中央銀行
国家や一定の地域の金融システムの中核となる機関である。
銀行券を発行する中央銀行は、金融政策を通じた物価の安定に対して責任を負っている
インフレターゲット
ほとんどの場合は、インフレ率が高くなりすぎることを防止し、目標値まで下げるよう誘導するが、その逆の場合もある。
インフレターゲットは元々、高いインフレ率に苦しむ国で採用された
健全なインフレ率は、人類の経験則から2-3%といわれている
インフレターゲット政策を採用した国は採用後、インフレ率が低下する一方で、実質GDP成長率は上昇
https://www.dbj.jp/upload/investigate/docs/8de48f4a6ccee5a13a80436b1ef1a10b.pdf一般的に経済成長の伸びが高い後進国ほどインフレ要因が多く、経済成長が安定している先進国ほど低インフレで安定している傾向が強い
中央銀行の重要な使命の一つは「物価の安定」であるが、単純に考えれば物価上昇率の目標値は0%、つまり物価を変動させないことが最も「安定」している
現実には「0%よりも高いプラスの物価上昇率を目標とするのが望ましい」
この理由としては、主に
Ⓐ デフレーション(デフレ)リスクの回避
Ⓑ 物価指数の計測誤差(上方バイアス)
Ⓒ 金利引下げ余地の確保
悪いデフレと良いデフレ
経済成長を伴わないデフレは悪いデフレになります。
経済成長を伴なうデフレは良いデフレになります。
https://toyokeizai.net/articles/-/458773?page=3アメリカでは1635年から1934年までの300年間、平均インフレ率は0.17%でした。イギリスは1750年から1934年までの間、0.62%でした。同じ期間のアメリカは0.40%でした。生産性は後ほど確認しますが、この時期には先進国の経済が急拡大しています。
https://toyokeizai.net/articles/-/458773?page=5イギリスのGDPが本格的に成長し始めたのは、18世紀の半ばごろから始まった産業革命以降です。この期間、生産性は猛烈に向上したにもかかわらず、インフレ率の平均はたったの0.39%でした。なお戦争によるインフレ要因を除くと、平均はわずかながらデフレとなるようです。
産業革命により生産性は大幅に向上しましたが、1934年まではインフレにはなりませんでした。主な理由は、生産性向上はデフレ要因だからです。生産性向上とは、同じ人数で生産を増やせるようになることを意味しますので、当然ながら、価格は下がります。
1750年から1929年までは、技術革新により生産性が高まり、GDPも成長して実質賃金も大きく増えたので、「良いデフレ」の時代とも言われます。
アメリカの農産物が安い理由
アメリカは小麦やトウモロコシなどの穀物や畜産物の生産量が非常に多く、安価で世界中に輸出しています
1農場当たりの農家の数はわずか1.5人です。少ない人手で高い生産性を実現しているため、
少ない人数で大量に生産して大量に売っているので、安く販売してもしっかりと利益が出ます。
実体経済
商品やサービスの生産・販売や設備投資など、金銭に対する具体的な対価がともなう経済活動。その規模は、国内総生産(GDP)から物価変動の影響を除外した実質国内総生産によって示される。
日本だと円が使われているので円ベースの実質GDPが実体経済になり、経済成長とは円ベースの実質GDPの増加の事になります。
- ドルベースGDPや名目GDPは実体経済ではありません。
- デフレにより名目GDPが減少していても、実質GDPが上昇していれば経済成長しています。
- インフレにより名目GDPが上昇しても、実質GDPが減少していれば経済は衰退しています(スタグフレーション)。
- モノAが5個生産されているとします。
- モノAの値段が100円の場合、名目GDPは500円、実質GDPは500円です。
- モノAが1000円に値上げされた場合、名目GDPは5000円、実質GDPは500円になります。
- インフレ(物価上昇)していても、実際に生産されているのは5個のままなので、実際の豊かさを見る場合、実質GDPの500円という事になります。
- 物価が上昇しようが下降しようが、実際に生産されている量が経済規模であり、豊かさになります。
インフレと為替
インフレが進むと、為替は円安に動きやすくなります
- 為替は経済力(経済規模のGDPとは別)も影響するので、必ずしもインフレしたからと言って、円安になるわけではありません。
- また、デフレしたからと言って、円高になるとも限りません。
インフレは通貨価値の下落であり、相対的にインフレ率の大きな通貨は売られる可能性が強い
他国との物価
商品Aが日本では100円、アメリカでは1ドルとして、この時、物価の比較はできません。
為替レートがあって初めて物価の比較ができ、
- 1ドル100円なら、アメリカでの商品Aは1ドル100円
- 1ドル50円の円高になれば、アメリカでの商品Aは1ドル50円
- 1ドル200円の円安になったら、アメリカでの商品Aは1ドル200円
になります。
円高になれば日本から見た他国の物価は低くなり、円安になれば日本から見た他国の物価は高くなります。
- ただし、円高になろうが円安になろうがアメリカでは商品Aは1ドルです。
日本でインフレ(物価上昇)が起きず商品Aが100円のまま、アメリカではインフレ(物価上昇)が起きて商品Aが1ドルから2ドルになったとして、
インフレしたアメリカではドル安の要素になるので、日本では円高が進み、1ドル50円になったとします。
この時、アメリカの2ドルの商品Aは、1ドル50円なので100円になり、アメリカではインフレ(物価上昇)していても(1ドルの商品Aが2ドルになったとしても)、日本から見た値段は100円のままで上昇していません。
- インフレは通貨安の要素ですが、他の要素により打ち消されたりして、例えば、経済力(経済規模のGDPとは別)が上がると通貨高の要素になります。
- アメリカの場合、インフレしていますが経済力が強いので、2023年はドル高でした。
- デフレは通貨高の要素ですが、他の要素により打ち消されたりして、例えば、経済力が落ちると通貨安の要素です。
- 日本は、物価が安定していますが、経済力が弱いので、2023年は円安でした。
経済力
日本の競争力は企業の効率性低下が響き、前年より順位を3つ下げ、世界38位と低迷した。3年連続で順位が落ち、過去最低を更新した。
https://www.news-postseven.com/archives/20201229_1623982.html/3「アジアの中で日本は、最も大人が学んでいない※1」という調査結果があります。
https://gendai.media/articles/-/64758?page=2社内失業者の存在が、会社を傾かせていることもある。東京某所にある中堅メーカーでは、労働者の味方であるはずの「労働組合」が社内失業者の巣窟と化し、会社の中核を占める中堅や若手社員との対立が激化しているという。
ITスキルをつけるための勉強会とか、若手が管理職社員にパソコンなどの使い方を教える講習会を何度もやってきたんです。社外のスクールに行く場合は、授業料の補助まであった。なのにほとんどのベテランはボーッとしているだけ。早期退職の話が出た時、暇なベテラン達が一斉に労組に入り、社員をクビにするなと運動を始めたんです
400万人もの社内失業者が存在しており、2025年には500万人近くになる見通し
社内失業者の発生要因を伺うと、「該当社員の能力不足」(75%)が最多でした。
インフレ(物価上昇)と賃金
物価が上昇すれば名目賃金が上昇し、名目賃金を無理やり上げると価格に転嫁されて物価が上昇します。
この時、物価と名目賃金の両方が上昇しているので、実質賃金は変わりません。
- 物価と名目賃金が上昇していますが、生産量が変わらないので、実質GDP(国内総生産)は上昇しません。
実質賃金を上昇させるには、就業者1人当たりの生産量増加が必要になります。
- 日本全体の生産量が増えると、実質GDP(国内総生産)が上昇します。
インフレ
需要が強い場合、値上げをしても売れるので、インフレ(物価上昇)の要素になります。
しかし、インフレ(物価上昇)は販売業者が値上げするかどうかなので、販売業者が値上げをしない場合、インフレ(物価上昇)は起きづらくなります。
将来サイゼリヤがなくなるとしたら、サイゼリヤよりも安くておいしい料理を出す企業が出てきたからでしょう。
それは「この豊かな食事を、日本の多くの人たちに楽しんでもらいたい」という私たちが叶えられなかった夢を、ロマンを、別の企業が叶えてくれたということ。
「売り手よし」「買い手よし」「世間よし」の三方が満足している状態を指します。
売り手だけが儲けを得るのではなく、買い手にとっても満足があり、最終的には事業を通じて地域社会の発展に貢献するのが目指すべき商売の形であるという考え方です。
為替介入
為替介入の目的は、為替相場の急激な変動を抑え、その安定化を図ることです。
為替介入で、長期的な円安・円高を変えることはできません。
為替介入でできるのは急激な変動を抑えて、変動を緩やかにする事です。