宮ヶ瀬湖の黒衣の首無し死体
2025年4月12日、神奈川県相模原市の宮ヶ瀬湖上において、頭部の欠落した10代後半~20代程度の男性がうつ伏せで湖面に浮いているところを発見された。
この死体は長袖の肌着、股引き、ベスト、ジャンパー、手袋を着用し、靴下は重ね履きをしていた。また、下着、シャツ、ズボン、ジャンパー、靴や手袋などすべての着衣が黒色であり、所持していたライターまで黒色だった。
この死体に関する神奈川県警察と相模原市の資料を入手したので紹介する。
この記事は『2025年4月12日に相模原市の宮ヶ瀬湖で発見された10歳代後半〜29歳代程度の行旅死亡人の情報』の追加情報となる。
時系列
2024年10月1日 推定死亡日 (津久井警察署 令和7年4号)
2024年11月頃 推定死亡日 (本籍等不明死体調査書ほか)
2025年4月12日 死体発見
2025年5月27日 津久井警察署より相模原市へ遺体の引き取り依頼
2025年5月28日 津久井警察署より相模原市へ遺体を引き渡し
2025年6月5日 火葬
2025年6月13日 相模原市 行旅死亡人の告示 (掲示板)
2025年6月16日 神奈川県警 身元不明遺体情報 掲載(誤った発見日で掲載)
2025年7月4日 官報掲載
2025年7月17日 相模原市 行旅死亡人の告示 (HP)
2025年8月8日 神奈川県警 身元不明遺体情報 発見日修正
資料
相模原市 行旅死亡人の公示
2025年6月13日 市・各区掲示板掲載
2025年7月17日 ホームページ掲載
https://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/032/517/292.pdf
相模原市告示第292号
行旅死亡人について
行旅病人及行旅死亡人取扱法(明治32年法律第93号)第9条の規定により、行旅死亡人を次のように告示する。
行旅死亡人
本籍・住所・氏名不詳、推定年齢10歳代後半から29歳代程度の男性
頭部及び第一頸椎から第三頸椎までを欠損し、胸部及び両上腕部は骨露呈
上記の者は、令和7年4月12日、相模原市緑区鳥屋字奥野3627番地250先宮ヶ瀬湖上において、うつ伏せで湖面に浮いているところを発見されたものです。
遺体は火葬に付し、保管してあります。お心当たりの方は、当市生活福祉課までお申し出ください。
令和7年6月13日
相模原市長 本村 賢太郎
官報
令和7年7月4日 号外第154号 25P
本籍・住所・氏名不詳、推定年齢10歳代後半から29歳代程度の男性、頭部及び第一頸椎から第三頸椎までを欠損し、胸部及び両上腕部は骨露呈
上記の者は、令和7年4月12日、相模原市緑区鳥屋字奥野3627番地250先宮ヶ瀬湖上において、うつ伏せで湖面に浮いているところを発見されたものです。
遺体は火葬に付し、保管してあります。お心当たりの方は、当市生活福祉課までお申し出ください。
令和7年7月4日 神奈川県 相模原市長 木村賢太郎
身元不明遺体情報 / 神奈川県警察
2025年6月16日 ホームページ公開 (8月8日 発見日修正)
https://www.police.pref.kanagawa.jp/assets/entry/tukuir07-4.pdf
相模原市 公開資料
遺骨取扱い事務連絡
死体等取扱通知書
死体及び所持品引取書
事案概要
死体検案書
本籍等不明死体調査書
死亡報告書
死体埋火葬許可証
行旅死亡人に係る告示及び官報掲載について(伺い)
神奈川県警 公開資料
津久井警察署 令和7年4号
身元不明死体票
乙号報告書
死体検視・調査結果報告書
死亡報告書
本籍等不明死体調査書
死体及び所持品引取書
相模原市及び神奈川県警察の行政文書公開によって取得した文書は記事末尾に添付した。
推定死亡日
2024年11月頃(推定)。
Webで公開されている資料津久井警察署 令和7年4号では「令和6年10月1日」と記載されているが、それ以外の複数の書類では「令和6年11月頃(推定)」となっている。
Webに公開されている「令和6年10月1日」は誤記と思われる。
資料津久井警察署 令和7年4号に推定死亡日は「令和6年10月1日」と記載されている。
本籍等不明死体調査書や乙号報告書では「令和6年11月頃(推定)」と記載されている。
死亡場所
推定であるが、宮ケ瀬湖上となっている。これは殺害後に宮ヶ瀬湖に遺棄されたり、宮ヶ瀬湖に流れ込む河川などから死体が流入したものではなく、湖上で殺害またはもしくは死亡したことを示唆している。
本籍等不明死体調査書は発見場所と別に死亡の場所の記載がある。多くの事項が墨消しされているが、その中に湖上で死亡した根拠が記載されているのかもしれない。
着衣
神奈川県警の身元不明遺体情報(津久井警察署 令和7年4号)においては、黒色のジャンパー、ズボン、チョッキ・ベストのみが記載されていた。
実際は、黒色フード付きジャンパー、黒色ダウンベスト、黒色長袖シャツ、黒色長袖肌着、黒色ズボン、黒色股引き、黒色ボクサーパンツ、黒色靴下、黒色アンクル靴下、銀色指輪、黒色手袋、黒色運動靴(左足)を着用していた。
ジャンパー等だけでなく、シャツやズボン、肌着や股引き、手袋や靴に至るまで黒で統一している。
靴下については、靴下とアンクル靴下の二種が記載されている。靴下とアンクル靴下を重ね履きしていたものと思われる。
所持品
銀色指輪(ファッションリング)、黒色ライター、タバコ(開封済み、キャスター)を所持していた。
指輪はファッションリングとされており、結婚指輪等ではない。
所持品については無価値のため処分された。
財布や腕時計、携帯電話等の所持品は確認されていない。
死因
資料では墨消しされており、不明。二文字分の墨消しから「不肖」と思われる。
死亡者を認識することができる
死亡報告書では「(死亡者を認識することができない)」を取り消している。死亡報告書の書式では「必要のない事項は、消すこと」と注記されており、必要に応じて文言を取り消す運用となっている。
発見時、遺体はうつ伏せで湖面に浮いており、「頭部及び第一頸椎から第三頸椎までを欠損し、胸部及び両上腕部は骨露呈」した状態だった。頭部欠損にもかかわらず、死亡者の認識が可能な状態であったことになる。
年齢表示
告示や官報では「推定年齢10歳代後半から29歳代程度の男性」としている。これは神奈川県警から相模原市に遺体が引き渡された時の書類「事案概要」の表記を基にしている。
本籍等不明死体調査書や死体及び所持品引取書では「10代後半~20代程度」としている。
死体検案書では「推定10~30歳」としている。
身元不明死体票(表)では「25~35歳位」としている。
葬祭料
葬祭費用として219,650円。遺留金はないので、相模原市の負担となる。
市営の斎場の為、条例により火葬炉の使用料6,000円は免除されている。
資料
以下の資料は公文書公開により入手したものとなる。
相模原市資料
相模原市告示第292号の行旅死亡人にかかる書類
神奈川県警察資料
身元不明遺体情報資料 津久井警察署令和7年4号 の遺体にかかる書類
ここから先は
¥ 100
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?



購入者のコメント