発達障がいと向き合い初のふるさと個展『のりこなせ!! ダメロボ展』を開催。イラスト作家の東寿樹さん=26日、徳之島町生涯学習センター
来場を呼び掛けるポスター
【徳之島】「自分自身のことをのりこなせていますか――」。発達障がいを抱えながらも、独自の感性をロボット漫画に込め、自分らしく生きる大切さを表現するイラスト作家・東寿樹(あずま・としき)さん(27)=徳之島町亀津出身、鹿児島市在住=の初めての地元個展「のりこなせ!!ダメロボ展」が26日、同町生涯学習センターで始まった。会期は9月14日まで。
東さんは島内の小・中・高校を卒業後、鹿児島市のデザイン専門学校で学んだ。幼少期から「他人とは違う悩み」を抱え、22歳で精神科を受診。注意欠如・多動症(ADHD)と自閉スペクトラム症(ASD)の診断を受けた。現在は市内の就労継続支援A型事業所に勤めながら、ペンネーム「あづ」でイラスト制作・展示活動を続けている。
これまで「イラフェス」や「かごしまデザインフェア」などに10回以上出品し、昨年10月には鹿児島市で初の個展を開催。今回初のふるさと個展は徳之島町職員の兄(40)の「地元の人たちにも見てもらっては」との勧めをきっかけに実現させた。
会場には手描きの漫画やイラストのデジタル作品、スナップ写真などを展示。漫画では、自身を「あづロボ」として擬人化し、高校時代や社会人生活での生きづらさや葛藤をシリーズ化してユーモラスに描く。東さんは「発達障がいを持つ方々はもちろん、一般の方にも共感してもらえるはず。『ダメ』を後ろ向きのことばだけとらえず、自分を肯定するきっかけになれば」と語る。
来場者たちが自分を褒める言葉を付箋に書いて貼る参加型コーナーも設けている。開場時間は午前8時半~午後7時(土・日は午後5時まで)。