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(ざっくり) 法廷という劇場。大津宗則氏原告尋問側部ー「反社等と交際はない」と述べ、その後立花氏側は「反社」に、つばさの党、山中裕に名を挙げ尋問 9月9日13:30 弁論(本人尋問)損害賠償請求事件 原告 大津宗則、株式会社アップルハウス 被告 立花孝志、大川宏洋 法廷 103 前回の期日:令和7年5・28 第一回等 本件は旧「みんなでつくる党」をめぐる損害賠償請求事件である。原告である大津宗則氏(党首の実父)の当事者尋問。 原告当事者である大津宗則氏は、被告の立花孝志氏らが主張する「反社会的勢力との交際」、「破産」および「経営破綻」といった疑惑を、終始か細いながらも決定的な声で、ひとつひとつ丁寧に否定した。 法廷には、巨大な敵を前にした小柄な男(身長150センチ後半)。静かだが揺るぎない抵抗。核心である1500万円の金の流れについて、彼の口から語られた事実は、法廷の空気を一瞬、張りつめさせた。 しかし、法廷という劇場はその一方だけでは終わらない。傍聴にはいわゆるみんつく党及び立花氏に対する称賛と憎しみの面々が集まるなか、被告当事者である立花孝志氏は原告の大津宗則氏に対する尋問でその尋問の力をみせつけた。本件は長丁場の尋問であるために、大津氏に対する原告側尋問が中心。その余は付記に留る。詳細は当事者等からヒアリングしてくれー 13時8分、霞が関駅のA出口から地上に上がると、そこにはすでに普段とは違う空気が澱む。東京地裁の入り口に立つ職員。視線は、まだ来ぬ誰かに向けている。これから始まる芝居の重要な演者を待ち構えるかのようである。 東京地裁の敷地へ進むと、いつもながら金属探知機がある。金属探知機の向こうに立花孝志氏の大きな身体が見える。立花氏の体躯は、周囲の人間と比べて明らかにでかい。それだけで一つの声明である。誰かと挨拶を交わす。その一つ一つの動作が、これから起きる序章である。 103号法廷は、東京地裁で最も大きな容積。民事の尋問期日でこの法廷が使われるのは、角川歴彦と、東京電力ホールディングス株式会社関係の尋問期日くらいか。稀である。満員の観客を想定する巨大な傍聴席は、その実まだらにしか埋まる。だが、そこに座る視線は、ねっとりと熱がある。これから始まる目撃者になりたいのは見える。それだけ当事者がこれまで努力をして、注目を集めている。 原告席に一人の小柄な男性がいる。五十代から六十代。険しい顔が、傍聴席からの無数の視線を避けるように、を動かす。彼が、大津宗則氏。今日の主役である。対する被告席には、木のように大きな立花氏。歴々落としたけいけんちが顔にある。体格差も、開廷前から、法廷内に無言の圧力を生むようである。 宣誓、そして否定をする。 「本日は原告本人大津氏が出頭されており、尋問を予定しています」 裁判官の平坦な声が、法廷の壁に当たる。 大津氏が証言台の前に進む。宣誓。声は小さい。こもっていて、聞き取りにくい。ほぼ聞き取れにようである。 尋問開始。まずは、原告代理人弁護士。 「あなたは、大津宗則御本人ですか?」 「……そうです」 短い肯定。彼が党首・大津あやか氏の実父であることを法廷が同定する。 弁護士は、被告らがアップロードした動画の内容について問う。 「あなたは破産をしたことがあるか」 「一度もないです」 「任意整理等を行ったことは?」 「一度もないです」 一つ一つの質問に、小さな声で、しかし澱みなく否定を重ねる。 彼の経営するのは株式会社アップルハウス。今期で32期目。経営は破綻しておらず、何ら問題ない、と彼は述べる。その声はやはり小さいが、淀みはなかった。 かつて振り出したとされる「不渡手形」について。 「(これは)公示催告です。当時共同経営していた会社の金庫から未使用の手形が盗難にあったのが原因です」 事故であり、経営上の失敗ではない。説明は、淡々としている。 「被告の大川宏洋さんに、過去に破産したことがあると話をしたことがありますか?」 「一切ありません」 きっぱりとした否定。ことばは常に短い。 原告側の尋問は、争点へ。 「原告であるあなたが『反社と密接交流がある』と立花氏はYouTubeに投稿しています。これについて、どう認識をもっていますか」 「事実ではありません」。そして、「交際はありません」と、言葉を重ねる。 法廷の空気は動く。原告側の代理人が、大津氏自身がグループLINEで「反社」という言葉を使ったとされる証拠を示す場面。 『その反社がいるなら、私のことを調べた上で、その反社に俺のところにきて金をとりにこさせて』 攻撃的な文言の真意を問われる。彼は小さな声で答えた。 「被告の大川宏洋がいうところの記者に対する発言に関するものです。そもそも、大川宏洋が言っている記者が本当にいるのか、(当時)調べるべきだと思いました」
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