タイトルの通りの内容です。お気持ち表明noteなので、もし呼んでいて不快になったらそっと閉じてください。
あと、ボイチェンはものによってセキュリティの弱いものがあるみたいなので使用する際は気をつけてください！

　「VRCで女性はよく面倒ごとに巻き込まれるから、何かしら魔除けした方がいいよ」

私に初心者案内をしてくれた人はそう言った。ここでの魔除けとは、女性との出会いを目的にしつこく絡む男性を退けるためにすでにお砂糖がいることをプロフィールに記したり、お砂糖リングをつけたりすることである。そんな人たちのために存在しないお砂糖がいると嘘をつかなくてはいけないのかと何だか釈然としなかった。

「男声のボイスチェンジャーを使って魔除けする人もいるよ」

男声のボイチェン！なかなかいいなと思った。何にでもなれるVRCで男として振る舞うのはとても楽しそうだと思った。しかし、結局魔除けは何もせず運のいいことに平和にVRC生活を送ってもう4ヶ月が経った。VRの感動も薄まり、何か面白いことはないかと模索していたところボイチェンを使ってみることにした。

現代のボイチェン、かなり完成度が高い！！

私は無料版のAIボイチェンを使っているのだが、ほぼボイチェンを使っていると見破られないくらい自然なのである。私の声にベストマッチ男声ボイチェンを手に、早速FUJIYAMAパブリックへ潜入した。

私「こんばんは」
村人たち「こんばんは〜」

…！？普通に挨拶してくれるじゃん！
というのもフレンドにvrcの男は世知辛いよエピソードを散々聞かされてきたからである。話しかけても無視をされることもあったらしい。怖すぎる。その後も他愛のない話に村人たちは付き合ってくれた。順調な滑り出しだ。なんだ、別に男女関係ないじゃん。ほっとしたような、少しつまらないような…

しかし何度か男声で潜入してコミュニケーションをとっているうち、私は2つの違和感に気がついた。

違和感1  誰もフレンド申請してくれない

当たり前のことを言っていたら申し訳ない。しかし、女性vrchatter は分かってくれるかと思うが女性だと数十分ほど雑談をしてインスタンスを移動しようとすると話してた輪の中の誰かしらにフレンド申請をされるものなのである。体感7〜8割くらい。しかし男声で同じように振る舞うと恐るべきことにフレンド申請はゼロだ。どうなっているんだー！！！

違和感2  会話が盛り上がらない

えっと、、こればかりは私の技量の問題なのかもしれない。しかし！！同じように話しても女声だとみんなの興味がぎゅぎゅぎゅと私に集まってリアクションがすごくいいように感じる。男声だと何だか、自分と相手との間に見えないバリアがまとわりついたような、うっすらとした無関心を感じる。何を言っても手応えのない感じ。これは結構心に堪えた。

ここまで呼んでくれた人は気がついたかもしれないが、私はvrcで男になって病んだ。
※ここから鬱々とした文章が続きます

なんだかなー！！みんな結局女がいいんだなー！！

これまで築いてきたフレンドや思い出も全部自分が女だから築けたものであって、女でない私には誰の興味の対象でない。そんな感じがした。心のおけるフレンドにその気持ちを打ち明けてみた

私「今いるフレンドは私が女だから仲良くしてるのかな」
フレンド「そうだよw」

…おい！！いくらなんでも正直すぎる。でもそんなあっさりと言われると、何だか考えすぎなような気がしてきた。そもそも女であることは私の人格形成に、生物学的にも環境的にも多大な影響を与えている。女であることはずるいことではなく私のアイデンティティの一つなのだ。と自分に言い聞かせている。弱い終着点になってしまった。

結論

私がVRCで男になって見えてきたのは、男性だとVRCで誰かと深い関係を築くハードルがぐんと高くなることだ。男性がVRCで深い関係を築くには人を惹きつける魅力だったり、自分から話しかけたりフレンド申請したりする積極性が女性より求められることが推測された。
VRCで長年過ごしている男フレンドはすごいなと思った。また、VRCにおける男女の差がメス落ちを助長させているのではないかと考えられる。

私はこれからもボイチェンで男になって、人々の反応を見ていきたいと思った。