米保健当局、妊婦のコロナワクチン有害事例公開目指す=WSJ
[9日 ロイター] - ケネディ米厚生長官直属の保健当局トップらが、新型コロナウイルスのワクチンが妊婦に及ぼす有害な影響の事例をまとめ、一般に公開しようとしていると、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が複数の関係者の話として9日に報じた。 同紙によると、マカリー食品医薬品局(FDA)長官と同局でワクチン・生物製剤担当責任者を務めるビナイ・プラサド氏が、コロナワクチンと妊婦に関する特定のデータについて、プライバシー保護の解除を目指している。 これにより、当局はワクチンに関連すると考える潜在的な害について、より具体的な情報を共有できるようになる可能性があるという。 厚生省はロイターのコメント要請にすぐには応じなかった。 ケネディ氏が新たに任命した予防接種実施諮問委員会の委員らはB型肝炎、麻疹・おたふく風邪・風疹・水痘、呼吸器合胞体ウイルス(RSウイルス)の予防接種に関する勧告を検討するため、9月18日に会合を開く準備を進めている。