おしゃべりなタイプと寡黙なタイプ!
はじめに
今回は、初のリクエスト投稿である。読者の方から、おしゃべりなタイプとそうでないタイプをESFJ目線で教えてほしい!とのコメントをいただいた。
こちらの記事は、以前イブリースさんの記事でかなり近い内容があり、それのESFJ版ということになるが、やや見解が異なる。今回は、そちらについて語っていこう。
やたらとしゃべるタイプ
ENFP
ダントツで最もしゃべるタイプだ。私自身、寡黙なENFPを誰一人として見たことがないし、とにかくマシンガントークなタイプだ。ENFPの話し方はとにかく質より量だ。たくさん話すことに意味を覚えているため、間髪を入れずにやたらとしゃべろうとしてくる。また、興味は完全に自分に向いているため、自分にとって興味がない話にはとことん無関心だ。
ENFPは、空気を読むことを特に苦手とする傾向にあり、相手の話を聞くことはかなり苦手だろう。
また、公の場面や授業中などもとにかく話し続ける傾向にあり、周囲からうるさがられやすいだろう。
ENFPは感情の波が非常に激しいタイプだ。つまり、ENFPが無口になる時は、必ず何かしらの理由がある。そのくらい、ENFPは黙っている方が珍しいタイプなのだ。会話量や発言量は群を抜いて多いだろう。
よくしゃべるタイプ
ENTP
ENTPもよくしゃべるタイプだが、ENFPよりかはかなり落ち着いている。とにかく、黙れないタイプではないからだ。ENFPは、授業中でもしゃべりたければ構わずしゃべり続けるのに対して、ENTPが授業中におしゃべりしているシーンは意外と見かけない。
ただし、話の主導権がENTPにあるときは、非常にしゃべり続ける傾向にある。ENTPの話し方は極めて独特だ。とにかく、相手のリアクションがあって成り立つ会話がほとんどなのだ。周囲の反応を見ながら話していたり、周囲にどう思うか意見を聞いていたりと、とにかく誰かが反応していれば成り立つ形式となっている。一人で話していると思ったら突然、「ねえねえみんなはこれどう思う?おかしいよね?」なんていう切り口を挟んでくるタイプだ。彼らの会話には時々、挑発的なものもあり、かなり好き嫌いは分かれるが、とにかく濃いファンが付きやすいタイプでもあるだろう。
ESFP
ESFPもまた非常におしゃべりなタイプだ。おそらく、寡黙なESFPは存在しない。とにかく、その場を盛り上げようとするし、無理にでも楽しませようとするのだ。意外と話している内容は薄く、N型のように独特な概念はなく、雰囲気で笑いをとりにくるタイプだ。個人的に、F型は男性の方がよく話すイメージがある。T型男性は、当たり前のことを当たり前に話すだけなので、間違いがなければ黙っている傾向にあるが、F型男性は、とにかく話すことに意味を持つので、女性よりもよくしゃべる。一方で、女性はその逆だ。F型女性は、割合が圧倒的に高いので、大体同じようなところに集結してしまうのに対して、T型女性は、他の人とは違う意見を持っていることが多いためよくしゃべる。そのため、女性の集団でT型は、圧倒的に目立つ。ESFPの場合、男女差は小さいが、男性の方がややしゃべるだろう。ESFP女性は、雰囲気やムードといった非言語的な所もかなり重視するが、ESFP男性は、とにかく言語化して笑わせようとするからだ。ESFP男性は本当によくしゃべる。
ESFJ
ESFJは社交性が非常に高く、根っからの人間好きだ。とにかく、他人とつながろうとし、たくさんコミュニケーションをとる傾向にある。ESFJの場合、男女差はほぼなく、どちらも同等によく話すだろう。ESFJの場合、自分の意見の有無は個人差が大きい。全く意見がないタイプから自分を明確に持っているタイプまで多岐に及ぶ。自分の意見がハッキリしているタイプは、けっこうN型ともよく意見交換する傾向にあるが、意見が全くないタイプだと、ただ頷いているだけのことが多い。内容は極めて薄いのだ。ESFJの話す量は、意見の量に比例する。意見がないタイプは、一応話そうとするが、話す量自体はかなり少ないし、意見がハッキリしたタイプは、話の主導権をよく握っている。ただし、ESFJ全般、寡黙なタイプは存在しないため、よくしゃべる部類だろう。
特定の場面で非常によくしゃべるタイプ
INTP
INTPは寡黙な印象を持ちやすいが、ある場面では誰よりもよくしゃべる。それは、持論語りができるタイミングだ。INTPは脳内で常に論理フィールドが開拓されているため、いつでも話せる態勢にはあるのだ。また、極めてオタク気質なところがあり、興味がある分野にはとことんのめり込む傾向にあるため、趣味や好みの話しでもネタが尽きない。鉄道マニアなINTPは、珍しい電車を見ると途端に口が止まらなくなるし、政治に関心が強いINTPは、政治についての議論になると、とにかく勝ちたがる。INTPは、一度にたくさん話し続ける傾向にあり、その話は極めて同時多発的だ。非常に早口で淡々と話すことが多く、極めて独特だ。
INTJ
INTJもまた、持論が多いタイプなので、日頃の寡黙さからはほど遠い話し方をすることが多い。とにかく、強い口調で自分の信念を語り始める傾向にあり、その姿は極めて迫力的だ。ただし、INTPよりもまとまりがあり、一応返答する隙はある。羅列が回らなくなるまで話し続けるタイプではなさそうだ。
INFP
INFPもまた特定の人の前ではよくしゃべる。とにかく、信頼を置ける相手を目の前に話し続けるのだ。特に、男性のINFPは、一度話し始めると、なんとも愉快で楽しそうに話し出すため、見ていて幸せな気分になるタイプだ。女性のINFPは、意外にも平常運転で、人前でもそこそこ話に乗るし、特定の場面でも、男性INFPほどの話し方にはなりにくい傾向にある。話す内容は、NF型特有の夢見る少年少女といったところで、かなり掴みどころのない会話が多めだ。
INFJ
これもまたIN型特有のマイフィールド語りだ。IN型全般に言えることとして、人前では無口を装っており、あまりたくさん話す印象を与えないが、特定の人や場面において、自身の持っているフィールドをとことん語り尽くす類いだ。INFJは、とにかく心を開くとすぐに本音が漏れる傾向にあり、やたらと口が悪くなったり、からかってきたりすることが多い。また、常に考え事をしているタイプなので、独り言もかなり多めで、時々、想像をはるか超えるような独り言が聞こえてくる。INFJの持論語りは、かなり独特であり、唱えといった感じだ。とにかく、本人もよく分からずにたくさんを語るようなタイプへと変化する。
会話量が平均的なタイプ
ENTJ
ENTJは会話量が平均よりもやや多い程度だ。IN型に比べて、日頃から周囲にある程度オープンな姿勢をとっているため、一度にたくさん話すことはなく、必要に応じて適切に話すタイプだ。ただし、かなり場を仕切りたがる傾向にあるため、そういった時には話の主導権を握りたがる。ENTJは、支持や命令は多いタイプだが、決しておしゃべりなタイプではない。
ENFJ
ENFJはおそらく最も平均的な会話量だ。たくさん話しすぎることもなく、自分から話せないわけでもない。リーダーを任せられても、ENTJのような仕切りたがりな行動は取らないため、どこへ行っても一定ペースである。ENFPと違い、かなり空気を読んで行動するタイプでもあるので、会話バランスが最も取れている傾向にある。
ESTJ
こちらもかなり平均的な会話量だ。とにかく、人と話すことが嫌いではないが、自分からたくさん話そうとしないからだ。ESTJは、そこまで無駄話をしたがるタイプでないので、ノリが良い割には、チーム内での会話量はやや少なめだ。ただし、社交性があり、あくまでも外向的なタイプなので、人と話して疲弊するタイプではない。話しても話さなくてもストレスになりにくく、人前で消耗することもないといった具合だ。
ISFP
ISFPはI型で最も外向的なタイプだ。その性格特性は、ここにも反映されている。ISFPは、最も社交の場で難なく話すことができるI型だろう。IN型と違い話す場面と話さない場面の差はそれほど大きくなく、ちょうど平均程度に話せるタイプだろう。E型の輪にも難なくとけていき、E型のノリもそれなりに通じるタイプだ。ただし、あくまでも内向タイプであるため、1人の時間は必須条件であり、自分から人脈を広げに行くことは少ない。どこまで行っても受け身なのだ。
会話量が少ないタイプ
ESTP
ESTPは、意外にもE型で最も会話量が少ない。ESTPと言えば生粋の陽キャタイプであり、社交性も高いのだが、意外にも会話量自体は多くない。理由は簡単だ。ESTPは、口や頭よりも先に体が動くからだ。ESTPが陽キャなのは、たくさん話すからというよりも、なんとなく威圧感と運動神経から来るカッコ良さがあり、特有のオラついた感じが目立つからである。とにかく、体で周囲を惹きつけようとするため、口自体はそこまで動かない。ただし、寡黙ではない。面白くなるといきなりしゃべり出すし、そもそもE型の中でも群を抜いて外向的であるため、集団行動は全く苦にならない。飲み会の場など、話すことがメインの場ではかなり中心的人物となるが、会話以外に意義がある場面ではESFPやESFJのような会話量を発揮しないという意味では会話量は少ないと言えるだろう。ESTPは意外にも体を動かすと他に意識が向かなくなってしまうのだ。
寡黙なタイプ
ISTJ
ISTJは非常に口数が少ない。とにかく、ISTJにとって会話とは、物事が正しいか正しくないかを判断する以外に思いつかないものだからだ。かなり人見知りしやすく、集団での会話量は少なくなりがちなのだ。ただし、ISTJは話すキッカケがあると結構よくしゃべる。意外にも冗談が通じたり、ユーモラスな言動に反応するタイプも存在し、口数はかなり人によって差がある。ただし、無口なISTJはとにかく無口なので、全体的には寡黙なタイプだろう。
ISFJ
おそらく女性では最も無口なタイプだ。ISFJは、とにかく多数派や同調圧力のみに従って生きるタイプなので、持論という持論がとことんなく、常に聞き手だ。ISFJは、返事を返してくれる傾向にあるが、その割に自分のことを一切話そうとしないタイプなため、ISFJが何を考えているのかは意外にも掴めない。男性であってもとにかく無口だろう。ISFJはどこへ行っても常にまとめ役であるため、なかなか自分を語ることができない。ISFJをよく見ていると、結構日常的に不満が多く、目が死んでいたりもする。とにかく、自己犠牲が多く、押し殺しやすい上に、溜め込みやすいタイプでもあるからだ。ISFJは、最も損をしやすいタイプではないだろうか。
ISTP
最も寡黙なタイプだ。特に、男性で最も無口なのは間違いなくISTPだ。ISTPは、コミュニケーションを苦手とする傾向にあり、人と関わることへの苦手意識が強い。あまり人に興味がないのだ。その上、ESTP同様、興味は体に向いている。筋トレやハイキング、職人、狩猟といった口よりも体を動かす系統に強く興味を持つため、結果的に口を動かさなくなる。しかも、ESTPと違って非常に内向的であるため、ほとんど話す機会がない。人間関係を見ていると、ISTPが最も孤立しやすい気がする。F型的なコミュニケーションや相談が苦手な上、口よりも体が器用に動くせいで、わざと違うことをしがちなのだ。
ISTPの特徴を完全に理解できる人はかなり少なく、かなり生きづらいタイプではないだろうか。とにかく、会話量という観点ではダントツで少ないタイプだろう。
まとめ
今回は、リクエスト企画として初めての投稿をさせていただいた。途中で少し話したようにやはり男性は、F型>T型という会話量となり、女性はその逆になりやすいのだ。男性のF型は女性の井戸端会議のような結論もないようなどうでもいい会話を強く好むのに対して、T型男性は、こういった会話を無駄だと感じやすい。しかも、男性のF/T比率は、偏りが少ないため、女性と違い、何が何でもF型に合わせる必要がないためだ。そのため、必然的にF型の会話量が多くなる。一方で、女性社会では、F/T比率で、F型が大体75〜80%とほとんどを占めるため、必然的に少数派のT型は独自の善悪を語りたくなってしまうのだ。全体の20〜25%程度しかいないT型女性は、多数派に合わせることがかなり大変で、やはり主張をし始めると、かなり自己主張しがちな傾向にある。一方で、F型は、同調圧力や協調性などといったものもあり、かなり似たような価値観に偏ってしまうのだと考えられる。そのため、F型女性の会話量は常に平均程度だ。私自身、F型男性の中でも、ENFP.ESFP.ESFJはよく話す傾向にあり、T型女性の中でも、ESTJ.ENTJ.INTJはよく話すのではないかと考えている。特に、ESTJの女性は、どうしても注意や指摘が多くなる傾向にあるため、結果的に、ENTPよりもたくさん話しているような気がする。今回の分析は、タイプだけでなく性別にもかなり依存すると考えられた。



コメント
7遅くなりましたがリクエストありがとうございます。
個人的な感想ですがイブリースさんよりESFJ厨さんの方が的を当ててるなと思いました。
たしかに振り替えってみると今までEN型の男性がよく喋ると感じていたけどそれはENXPの人が大半であって、ENXJの人が割合的に少数だったので気がつきにくかったのだと思います。
私の周りにENTJ男性が1人いますが言われてみると確かにENFPやENTP程会話量は多くなく寡黙とまではいかないけど平均的に喋るタイプだと感じます。
たしかにISFJ女性は受け身なのでどうしても会話量が少なくなるのは同感です。ISTPやISTJの男性は見事に寡黙ですね。お喋りな人は全く見たこともありません(笑)男性が一般的に寡黙な傾向があると言われているのはISTPやISTJが人口的に多くを埋めているのが理由だと感じますね。
F型女性よりもT型女性の方が会話量が多いのも分かります。特にESTJやENTJの女性は口調も強いので圧がすごそうですね。
武藤貫司さん
コメントありがとうございます!
ポイントが合っていたようで良かったです。
たしかに、ENXJはそこまでたくさん話しませんよね。彼らは、自分の信念を絶対に曲げたくないだけなので、信念以外の会話には意外と興味を示さないんですね。
あと、ST型男性は寡黙であることがほとんどで、明らかにE型で外向的にも関わらず、よく観察していると口数は非常に少なく見えます。男性の大半はST型ですから、それで、
男性=寡黙のステレオタイプが形成されたんだと思います。ESTJ女性は個人的に最も主張が激しいタイプだと感じています。よく言われる典型例は、中高生くらいの時にありがちな、「もーう!男子ってホントくだらない!」
みたいなフレーズですね。私の中学校にもやたらと仕切りたがり、いつも腕を組んでいた学級委員系の女子がいましたが、間違いなくESTJだったと思っています。しっかりしている反面、態度が大きくて逆に教師の反感を買いがちでしたね。
ESFJという名のmbti厨さん
引用ありがとうございます(遅い)
たぶんこちらの記事のほうが実態に即していると思います。私がいた環境はENFPに全く人権がなく、沈黙を強いられていました。ISFPなんかも本当に喋らないなと思って見ていました。基本T型のほうがF型よりも話している量が多く、結構バイアスがかかっていたように思えます。
イブリースさん
コメントありがとうございます!
実態に即していたのならば良かったです!
こういうのはかなり場面による面が強いかもしれないですね。特に、F型は良くも悪くも他人に合わせるので、封じ込められた空気感では黙り込む傾向が強いように感じます。T型にとっては、「そんなん知ったことじゃない」といった所なので、そう見えるのも納得です。