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ひきこもり

「“ひきこもり死”〜中高年 親亡きあとの現実〜」 - クローズアップ現代
内閣府は今年、中高年のひきこもりの数を推計61万人と初めて発表。NHKが独自に取材したところ、親の死後、ひきこもりの子どもが餓死するなど、深刻なケースが全国で相次いでいることが判明した。一方で家族はひきこもりの存在を隠そうとしたり、自治体など周辺からの介入が難しい現実も見えてきている。親の介護や退職など様々な事情で社会とのつながりを失い、その果てに死にいたるまで追い込まれる人たちの現実を伝える。 出演者 池上正樹(ジャーナリスト) 畠中雅子(ファイナンシャルプランナー) 武田真一(キャスター)

親の死後、ひきこもりの子どもが餓死するなど、深刻なケースが全国で相次いでいることが判明した。一方で家族はひきこもりの存在を隠そうとしたり、自治体など周辺からの介入が難しい現実も見えてきている。

虐待

虐待の種類と程度 | 高齢者虐待防止と権利擁護
解決への道筋を作るために、まず問題を整理してみましょう 一言で高齢者虐待といっても、様々な状況があります。ここでは虐待の主な種類を 「身体的虐待」「心理的虐待」「性的虐待」「経済的虐待」「介護・世話の放棄・放任」 とします。また、虐待は、その状況の深刻さから 「緊急事態」「要介入」「見守り・支援」 の3つのレベルに分けて考えることができます。適切な対応を行うためにも、種類と程度の視点から虐待の状況を正確に把握することが大切です。 虐待の主な種類 身体的虐待 暴力的行為によって身体に傷やアザ、痛みを与える行為や外部との接触を意図的、継続的に遮断する行為 心理的虐待 脅しや侮辱などの言葉や態度、無視、嫌がらせ等によって精神的に苦痛を与えること 性的虐待 本人が同意していない、性的な行為やその強要 経済的虐待 本人の合意なしに財産や金銭を使用し、本人が希望する金銭の使用を理由なく制限すること 介護・世話の放棄・放任 必要な介護サービスの利用を妨げる、世話をしない等により、高齢者の生活環境や身体的・精神的状態を悪化させること 虐待の程度 当事者に自覚がない場合も含めて、外から見ると明らかな虐待と判断できる状態で、専門職による介入が必要な状態です。 緊急事態 高齢者の生命に関わるような重大な状況を引き起こしており、一刻も早く介入する必要があります。 要介入 放置しておくと高齢者の心身の状況に重大な影響を生じるか、そうなる可能性が高い状態です。当事者の自覚の有無にかかわらず、専門職による介入が必要です。 虐待かどうかの判断に迷うことの多い状態です。放置すると深刻化することもあるため、本人や家族の支援、介護サービスの見直し等を図ることが大切です。 要見守り・支援 高齢者の心身への影響は部分的であるか顕在化していない状態。介護の知識不足や介護負担が増加しているなどにより不適切なケアになっていたり、長年の生活習慣の中で生じた言動などが虐待に繋がりつつあると思われる場合などがあります。 虐待の種類と程度による各事例の紹介 【事例A】 (緊急×身体、心理、放棄・放任) 重い認知症の母親(83才)を抱えて7年間介護を続けてきた息子は、他に誰も介護を支える人がいないため、介護ストレスを抱え、殴る蹴るなどの暴力をふるっていました。 徐々に、日常の世話も不十分になり、脱水症状と栄養失調を引き起こし、緊急入院することとなりました。 【事例B】 (要介入×経済、放棄・放任) 息子と二人暮しの母親Wさん(81才)は、息子の介護を受けながら生活していますが、息子がWさんの通帳から勝手にお金を引き出し、パチンコに通う毎日。 ケアマネジャーがすすめても介護サービスを利用せず、食事も一日一回だけコンビニ弁当を買い与えるだけという生活のため、Wさんの健康状態は寝たきりに近い状態まで悪化しています。 【事例C】 (要見守り・支援×身体、心理) パーキンソン病のSさん(76才)の介護をする夫のYさん。病気に関する知識が不十分なために、本人は悪気がないものの、Sさんに無理な動きを強要してしまいます。 また、思うように体が動かないSさんにイライラして、いつも怒鳴り声を挙げてしまうため、Sさんは自信を無くし、引きこもりがちになってしまいました。 【事例D】 (要見守り・支援×心理、性的、放棄・放任) Fさん(75才)は、最近、時おり失禁してしまうことがあります。介護をする娘は、罰として失禁したFさんを着替えさせず、しばらく放置しています。また、本人の聞こえるようなところで、近所の人などに「うちのおばあちゃんは、おねしょがひどくてね」などと話しています。 関連するページ

身体的虐待

暴力的行為によって身体に傷やアザ、痛みを与える行為や外部との接触を意図的、継続的に遮断する行為

心理的虐待

脅しや侮辱などの言葉や態度、無視、嫌がらせ等によって精神的に苦痛を与えること

性的虐待

本人が同意していない、性的な行為やその強要

経済的虐待

本人の合意なしに財産や金銭を使用し、本人が希望する金銭の使用を理由なく制限すること

介護・世話の放棄・放任

必要な介護サービスの利用を妨げる、世話をしない等により、高齢者の生活環境や身体的・精神的状態を悪化させること

うつ病

うつ病|こころの病気について知る|ストレスとこころ|こころもメンテしよう ~若者を支えるメンタルヘルスサイト~|厚生労働省
うつ病 失恋したり、友達とケンカしたり、試験で失敗したり……毎日の生活の中でショックな出来事は、誰にでもあること。そんなときは誰だってつらく、悲しい気持ちになりますが、普通は数日もしたら、少しずつ前向きな気持ちを取り戻せるもの。 ところが何週間も、しかも一日中ずっと、そのような状態が続いているとしたら、それはもしかしたら「うつ病」なのかもしれません。気になる症状が続くときは、専門家に相談することが必要です。 うつ病とは うつ病は、脳内の神経伝達物質「セロトニン」「ノルアドレナリン」が減ってしまう病気だと考えられています。これらの神経伝達物質は精神を安定させたり、やる気を起こさせたりするものなので、減少すると無気力で憂うつな状態になってしまいます。 ですから、うつ病は決して怠けているわけでも、気の持ちようで何とかなるものでもありません。しかも、うつ病は日本人の約15人に1人が一生のうちにかかるという非常にありふれた病気です。早めに適切な治療を受けることが必要です。 うつ病の特徴 次のうち5つ以上(1か2を含む)が2週間以上続いていたら、専門家に相談することをお勧めします。 悲しく憂うつな気分が一日中続く これまで好きだったことに興味がわかない、何をしても楽しくない 食欲が減る、あるいは増す 眠れない、あるいは寝すぎる イライラする、怒りっぽくなる 疲れやすく、何もやる気になれない 自分に価値がないように思える 集中力がなくなる、物事が決断できない 死にたい、消えてしまいたい、いなければよかったと思う うつ病の症状は、始めのうち、こころの不調ではなく体の不調や行動の問題として現れることがほとんどです。とくに思春期にはそうした傾向がより強いといわれます。食欲や睡眠に現れるだけでなく、体がだるい、生気がない、頭痛・めまい・吐き気といった体の症状、ひきこもりやリストカット、暴力や攻撃的な行動などとして表現されることもあります。 また、うつ病の症状は、朝の調子がいちばん悪く、午後から夕方にかけて改善してくることがよくあります。朝なかなか起きられず学校を休んだものの、午後からは具合がよさそうに見えると、周囲からはちょっとサボっているだけに見えるかもしれません。 治療法について うつ病の治療には、落ち込んだ気分を和らげ、睡眠リズムを改善する効果をもつ抗うつ薬を中心に、必要に応じて不安感を和らげる抗不安薬なども使われます。ストレスを和らげたり、自分を責める考え方を変化させたりするカウンセリングも行われます。 「自分はいないほうがよい」「消えてしまいたい」といった気持ちになることがありますが、そんな気持ちになるのも病気が原因。しっかり治療することで症状は改善します。

次のうち5つ以上(1か2を含む)が2週間以上続いていたら、専門家に相談することをお勧めします。

  1. 悲しく憂うつな気分が一日中続く
  2. これまで好きだったことに興味がわかない、何をしても楽しくない
  3. 食欲が減る、あるいは増す
  4. 眠れない、あるいは寝すぎる
  5. イライラする、怒りっぽくなる
  6. 疲れやすく、何もやる気になれない
  7. 自分に価値がないように思える
  8. 集中力がなくなる、物事が決断できない
  9. 死にたい、消えてしまいたい、いなければよかったと思う

トゥレット障害

トゥレット障害の発症メカニズム解明に新展開-音声チック症状を呈する霊長類モデルを開発- - 量子科学技術研究開発機構
平成28年1月21日 国立研究開発法人 放射線医学総合研究所 韓国脳科学研究所 国立大学法人 筑波大学 学校法人 関西医科大学 国立大学法人 京都大学霊長類研究所 国立研究開発法人 理化学研究所 発表のポイント 若年層に0.1~1%の割合で発症し、社会生活に大きな支障をきたすことがある神経発達障害 トゥレット障害で見られる音声チックの霊長類モデルを作出 音声チック発現に関わる脳部位と異常活動を霊長類モデルで特定 メカニズム理解に基づく治療法開発に期待 トゥレット障害は、咳払いや奇声などを発してしまう「音声チック」症状と、まばたきや顔しかめなどの動きを繰り返し行ってしまう「運動チック」症状が、共に1年以上にわたって継続する神経発達障害で、18歳未満に0.1~1%の割合 ※1 で発症するといわれています。特に音声チックは、症状による肉体的・精神的苦痛に加え、しばしば周囲の誤解を招くことで社会生活に影響することがありますが、有効な治療法は現在も確立されていません。治療法の開発には、音声チックを呈するモデル動物の開発と、症状をもたらす脳のメカニズムの解明が急務でした。 韓国と日本の複数の研究機関からなる本研究チームは、側坐核 ※2 と呼ばれる脳部位の活動を興奮状態にすることにより音声チックを再現できるモデルザルの作出に世界で初めて成功しました。このモデルザルの脳活動をPET ※3 で調べたところ、発声に関わることが知られている前部帯状皮質 ※4 という部位で脳活動が過剰に亢進(こうしん)していることを見出しました(図)。さらに、側坐核、前部帯状皮質及び発声運動に関わる一次運動野(特に口腔顔面領域) ※5 の各部位の神経活動を電位測定により調べたところ、これらの部位の神経活動が同期することによって音声チックの症状が発現するという脳のメカニズムが明らかになりました。このメカニズムをターゲットにした音声チックの治療法の開発につながることが期待されます。 本研究の成果は、米国神経科学専門誌「Neuron」オンライン版に2016年1月21日(午前2時00分 日本時間)に掲載予定です。 背景と目的 トゥレット障害は、咳払いや奇声などを繰り返し発してしまう「音声チック」と、まばたきや顔しかめなどの動きを繰り返し行ってしまう「運動チック」を特徴とし、18歳未満に0.1~1%の割合で発症するといわれる神経発達障害です。特に音声チックが重篤な症例では、公共の場で大きなうなり声や吠え声を上げたり、汚言症(社会的に受け入れられない卑猥語(ひわいご)や罵倒語(ばとうご)の使用)が見られたりすることもあり、肉体的・精神的苦痛に加え、社会生活にも大きな影響を及ぼします。しかし、既存の治療法は必ずしも全ての患者に有効ではないため、新たな治療法開発のために音声チックを呈するモデル動物の作出及び発症の神経基盤の解明が急務でした。 研究手法と結果 韓国脳科学研究所のケビン・マックケアン代表研究者を中心に筑波大学及び京都大学霊長類研究所の研究チームがモデル動物作出に取り組みました。研究チームはまず、様々な運動機能疾患と関係することがわかっている大脳基底核、特に発声に関わる前部帯状皮質と強い結合を持つ側坐核に着目し、マカクザルの当該部位の神経活動をビククリン ※6 と呼ばれる薬物で興奮状態にしました。すると、サルに異常な周期的発声が見られるようになり、音声チックの症状を再現することに成功しました(図1)。 図1 音声チックの症状を呈するモデルザル A:記録したサルの鳴き声の音声データ。周期的な発声が確認された。 B:拡大した鳴き声の音声データ。下段は1~3のタイミングでの発声中のサルの口元の写真。 次に、このモデルザルのどの脳部位に異常が生じているのかをつきとめるため、放射線医学総合研究所の研究チームが協力して、脳全体の活動が計測可能なPET(陽電子放出断層撮影)を用いてモデルザルの脳活動を計測しました。その結果、前部帯状皮質や扁桃(へんとう)体 ※7 など、発声や情動と深く関わる部位で脳活動が過剰に亢進していることを見出しました(図2)。 図2 運動チックに比べて音声チック中に活動が過剰に亢進したモデルザルの脳部位 前部帯状皮質(上)、扁桃体(下)で音声チック中に活動の過剰な亢進が見られる。 さらに、関西医科大学及び理化学研究所の研究チームが加わり、PETで活動亢進が見られた側坐核と前部帯状皮質、及び発声運動に関わる一次運動野の神経活動を、電気生理学的手法を用いて詳細に解析しました。この実験により、正常なサルでは観察されない、3つの脳部位での顕著な同期活動を見出しました(図3)。特に重要な点は、この同期活動が発生するタイミングが、音声チックを発症するタイミングと一致していることです。これらのデータから、側坐核、前部帯状皮質、一次運動野の神経活動が同期することで、音声チックの症状が現れると考えられます。 図3 モデルザルから記録した局所フィールド電位 側坐核、前部帯状皮質、一次運動野から記録した局所フィールド電位ならびに音声チックの症状を示す顔面筋の活動と音声データ。3つの部位で周期的な活動異常が見られ、それと同じタイミングで音声チックが生じている(グレー)。 開発成果と今後の展望 我々の研究チームは、トゥレット障害で見られる「音声チック」のモデル動物の作出に成功しました。さらに、音声チックが現れる脳のメカニズムが、側坐核、前部帯状皮質、一次運動野の神経活動の同期現象にあることを見出しました。ヒトと似た脳の構造を持つマカクザルを使ったモデルでの発症メカニズムが明らかとなったことで、トゥレット障害の患者の方々の治療法開発に進展が期待されます。治療法としては例えば、側坐核に対する脳深部刺激療法※8による神経活動の同期現象を抑えるような外科的処置が候補として上げられます。埋め込み電極による脳深部刺激療法はパーキンソン病の治療などで既に確立されており、同様の装置を用いた側坐核への電気刺激が音声チックの治療に結びつく可能性が考えられます。 本研究は米国Tourette Syndrome Association、韓国未来創造科学部及び独立行政法人日本学術振興会最先端・次世代研究開発支援プログラムからの資金援助により、京都大学霊長類研究所の共同利用研究の一部として行われました。 用語解説 ※1 出典 Lombroso and Scahill, Brain Dev.(2008) ※2 側坐核 前脳に存在する神経細胞の集団(神経核)。報酬、快感、嗜癖(しへき)、恐怖などに重要な役割を果たすと考えられている。 ※3 PET 陽電子断層撮像法(Positron Emission Tomography)の略称。ポジトロン(陽電子)を放出する放射性同位元素で標識した薬剤を生体内に投与することで、特定の分子の動きを生きたままの状態で画像化する技術。 15 Oを含む水(H 2 15 O)を投与することで、その脳内分布から脳活動に伴って局所的に脳血流量が変化した部位を断層画像として得る事ができる。 ※4 前部帯状皮質 霊長類でよく発達した前頭葉の内側部に位置する広範な

トゥレット障害は、咳払いや奇声などを繰り返し発してしまう「音声チック」と、まばたきや顔しかめなどの動きを繰り返し行ってしまう「運動チック」

特に音声チックが重篤な症例では、公共の場で大きなうなり声や吠え声を上げたり、汚言症(社会的に受け入れられない卑猥語(ひわいご)や罵倒語(ばとうご)の使用)が見られたりすることもあり、

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参加日: 2020年12月