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音次郎の夏炉冬扇

思ふこと考えること感じることを、徒然なるままに綴ります。

ワタミを辞める自由

2012-02-24 23:33:20 | 時事問題
ワタミの件、昨今の就職事情の厳しさから、辞めるに辞められなくなっているのだとすれば痛ましい。私の若い頃だって外食、小売り、不動産、証券、自動車販売はハードなので、ボロボロと離職者が出ていました。配属1ヶ月後どころか、研修開始1週間で消えた強者もいたのを憶えています。でも、なんだかんだいって、彼らの多くは別の大企業の社員や公務員に転身していったのは時代が良かったからでしょうか。

ワタミのエントリーは07年1月の日付になってますから、もう5年も経っています。渡邊氏もその後に都知事選に立候補するといった曲折がありました。2年前の王将のエントリーも、リンク先の動画が削除されていたので、代わりにこれを貼っておきます。

業種的には前掲の業界は競争が激しいという共通点があります。外食であれば、外部のコンペチターが無数にあるのは勿論、社内の競争も熾烈で、本部が同県・同エリアなど比較して、月次どころか日次の数字で煽ってきます。でもその種のエスカレーションは「この辺にしておこう」という加減はなく、中にいる人も止められない。それが自由競争社会の企業というものなのですが。

でも、誰もが橋下市長や渡邊美樹会長みたいな超人じゃない。競争が苦手な人もたくさんいるし、それは決して恥ずかしいことじゃないんです。若者には、辞める自由と権利があることを伝えたいところなのですが、そう単純な話でもない。

外食産業は学生に不人気なので、比較的内定が獲やすいといえます。もともと営業会社は大量退社を見越して大量採用しますから。そうすると、就活で苦労した人ほど、この種の業界に放り込まれる可能性が高いわけです。つまり、どちらかというと競争が苦手で表現力が高くない真面目な人たちほど、最もストレスフルで高いコミュ力が要求される接客業に従事することになるという皮肉。結果的に、追い込まれても「ここにいるしかない」と逃げることが出来ないのだとしたら、親や教師たちの役割も大きいと思います。「別の道」があることを、幼少期から刷り込んでいく必要性を強く感じるからです。



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