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「可愛い」って、200色あんねん。──女と男でまったく違う「可愛い」の意味

「可愛い」って、同じ日本語なのに男女でまったく意味が違うな…と感じることはありませんか?

「可愛い」という一言の受け止め方・込められた意味が男女でズレる──そんな指摘に共感して引用リツイートしたところ、多くの反応が集まりました。

そこでまず、反響を呼んだ投稿を紹介します。


「可愛い」は男女で意味が違う?SNSで反響

📌 該当ポスト(2025/09/08時点)

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今回はその反応をきっかけに、私自身が考えたことを整理してみます。



女の「可愛い」は200色ある

女同士の会話では、「可愛い」はさまざまな意味に枝分かれして使われます。

たとえば──

  • 髪型が似合ってる「可愛い」
    → センスや雰囲気を褒める

  • 動物や子どもに向ける「可愛い」
    → 純粋な愛情や保護欲の表れ

  • メイクやファッションへの「可愛い」
    → 努力や工夫をリスペクトする

  • 友達の仕草やノリへの「可愛い」
    → 親しみや共感を示す

このように、女同士で使う「可愛い」は、友情・共感・美的感覚など、いろんなニュアンスに広がります。

この多様さが “200色” という比喩につながります。


男の「可愛い」は何を意味している?

ここからは特に、異性に向けられた “可愛い” に焦点を当てて整理してみます。

女の「可愛い」が同性や子どもなど多方面に広がるのに対し、男の「可愛い」は多くの場合、異性に向けられ、恋愛や性的な関心と結びついています。

  • 性的に惹かれる対象への「可愛い」
    →「ネイル可愛いね」「その服可愛いじゃん」= 好みのタイプである意思表示

  • 恋愛・異性ジャッジのラベルとしての「可愛い」
    →「顔可愛い」「あの子可愛い」= 恋愛対象になる/無理みたいな選別の基準

つまり、女の「可愛い」には基本的に性的な意味は含まれませんが、男の「可愛い」にはしばしばその先の「期待」や「下心」が織り込まれやすいのだと思います。

もちろん、例外もたくさんあります。
ただ、異性に向けて使う場面では、こうしたニュアンスがにじみやすいのだと思います。


男が女に対して使う「可愛い」は好意の入口

たとえば犬の散歩。
女が「わんちゃん、可愛いですね」と飼い主に声をかけるときは、犬そのものへの純粋な愛情が出発点です。

一方で男の場合、犬が可愛いという気持ちに加えて、その飼い主が女性なら声を掛けるきっかけにすることもあります。
(もちろん、純粋に犬だけを愛でているケースもあります。)

「犬が可愛い」は言葉は同じでも、男が女に言うのは相手との接点づくりとしての含意が織り込まれている。
犬そのものだけでなく、その先にある女性への淡い期待や “ワンチャン” の入り口としてのニュアンスが込められることも少なくありません。

同じ構造は、男が女に言う「ネイル可愛い」「ケーキ可愛い」にも表れます。
女同士なら純粋に「デザインが素敵」「スイーツが可愛い」と対象そのものを褒めますが、男が言うときは「そのネイルをしている女性」「そのケーキを前にしている女性」への好意や下心が出発点になりやすい。

つまり、女の「可愛い」は対象に向かうのに対し、男の「可愛い」は最終的に “女性本人への評価や期待” に収束する
ここに「可愛い」に潜む “期待値” の違い が表れています。


なぜズレが生まれるのか?

答えは、言葉をどう使って育ってきたかという文化の違いにあります。

女の子は小さい頃から「その服可愛いね」「髪型可愛い!」と褒め合う文化の中で育ちます。
「可愛い」は安心や共感を伝えるコミュニケーションツールとして自然に身につき、日常的に使われていきます。

一方で、男の子は「格好いい」「強い」といった言葉で評価される場面が多く、そもそも「可愛い」は女に対して使う/女の言葉という認識が強いのではないでしょうか。

そのため、男が女に「可愛い」と言うときは──純粋な賞賛というよりも、「仲良くなりたい」「きっかけを作りたい」といった期待や下心が込められることが多い。

だから、女の「可愛い」が200色に広がるのに対し、男の「可愛い」は恋愛や性に結びついた “1色” に帰結することが多いのです。

この環境差も、ズレを生み出している大きな一因のひとつだと思います。




まとめ

女の「可愛い」は200色、男の「可愛い」は1色。
同じ言葉でも、見ている景色がまったく違う。

男性ももちろん、家族や友達に “性的意味ゼロ” で「可愛い」と言うことはあります。

補足ですが、これは現実社会の会話だけじゃなく、二次元コンテンツでも似た傾向が見られます。
成人向け二次創作の市場規模の男女差を見れば、一般向けキャラクターに対してすら、男性の「可愛い」が性的な方向に接続されやすいことが分かります。

このように、「可愛い」の違いや、「その言葉の先の期待値があるかどうか」を意識するだけで、「わかってくれない」が少し減って、会話も優しくなれるのではないでしょうか。

これからも気になったことやモヤりをXで拾って、noteに整理して書いていきます。
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「可愛い」って、200色あんねん。──女と男でまったく違う「可愛い」の意味|言語化ノート
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