FBI)は10日、容疑者を拘束したと発表した。
カーク氏はトランプ氏を熱烈に支持する「MAGA」の代表格として知られる。SNSで膨大なフォロワーを持ち、全米の大学などで学生運動を組織することで、若年層の投票行動に劇的な影響を与えてきた保守派の象徴的存在だ。
今月7日には都内で開かれた参政党のイベントに出席し、「トランプ政権誕生の立役者」として講演した。
トランプ氏は、カーク氏の死亡を受け、自身のSNSに「米国の若者の心を彼ほど理解し、寄り添った人物はいなかった。誰からも愛され、尊敬されており、とりわけ私が深くそう思っていた。チャーリー、私たちはあなたを愛している!」と投稿した。