また名作が生まれてしまったな。

のんびりプレイするつもりが、発売日直前になって「健康になる魔法」にかかってしまいました。もう（少女たちを）殺すしかなくなっちゃったよ。

プレイ時間はギリ確保できたのですが、進行不可バグなどに遭遇して数日かけてクリアした結果、noteを書く時間がお亡くなりに…
プレイ時間は16時間ほどでしたが、まだBADEND見てない+スキップしまくってたので通常プレイでは丸1日くらい覚悟した方が良いかも。

下馬評とは色んな意味で違った印象の内容でしたが、良質な"最悪"が味わえるという意味では、公式SNSのスタンス通りだったので良かったです（？）

以下、まとまりない文章をダラダラと書いていきます。
今回はキャラ評価をメインに感想書いていきたい。ファイト未来の私。
この手のミステリーは実際にプレイしてなんぼだと思うので、シナリオ内容はどこまで足を突っ込んで良いのやら迷う。

この先は"ネタバレ村”と言われとる。
未プレイ者が進んでもロクなことは起きん。
本編をクリアして"最悪"に咽び泣いてからまた来るんじゃ。

プレイ後感想

完走した感想としては、粗はあれど、普通に名作でした。

所々怪しいクオリティの部分はあったものの、"ちゃんと最後まで"プレイすればお値段以上の体験ができると思います。
世間は物価高で悲鳴上げてる裏で、ゲーム業界（ミステリー系）は逆にお値段以上のボリュームを誇ることが増えている気がする。いいぞもっとやれ。

プレイ前は「魔女が窯の前で少女を煮ながらつくりました」くらいの
黒1色で構成された"ダーク"な印象だったのですが、
バグ量、最初のラフな感じからは考えられないほどの濃厚シナリオなどから
プレイ後は「魔女が窯の前でじっくりコトコト濃厚"闇鍋"つくりました」
くらいの、複数色で構成され混ざり合った"カオス"な印象になった。

そのせいかラスボスがラーメン屋でスープの仕込みをしている図が脳裏に
浮かんでしまい離れません。二郎ラーメン系ミステリー…？
ここくさくね？と言っていたココ発言の意味が変わってきてしまう。
気が向いたらFA書くか。

良かった点

メインキャラを全員深堀りできたのはデスゲーム系としては画期的。
W主人公制によって、エマ視点では絡みの薄かったキャラ（エマ含む）の
出番を引き出してくれ、エマに懐いていたキャラも別側面を見せることに。これにより救われた他キャラ推しも多いことでしょう。

デスゲームにありがちな出番格差がだいぶ解消されており、キャラの良い面も悪い面も両側面がしっかりと書かれていた。
…若干1名の妖精さんが好印象過ぎて無双していたがね。
わさびの狼ゲームとかではIFルートでキャラ再利用とかしてた気がしますが、まのさばのように1シナリオの中でここまで満足させたゲームは中々ないと思う。

"最悪"を強調した宣伝をしていたが、実際の中身は直球スプラッタではなく、芸術性を重んじるような絶望を表現していた。これはこれで良き。
細かすぎてのコント「ヤバいタイプの爆弾魔」（こがけんさんのやつ）
が好きな人は多分まのさばも楽しめる。

1週目の処刑は全部刺さりましたが、2週目以降の処刑は個人的にあんまり。（推死が良かったのでそこで満足した可能性はある）
BADENDに主人公組以外の処刑シーンもあるらしいけどしらそん。
名は「処刑」ですがやっていることは「トラウマを掘り起こす作業」だったので結局は拷問なんよね。ほぼ殺せてないし。
よく考えたら正規の処刑は1/2で磔だったと言えるんか。

OP2が犯罪級の良さだったので、ここで一気にハマった人は多そう。
映画のクレジットで離席するタイプの人は損したかもしれん。
私も危うくゲームを閉じるところだった。
原曲は事前公開されてましたが、終盤の反転攻勢シーン的な場面で使われるものと思っていたので良いサプライズ。ぶっちゃけ、ED1で終わってたら何がしたいのかわからないまま終わってたので、ほんとに大逆転ホームラン。

SNSで「"最悪"を謳った割にオチが綺麗すぎる（誉め言葉）」的なことをつぶやいたら、声優さん含め関係者がシュバってきて恐怖を覚えましたが、みなさん同じような印象を受けてたってことみたい。

登場人物もれなく全員死亡経験があるので、後味スッキリでも"最悪"とは矛盾してないの、ちょっと悔しい。

他の方のクリア後感想で「公式SNSの口調がラスボスに似ている」との考察があったので、最初からこれを意識していたのであれば恐れ入った。
SNSの言動とゲーム内容が同一団体の製作したものとは思えなかったので、
プレイ直後はAcaciaくんファッションサイコパス説を唱えようとしてましたが、AcaciaくんのSNS担当ラスボス説が正しいのかもしれない。
朝はスープの仕込み、昼はゲーム開発、夜はSNS担当のラスボスさん…
つまりAcaciaくん自体は健常者だったので誤解しないであげてください。

「棺桶ポーチ」とか「血色の紅茶」つくってる時点で同罪ではあるか。

微妙だった点

初期版はとにかくバグが多かった。バージョンアップで順次解消したとはいえ、セーブすらままならなかったのは流石にね。
セーブしてないと2週目から始められない疑惑とか、タイトル画面のエマが消えたっきり戻ってこない仕様だったり、仕様面でも気になる点は多い。
クラファン始める前に設計してたんやろし、しゃーないか。

事前情報なしでプレイしたノア推しやミステリー好きは、2週目に入る前に折れちゃったかも。体験版や1週目で離脱してる人がいれば勿体ない。

ミステリー要素はうーん…雰囲気優先で場当たり的トリック・証拠が多め。
どう解かせるかを優先したあまり、議論内容以外がちぐはぐしてた気はする。2-1章とかもっと裏があると思ったんだけどなぁ。

2週目から捜査時間ちゃんがカットされても成立していたあたり、議論の中で初めて判明する事実が多すぎたのは謎解き感を失う要因だったかも。
魔法の存在があるとは言え、後出しじゃんけん多め。
議論を重ねれば考察できる範囲の謎だったので「議論を進めて解く」ことをさせたかったのかもしれない。

分岐ヒントON/OFFでホラー嫌いの人も楽しめるため私は恩恵を受けたが、
クラファン勢はむしろホラー歓迎してそうな人が多そうだったので、ヒントONがデフォルトだったのはどうなんだろう。
BADENDではしっかり"最悪"が楽しめるらしいのでまだええか。

事前公開していたスチル・ボイスで多少展開を予期できてしまったのは少し勿体ない。ED1の演出は良かったがヒロやノアのスチルが回収されてなかったので追加シナリオは予想できてしまい、あまり驚けなかったのが心残り。
CFのエマ絵では騙されたのでトントンか（CF限定だと知らんかった…）

その他感想

・過去の加害者組が復活してそうなんだけどええんか？
　⇒ ED2からナノカ姉は復活濃厚
・風呂キャンコンビは生活できるのか？
　がんばれマーゴ先生、がんばれゴクチョーお義父さん
・ラスボスの立ち絵から溢れる謎の"ジョジョみ"
・「ノア水」商品化するなよ？絶対するなよ？？？
・公式の「享年15歳」発言、ダウト
・"メルルと見る処刑方法から学ぶゴクチョーの特殊性癖"

・魔女因子によって魔法が覚醒するのだが、大魔女が囚人と同じ魔法を使えたこと踏まえると、埋められた魔女因子によって使える魔法が決まっていて「魔女因子とトラウマが結びつけば魔女でない人間にも使えるようになる」
ということナノカ？
そんなん魔法が使えるようになった時点で実質余命宣告じゃないっすか。
メンタル壊れた上にはれはて化するリスクを背負わされるとか、ただの罰ゲームでは？そら「呪い」と言われるわ。

事前予想との答え合わせ

前回の予想↓

”主"の予想は概ね正解。当たり過ぎてプレイしながら冷や汗出てたわ。
一方で魔法など他の予想は壊滅状態だったんで許してヒヤシンス。

魔法に関しては使用者が死亡/なれはて化しても残存するので、魔法が発動したからと言って使用者が生きている証明にはならない。何故か野良のなれはてがいると聞いたが、人間はメルルが処しているはずなので人間の生存者は物語開始時点で0だったのかな。

キャラ評価

◇ 桜羽エマ

聖人君主とは言わないが作中でトップクラスの聖人寄りだった。
だからこそ狙われたと言うか、救えたと言うか。
虐殺スチルはCF限定絵だったのね…完全に騙されました。

事前予想通り"信頼できない語り手"ではあったが、乗っ取られていたというよりも"必ずしもエマ視点ではなかった"と言った方が正しいのかな。

他の囚人とは異なり1人だけ他者から意図を持って授けられた能力なので、純粋にエマの魔法かと言われると微妙な感じ。途中までやさしいだけの没個性感はあったが、2週目以降にヒロのツッコミが入り始めてやっと解消。

？？「主人公役よりもバカ犬役の方が適切な配役じゃないか？」
きゃんっ。

◇ 二階堂ヒロ

まさかの主人公その2。ループ能力者はいると思ったがお前かい！
能力発動せずに当事者そっちのけで話が進むもんだから、能力者がとっくに死んでるとは思わんかった。

1週目の序盤は、殺人衝動を抑えられなかった魔女がどうなるかを真っ当にチュートリアルしていただけだった。本当に本来の性格ではなかったのか。
「第一印象は大切」ってほんまなんやね。

議論パートでエマが選択ミスするときゃんきゃんしていたが、ヒロがミスってもしっかりフォローされてたあり、ヒロの強者感がより際立つことに。
トラウマを乗り越えて魔法を発動させたり、堂々と偽証したりと度胸あるよね。「技の1号（エマ）、力の2号（ヒロ）」ってところか？
…いうてどっちもヒロでは？

◇ 夏目アンアン

彼女を推死にしてよかった。ここから徹夜テンションで彼女について語りたいんですが構いませんね！？？？
【自重しろ】

風呂キャン界隈期待のヒッキー。意外とアグレッシブやったな（追悼）
紐なしバンジーできるくらいには変な方向にメンタルつよつよ。
本編でもあったが、必ずしもコミュ障ではない。めんどくさいだけである。
コミュ障とめんどくさがりを一緒にしないでいただきたい。

ルートによって交友関係に差はあるが、結局一番仲良くなったのはノアってことでええんかな。相性って意味ではおじさんに育児をお願いした方が良さげな気はしますが2週目の存在が大きかったか。クラスの席が隣になって結婚まで漕ぎつける的なやつ。運命の赤い蝶がどうたら。
音楽性の違いによる解散しないかは若干心配。さっそく城の魔改造計画でバチバチやっとるがな。

振り返ったらアンアンと交流があった・意識されてた関係者はみんな早死していた。アンアン死神説。
なお一番敵視されていたエマは比較的無事…赦された直後に逝ってない？

純粋に魔女裁判の被害者・加害者を経験したのはアンアン含めて数名。
他は黒幕だったり嘱託殺人してたりなので、魔女裁判による光と影を1番
みせてくれたのはアンアンじゃなかろうか。
せっかく改心したと思ったらアレだもんねぇ。
…Acacia貴様、今微笑んだか！？（被害妄想）

最強候補の魔法を所持していたが、魔女化しても強化されてる感じはなく
ラスボスにあまり効いてなさそうだったあたり、異世界転生しても我輩TUEEEEEにはなれなさそう。芥川賞への道のりは険しい。

魔女因子から解放されたってことは親御さんの廃人化は治った可能性がある。ノアといちゃいちゃしてる間に親御さんが放置プレイされてる可能性は否定できないがええんやろか。魔法で間接的に脳へダメージを与えていたパターンの場合は残念ながら…。
ご存命の場合は結婚後にごあいさつしたいので、あんま関係悪化させないよ
うにしようね。

ラスボスラーメン屋概念が脳裏にこびりつく前は、横揺れピカチュウが話題になってた時期で、2コマのSDヒッキーと合わせて、
「（現実逃避）横揺れアンアン」概念で脳裏が埋め尽くされていた。
あと少しでGIFつくるところだったわ危ない危ない。

そして画像は貼れませんが、魔女化アンアン！
魔女化しても羊角？が生えたくらいで顔面崩れてないとかなんなんですか。かわいいかよ。
ぜひともグッズで欲しいところ。アンアンの羊風ヘッドホンください！！

…なんですか自重しましたよ。

◇ 城ケ崎ノア

ノア推しの皆様、推しジェットコースターにご乗車いただきありがとうございます。出口？そんなもんねぇよ。

と言わんばかりの暴れ馬展開。ミステリー系だと出番格差が出てくるのはいつものことなので、まさかここまでノアが出番救済されると思ってプレイを続けた人は多くなかろう。
もっと地獄を見せられて救済になってないって？ぬかしおる。
ED2で自力で絵が描けるようになってきて、希望が見えたじゃろて。

風呂キャン界隈期待の新人1号（2号がヒッキー）
Acaciaの演出担当（血の蝶）としても意外と出番は多かった。

ノアは勘が鋭い設定と言うのもあるが、日常パートはアホの子みがあっても
探偵にも犯人にもなれるレベルで頭は回るんよな。他キャラにも言えるが。
聞いてるか？終里赤音。

◇ 蓮見レイア

1週目の散り際で見せた姿が、まのさばの醍醐味だと当時は思ってた。
「明かしてはならない、仮面の下にある本性を暴く」
それがAcaciaの言う"最悪"だと…

だが奴は弾けた。

1週目終わった段階で「レイア並みに性格ヤベー奴が黒幕側くらいしかいなくね？」と気付き、2週目のアレで核心へ。
清々しいほどのクズムーブ（天然物）だった。
ちょろイン枠はアリサかと思ってたけど、お前が掻っ攫うんかーい。

とは言え結果的に、超有能（無能）ムーブかまして相棒枠に収まりかけてるあたり処世術のおかげと言うべきか、執念の賜物と言うべきか。
"ポジティブモンスター"は作中でも屈指の迷シーン。
てか迷シーンへの出席率高くないかい？？？

本編後はミリアのせいでみんなに本性バレてるはずなんだがええんやろか。
ヒロに対して「親友ポジションはエマくんに譲るから、相棒ポジションは奪わないでくれ！！」とか言ってそう。

◇ 佐伯ミリア

「おじさんを自称するJK」とか言う希少種。
"性別詐称詐称"って何？？？教えてマーゴ先生。

メタ的な設定トリックが先行したキャラになっちゃってたような気はするが、本物おじさんとの話はグッときた。綺麗なおじさんも存在するんです。

最終的に手を汚さなかったのはミリアとアリサ（未遂多め）のみで、性格はエマと同じかそれ以上に聖人。名誉爆弾処理班。ただ本人は拗れている。
よく考えたら誤解が広まったのは、ナノカの未確定情報とミリアおじ自身の行動のせいだったわ…

覚醒能力は同意なく入れ替わり（知識共有）できるってことで良いのかな？
ココと同じく大きなお友達とコンタクトした可能性も0ではないけど、作中に言及した通り他魔法の影響受けた副作用な気はする。
それにわたくし、そんな立派な山脈が乗っていた記憶はありませんわよ？

ED2ではあの人と再び再会。友達もいて高校デビュー？は上々のようだ。

ところで、エミリアって誰よその女。ただの誤植じゃない。

◇ 宝生マーゴ

今作の変態担当。サービスシーン？そりゃもう"出血大サービス"ですよ。

掴みどころがなかったけど、そもそも掴める心なんてなかった。
過去の境遇を考えると胸元の掴めそうな部分も本物なのか疑わしい。

おまわりさんこっちじゃないです。児童虐待＆夜逃げ犯はあっちです。
👮🟨

本編では素振りだけだったが、プロフでは色仕掛けの実績ありと記載。
なんだよ普通に危険人物じゃないか。
ノアとアンアンの貞操が危なすぎてまのさば延長戦始まってしまう。
またしても何も"知らない"黒部ナノカさん（15）

ED2で唐突に先生を始めていたが、1週目の結末を考えると自分は得られなかったものを他者に与えてあげたいのだろうか。
相手はアンアンらしき頭部があったので風呂キャンコンビやろな。
…君らほんとに同級生？？？（発育具合を見ながら）
👮🟨🟨
🚓🟥

◇ 黒部ナノカ

キーパーソンの顔した超高校級のポンコツ。
役立った以上にやらかしており、全てが「ポンコツ」の一言に集約される。そりゃお姉ちゃんも心配になるわ。

要注意判定を受けた理由は不明だが「まわりが見えなくなるレベルのシスコン」×「ド級の天然」って意味では要介護。「好きなこと：家事、裁縫」とありましたが、好き（得意とは言ってない）のパターンじゃなかろうか。
卵を電子レンジで爆発させ真顔で「レンジが悪いわ」とか言い放つタイプ。

倉庫に隠し撮りカメラがあったら絶対面白かったろうな。
絶対に笑ってはいけない黒部監視島24時。

蛇足にならない程度に素のナノカを掘り下げて欲しかったんだけど、
掘り下げれば掘り下げるほどポンコツエピソードしか出てこない気もする。そもこのナノカへの感想自体がポンに染まっている。

◇ 紫藤アリサ

見た目は不良、中身は元聖人かまってちゃん。
おだてに弱いというよりエマ（の演技）に弱いだけな気もする。

なんやかんや館の中では寿命の長い方だったが、正史以外は活動可能ラインがほぼ決まっているので生存困難。言うてみんな数日の差や。
寿命が近づくと声優さんの演技にも表れていたので、心にきた。

好きなことが「自販機の間に挟まること（！？）」だったので、島に自販機があったらストレス緩和できたかもしれない。

トラウマは親の影響をかなり受けていたので、帰宅しても「はいハッピーエンド」となるかはちょっと怪しくはある。反抗期っぽいとはいえ、コミュニケーションの齟齬は間違いなくあった ⇒ 親側にも問題あるからなぁ。

…ED2の傘立てに1本しか入ってなくない？？？
もしものときはエマが飼ってくれるからね…

◇ 橘シェリー

どう考えても人気No1候補筆頭。
魔女化せずに株上げてるのに、セルフ魔女堕ちしても自我保ててるのなんなん？シェリー株の高騰は留まるところを知らない。

設定上は最強キャラ候補ですが、武力だけで解決する簡単な世界ではなかった。それでも、戦わなければ生き残れない。
ド級のアホさと、やさしさと、戦闘力を持つ…
城戸真司さんのご親戚ですか？　＼サバイブ／（火あぶり）

相変わらず倫理観やら感情が抜け落ちていましたし、法のラインも容易に踏み越えてはいる。美化されてるだけで必ずしも褒められた行動ではないが、
それでも「（魔女の物差しの中では）人としてのラインは踏み越えなかった」
ことが彼女の人間性を物語っている。

それはそれとしてハンナのクレープは食う。

ED2でお胸がデッッッ疑惑急浮上。
ハンナから全てを奪う気か。

◇ 遠野ハンナ

ヒロの有無に関わらず、ツッコミ担当からは逃れられない運命。
シェリハンからも逃れられない運命。

彼女は彼女で"まのさばらしい"キャラクター・活躍だったのだが、
いかんせんお隣の妖精さんが規格外過ぎて結局"浮遊"していた。
見せ場ほとんど掻っ攫われてないか？？？
でも、幸せならOKです。

メンタルよわよわなので魔女化すれば長くは持たなそうだが、
覚醒時に島を浮かせてるあたり潜在能力はかなりありそう。
過失により世界地図書き換えたら賠償請求されるんやろか？？？

振り返ると、意外と物理的に干渉する魔法って少なかったね。
発火、怪力、浮遊くらい？
（視線誘導と治癒は覚醒後にメンタルケア適正上がってたので除外）

◇ 沢渡ココ

今回のダークホース。そんな魔法ありかよ。
とんでもないメタ能力で、ドキドキ文芸部が始まったかと思ったわ。

ただし続編あるなら、あれは本当に大きなお友達なのか考察の余地あり。
自分たちがゲーム内の住人という事実に反応がないとおかしいですからね…
作中に別の監視者がいて、そこから情報を得たとする方が納得。
（ゲーム画面をライブ映像と勘違いしたとか色々言えるか）

"推し"の正体判明で評価を取り戻すかと思ったけどそんなことはなかった。
クズはそうそう治らんのや。
キーパーソンではあったけど、ココより能力の方が目立ってた気がしてならない。配信者なんてそんなもんや（必ずしも本人がウケてバズるわけでない）

ナノカたちにも言えることだが、今作は特別ボーナスがあるキャラに限ってあっさり退場している傾向。これにはなん図書さんも同情。

◇ 氷上メルル

シェリーとは別ベクトルで価値観がおかしくなってしまった"人"。
慈悲の心はあるが、それはそれとして大魔女LOVE。
今思えばストーカー属性が大ヒントでした。結末からしてヤンデレ寄り。

ゴクチョーとの繋がりがクリア後も良く分かってないが、メルルがいないと仕事がテキトーだったあたり、上司メルルは有能だったのかもしれない。

失敗作のはずなのに、作中最強候補の能力。
（魔女を殺す能力はピンメタ過ぎるので除外。スペード3とか上条さんの類）無機質まで治せるなら時間戻しと言った方が近いのでは？
"ナノカ 1/5スケール"は狂気の沙汰。

一応メルルのおかげで少女たちに猶予が与えられているため恩人ではある。
その猶予をメルルの余興に付き合わされているのでタチは悪いが。

◇ ラスボス

全ての元凶、月代ユキ。
普通に好みのキャラデザですわ。

「よくできましたね」の声が既存キャストと違う気がしていたが、
案の定だったし思いっきし有名どころの声優さんだった。
声優豪華罪、追起訴入りまーす。

今回の元凶ではあるものの、言葉の強さと1週目ラストの印象が強すぎただけで、実績としてはメルルの方がよっぽど手を汚している気がする。
本編でブラッディマンデイしなきゃ、迫害受けただけの被害者寄りっぽいし（魔女因子を振り撒いて魔女量産している時点でだいぶ怪しいけども）

やべーやつかと思いきや、過去の時点でだいぶ解決しており、本編ではちょっと反抗期が来ちゃったので説得しようくらいの話に聞こえた…ちょっと？

メルルが余罪を増やしている裏で、500歳越えのコスプレおばさん魔女っ子がJC生活エンジョイしているあたり、なんかナノカ臭がしてきたな…
あなたの原罪は「中学デビュー罪」です。

魔女因子がまだ広がっているとのことなので、実質ユキが増えているのか、他魔女の名残なのか。まだひと悶着ありそうである。

その他気になったこと

小ネタ

全部見返したわけではないので、覚えている範囲で。

◇ W主人公による「それは違うよ」
最後の議論にて。魔女裁判のシステム含めてダンガンロンパのオマージュ。
だいぶ露骨だったけどええんか？

◇ 「絶対殺すわ」
＼突然の殺害予告／
ラスボス戦での議論中、審議開始直前に発した言葉（BGM？）
セリフに出てなかったので、粋な演出にホラー嫌いは頭を抱えた。

◇ ラスボスの気配
序盤の「よくできましたね」「万年筆」以外にも痕跡がある。
エマ主人公時は3人称視点のセリフが多かったが、ヒロ主人公時は1人称視点のセリフが多く、ラスボスの存在を示唆していた可能性がある。

ちなみにED1からラスボスの声優は公開されていた。

残された謎

気になったところを抜粋。

・魔女の出自
・広がる魔女因子
・「魔女を殺す魔法」で機能停止したゴクチョー
・魔女検査とその時の記憶
・他監獄島の存在
・ゴクチョーの別個体
・メルルとゴクチョーの立場・関係詳細
・魔法を無効化する壁
　⇒ たぶん研究の副産物
・"こちら側"に干渉してきた大魔女
・おそらく人間を調理したと思われるメルル（体験版範囲のBADEND）
　⇒「大魔女がいないので次へ行きたい」「囚人に精神的ダメージを与える」
・囚人衣装は何故焼却？
　⇒ 魔女差別の名残なのか、作中に出なかった別の意味があるのか
・謎の食料備蓄
　⇒ 本来は供給されたものだったが、メルルがストレスを与えたかったため　
　　 使わなかった？

果たしてハッピーエンドナノカ？

ここまで書いてふと気づいた。本当にこの物語はハッピーエンドなのか？
ハッピーエンドを知らなかったあのAcaciaくん作だぞ？
改めて主要キャラの"その後"を振り返ってみましょう。

主人公組
・エマ、ヒロ：？
　⇒ 島外のことは不明　2人幸せなハグをして終了

残留組
・マーゴ、ノア、アンアン：〇
　⇒ 新しい環境に身を置けてひとまずハッピー 
・ナノカ：〇
　⇒ 姉が戻ってきただけでハッピー
　　 当面は元なれはての看病をするっぽい

帰宅組
・ミリア：〇
　⇒ Wおじさん再会、新しい人間関係も出来てそうでハッピー
・シェリー・ハンナ：〇
　⇒ 末永く爆発しろ
・レイア：？
　⇒ 再会できてほぼ「〇」なんだけど、
　　 認知症っぽいしちゃんと認識してもらえているだろうか
・アリサ：？
　⇒ 詳細不明、家に帰ったところまでしかわからない
　　 家出脱却と言う意味では「〇」寄り
・ココ：〇
　⇒ 推しに再会できてハッピー
・メルル：◎
　⇒ ★★★★★ 最高のエンディングです！！（匿名：女性）

なんだよ…ちゃんとハッピーエンドじゃねぇか。
疑ってごめんよAcaciaくん。

Acaciaのその後 / まのさば続編

ところでAcaciaくん、これなんだい？

悪意は伝染する。
懲りない子だねぇ（歓喜）

0804は楽曲情報。さっそくシェリーの中の人が起用。
お値段まのさば2/3ですかたまげたなぁ。
ストーリーがメインっぽい。年末に詳細。

0813と0820はまだ公開されてない。
「裏」はわからんが、「村」は例のアカウントのことかな。
高確率でまのむら⇒続編名言の流れ。
ゴクチョーの夏休みは短い。

他にも東京タワーコラボが延長してたり、コラボ・グッズ展開が加速してたり、作品として大成功しているっぽいので嬉しい悲鳴が上がっていることでしょう。

それはそうと高所恐怖症は東京タワー無理って言ってるでしょ！！
事後通販はよ。

最後に

まのさばをプレイして体調悪くなるどころか回復に向かっているので、
今後も体調悪くなったら特効薬として使わせていただきます。
※用法容量を守って正しく絶望してください。

勢い任せで書いたのもあるが、キャラのことを書こうとしても意外と"素"を理解できてたキャラが少なかった。BADEND回収したら少しは変わるかな。
続編はほぼ確定だと思っているけど、後日談書いてもらってもええんやで？

数年後、"暗黒城ノアアンてぇてぇアイランド"で待ってる。
…だんがんアイランドやんけ。

おい過去の私。まーた予定分量オーバーだぞ。しっかり計画せい。

おまけ

タワレココラボのグッズが丁度届いたので。例の棺桶ポーチ。

これで今日から私も共犯者。