PLCって、高速で処理してるんですよね。
初心者の方ほど「動きが早すぎて、何が起きてるか分からない…」って焦る場面が多いです。
でも、ここで大事なことを1つ。
PLCは「1スキャン」より早く動くことは絶対にありません。
この“スキャン”という概念。
実は、ラダー図よりも先に理解しておくと、めちゃくちゃ安心できます。
PLCは内部で、「入力 → 処理 → 出力」という流れを、毎回まわしています。これを1スキャンと呼びます。
つまり、PLCは1回1回、ちゃんと順番に処理してるんです。
たとえば、スイッチを押したとしても、
その状態がラダー図に反映されるのは“次のスキャン”から。
「押した瞬間に、すぐ何かが動く!」
みたいな直感とは、ちょっとズレがあるんです。
このズレを知らずに「なんで動かない!?」「あれ?反応おかしくない?」と焦る人、すごく多いです。
でも焦る必要はない。
PLCは、ちゃんと時系列通りに、1スキャンずつ処理してくれている。
つまりこちらも、“スキャンの視点”で時系列を整理すれば、冷静に原因を追えます。
制御は「焦らないこと」が何より大事。
焦らないためには、「時間の流れ方」を知っておくことが鍵になります。
だからこそ、初心者こそ“スキャン”の考え方に、できるだけ早く触れてほしいんです。
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