【魔法少女ノ魔女裁判】ネタバレ全開クリア後感想&設定考察
ノーマークのゲームでしたが、とても面白かったので感想を吐き出していこうと思います。
ネタバレ自由のゲームですのでストーリーの感想だけでなく、各キャラの魔法やトラウマについてもガンガン触れながら書いていきます。
ぜひ初見で遊んで欲しいゲームなので、未プレイの方はネタバレを見ずにブラバして欲しいです…。
一応、ネタバレの後にも、更に致命的なネタバレで区切ります。興味ある推しキャラが死ぬかな…?で心構えしたいタイプの方はそこまでにはお戻りしていただければと思います。
ただ、私が初見で好きだったキャラも早期退場しましたがしっかり掘り下げや活躍があったので、どのキャラが好きな方が買っても絶対に損することはないと思います。
以下ネタバレ
プロローグ
主人公であるエマを含めた13人の少女は、絶海の孤島に存在する牢屋敷に囚人として収容されてしまう。
人類の敵である証【魔女因子】を持っていると魔法を使えるが人々に危害を与える化け物【魔女】になり、最後には人の形すら失う【なれはて】に成り果てる。
エマ達はそんな【魔女因子】を持っていると国の検査で判明したらしく、囚人生活を強要されることになりました。
ゴクチョーと名乗ったフリーザ様あるいはバイキンマンボイスのフクロウが運営兼マスコット枠。なにをリスペクトしているかよく分かる強いCVです。
魔女は殺されても死なない不死だが殺意や妄執を抑えきれないらしく、牢屋敷では囚人同士の殺人事件が必ず発生してしまう。
そうして犠牲者が生まれたら【魔女裁判】をして魔女を処刑していく…というのが牢屋敷でのルール。
そんなゴクチョーからの一方的な話を聞いているとエマの旧友、二階堂ヒロが暴れ出し、出オチのようにヒロは看守に殺されました。
某ダンガンロンパのような意図的な見せしめですらなく、普通に暴れて普通に殺されてしまった…。
この時点で見た目はかなり好みだったので結構ショック。
ヒロの出オチ後は、探索をしたり交流をしたりする日常編でした。
どんな魔法を使えるか教えてもらったりの紹介パートといった感じ。
ちなみに主人公のエマは魔法が使えません。超高校級の???枠。
魔法だけでなく、それぞれの少女にはトラウマがあり、それが引き金で簡単に魔女化してしまいます。エマはいじめられていたことがトラウマのようです。
脱獄しようとしたアリサが懲罰部屋に入れられたり、ノアがスプレーで部屋を真っ赤に染色して同室のアンアンを体調不良にさせたりといった事故?こそあったもののしばしの時が流れると
ゴクチョーの予言通り殺人事件が起こります。
1章(犠牲者:ノア 犯人:レイア)
トリック
・柄やレイピアなどを矢と結んで槍のようにして、牢屋の柵の外からぶっさす
・実はレイアの魔法は【魅了】ではなく【視線誘導】
・他の人と一緒に死体がある牢屋の前を歩いた際、【視線誘導】によって死体を発見させずにアリバイ捏造
動機
表:アンアンを守るため
裏:自分よりも有名で世間から評価されているノアを排除したかった
感想
トリックはよく分からなかったというか槍として機能するんだ…と若干困惑してしまいました。最初ですが唯一あんまり納得できていないトリックかもしれません。
視線誘導でのアリバイ捏造は魔法を上手く活用してて感心しました。
レイアは病気の母に光を与えるために誰よりも目立ちたかった。そのためにアンアンを盾にしてノアの排除に踏み切りました。
ノアとアンアンに友情が生まれていたこと。
ノアがアンアンが怖い目に合わないようにおまじないをしてくれたこと。
ノアは自分を刺したレイアすら含めて、みんなを怖がらせないように魔法で血を蝶の絵にする優しい子であること。
もしこのどれかでも知っていたら別の未来もあったのでしょうか。
魔女化する前の正常なレイアを見てみたかったですね。
2章(犠牲者:ミリア 犯人:アンアン)
トリック
・看守を【洗脳】して鍵を開け、密室に侵入
・スマホの着信音声をミリアの悲鳴に変え、悲鳴を聞かせつつ【洗脳】でミリアを見に行くことを防ぎ、死亡推定時刻をズラしてアリバイ捏造
動機
表:エマを殺す(ミリアとエマが入れ替わっていると思い込まされた)
裏:飲み込まれた鍵(思い出)を取り戻す、牢屋敷から出たくない
感想
トリック自体はシンプルで、探索パートでホラー映画を一緒に見て悲鳴を聞いているところを思い出して、すんなり。
トリックでも裁判中でも【洗脳】が強すぎて笑いました。賛同しないと効かないってあれ絶対嘘ですよね?
ただミリアの【入れ替わり】がほとんど絡まないとは思っていませんでした。アンアンの犯行だとシンプルなので実はミリアが入れ替わってて~とか色々妄想してましたごめんミリア、ごめんおじさん。
(【入れ替わり】が存在することでエマを守ることができたので、絡んでいないというのも嘘ではあるのですが…)
1章の裁判後にレイアを糾弾したアンアンが「レイアは優しかったのにエマが裁判で殺した」となってしまうあたり魔女化によって生まれる殺意や妄執は別人レベルにまで認識を歪ませてしまうと思った方がよさそうです…。
ノアの存在やおまじないすら全く言及されなかった…。
クリア後に思い返すと、悪いのは魔女化させる魔女因子なのに、幸せを願ったことがダメだったと終わってしまったこの裁判が1番後味を悪く感じました。
(他にも処刑時に後悔するキャラは結構いるのですが他は仲良しからフォローが入るので悲しくても後味は悪くないんですよね…。1番後味悪く感じるのはアンアンだけこの時点で仲良しが全員死んでてフォローが入らないせいかも…?)
3章(犠牲者:ハンナ 犯人:シェリー)
トリック
・【怪力】でゲストハウス2つの位置を入れ替え
・ロウソクとロープで時間差放火
・ハンナを襲い、反撃させる。殺害後に自傷してメルルに診察してもらい、事件前に怪我をしていたと誤認させる
動機
表:ハンナの願い
裏:ハンナの願い
感想
まさかの主人公と仲良しの2人が退場する展開で驚きました。
シェリーがハンナを殺したのは「魔女になる前に、シェリーが絶対に死なない完全犯罪で殺してくれる」というハンナの願いを叶えるため。
シェリーが犯人と分かってからはどんな豹変を見せるのかとビクビクしていましたが、シェリーは決して変わらず友達を大切にする人でした。
魔法【怪力】で建物を持ち上げて交換したというまさかのトリックが全然分からず、犯人はギリギリまで分かりませんでした。
あまりにも悲しい展開に言葉を失いましたが、ハンナもシェリーも魔女にならずに終えることができたのはこの世界では救いだったのかもしれません…。
4、5章(犠牲者:アリサ、ナノカ 犯人:メルル)
トリック
・アリサの自殺(魔女化により睡眠薬では死ねないのでメルルがトレデキムとすり替えた)
・ナノカの死体をバラバラにし、覗き窓から通した後に【治癒】で巻き戻し
動機
表:【大魔女】を見つける
裏:【大魔女】を見つける
感想
1度はエマが処刑されかけましたが、まさかの処刑台からナノカの死体が見つかるというどんでん返し。
黒幕はメルルであることも判明しました。
二重人格疑惑もあるし主人公のエマが黒幕なんじゃ…と思ってたのでまた予想が外れました。
【治癒】が人間以外にも使える、死体にも使えるのはなるほどなぁって感嘆。
魔法の名前から連想して納得のいく範囲で独自性と意外性を生んでくれるので予想を立てるのも面白く、予想を外しちゃっても理不尽感がないのがいいですね。
メルルの証言で、それまでの犯人が聞いていた最後の一押しの囁きも全て黒幕のメルルの仕業であることも判明。
時間経過での魔女化がある以上はメルルがいなかったら殺人が起こらなかったなんてことはないんでしょうが、しっかり黒幕としての行動はしていたようです。
魔女因子によって魔女化している他の人と違い、メルルは真の魔女なので【なれはて】にもならない不死身で無敵の存在。しかも【魔女殺し】という即死魔法まで使えると言い出します。
それまでの言動と黒幕判明後の言動がほぼ変わらない不気味なメルルですが、魔女だから倫理観が違うだけで善性そのものは本物っぽいなぁ…と思ってしまいました。
今回の事件も「死のうとしていたけど死ねないアリサを死ねるようにした」「口封じ」なので積極的な殺しじゃないのが余計に不気味です。
「大魔女を見つけたらみんなの救済になる」というメルルの言葉もゴクチョーが初期に話していたことを考えると真実ではありそうです。
ただ人類が魔女を虐殺したという話なので救済=死にしかならなそう…。
現実は生存者がエマ、ココ、マーゴの3人だけ、メルルに勝てる手段はなしで詰んでいるのですが…。
その後はメルルや看守から逃げる最中にココがトラウマを踏んで魔女化、ココからエマを庇ってマーゴも死亡。
最終的に【真実】を思い出したエマが覚醒して【魔女殺し】の魔法で看守もゴクチョーもメルルも殺して人類滅亡エンド…。
エマの本当のトラウマは「いじめられたこと」ではなく「友達のユキがいじめられたのに傍観していたこと」。
ユキの正体は【大魔女】。
全ての人類に魔女因子をバラまいたので、エマに【魔女殺し】をさせる。
【大魔女】ユキの人類への復讐計画、人類滅亡が果たされる結果になりました。
魔女を虐殺した人間への復讐は理解できますが、メルルは【大魔女】と仲が良かったはずで、しかも魔女であるメルルにまで被害が及ぶのは違和感があるので何かひっくり返る予感はあります。
ありました…が、エマが死んでいったみんなのことを過去のものとして扱うような独白を流した後、スタッフロールが流れ…。
これで魔法少女ノ魔女裁判は幕を下ろします。
以下致命的なネタバレ
2周目
まさかの魔法【死に戻り】による2周目、主人公がヒロに交代します。
なるほどこう来たかーー!
正直1周目の終わり方だと、ご都合過ぎる方法で黒幕倒せただけで露悪的に全部ぶん投げて終わっただけ。これ駄作では…?って感じ始めていたので最高の裏切りでした。
第2OPの入りとか鳥肌。
ただ1周目の記憶があると言っても、ヒロが暴走して看守に殺されるまでの記憶なので、実質初見プレイ2回目みたいな感じ。
流石に2周目なのでそんなに長くはないと思いきや、1周目と同じかそれ以上の密度の魔女裁判が進行していきます。
エマについてもかなり印象が変わりました。
1つの作品でありながら前作主人公のような脅威になったり大きな助力をしてくれるエマは、正直彼女が主人公だった時よりも好きになりました。
ヒロから殺意を向けられまくっているのは可哀そうですが、1周目を知っている身としては和解して欲しいところ…。
【死に戻り】のおかげで早期退場者も活躍できるの最高のズルです。
ヒロが生存していることで1周目とは全然違う展開になりました。
ヒロが見せしめにならなかったことでエマ、ハンナ、シェリーが看守に喧嘩を売って庇ったマーゴが怪我をしてしまったり。ココが平行世界(1周目)の自分に【千里眼】を使って魔女やトレデキムのことを知ってしまったり。
特に1周目ではすぐに退場したレイアとのリーダー争い?や、絵を描くことに執着するノアの面倒を見るといった1周目とは違う人間関係が構築されていくのも面白いですね。
ただノアがスプレーで部屋を真っ白にしてアンアンを体調不良にする出来事は1周目と変わらず起こり、そこでの言い合いでヒロとノアは喧嘩してしまいました。
レイアにとって1周目と同じ表の動機が生まれてしまったが大丈夫かな…?ヒロがいる分緩和されてるかな…?と思っていたら
1章(犠牲者:メルル 犯人:マーゴ)
トリック
・メルルの声に【モノマネ】してヒロを気絶させ、治療のためにメルルを呼び出す
・ヒロの上に飛び乗って足跡を残さない
・逆位相の音を【モノマネ】してガラスが割れた音を隠蔽
・メルルの声で【モノマネ】してエマに電話
・ガラスが割れた音を【モノマネ】して誤認させる
動機
表:メルルを愛したから
裏:愛されたくなかったから
感想
まさかの黒幕が初手死亡というどんでん返し。
絶対【死に戻り】を封じるために自作自演して、ココが仕込んだトレデキムに気が付かなかっただけでしょ!と思いながら裁判進めてました。
目が結晶化してるって聞いた時はドヤ顔でした、結果はご覧の通りですが。
トリックの数が多くて流石はマーゴといったところ。
1周目は最後の最後まで生き残り、エマを庇って死んでしまったマーゴ。動機も過去も全く想像していないものでした。
ヒロが死なない→看守が警戒されない→看守を倒そうとする→マーゴが怪我をする→メルルがマーゴに尽くすとドミノ倒しのような分岐が原因でこう変わってしまうのですから2周目の面白さと同時に魔女化の怖さを感じます…。
2章(犠牲者:ココ 犯人:ナノカ)
トリック
・ココがナノカを事故でダストシュートから突き落としてしまったので、ココ自身が背景を編集した配信をしてアリバイ作りをしていた
・捨てられた服とロープで担架を作り、ココの死体を焼却炉から2階のノアのアトリエまで引き上げ、窓から投げ捨てる
・幻視で会話内容を把握し、アリバイ捏造
動機
表:ココの計画を止めたかった
裏:看守にされていた姉を守りたかった
感想
劇をやろう!となっていたのでその流れで事件が起こるかと思ったら、劇に関わってない2人が退場することになってしまいました。
ヒロとエマの一騎打ちの私怨マシマシバトルの印象がものすごく強い裁判でした。前作主人公との決闘と協力を1度に味わえるのはまのさばくらいでしょう。アンアンの【真犯人を見つけろ】という【洗脳】がなかった場合どうなっていたのか見てみたい気持ちもちょっとあります。
洗脳後は、エマを殺そうと「ダストシュートの蓋を緩めた」ヒロのトリックが事故を生んだことで発生してしまった事件なのですごく追及しにくかったです。主人公がやらかすと罪悪感がすごい。
看守が何故かナノカのことを見逃す描写はちょこちょこ見ていましたが、まさか正体がナノカのお姉ちゃんだったとは…。
ダストシュートの事故がなかったとしても、ココが「看守にトレデキムを使う」と言ってしまった以上は遅かれ早かれどこかで引き金が引かれ、事件は起こっていたんだろうなと思います。
3章(犠牲者:アンアン 犯人:ノア)
トリック
・アンアンの「しんだふり」の乗っ取り
・噴水の水を雨にして足跡を消す
動機
表:アンアンに自分の本当の絵を見られたのが辛くて怖かった
裏:アンアンに自分の本当の絵を見られたのが辛くて怖かった
感想
1周目で仲良くなり始めたところで死別して、2周目で仲良しになれた2人が殺し殺されの関係になってしまってつらいです。
トリック自体はアンアンの「しんだふり」を利用しただけの簡単なもの。
血が蝶になるというノアの魔法がアンアンの真意を示す結果になっていて、まるでアンアンと過去のノアが魔女化したノアを告発しているようでした。
ノアはアンアンに本当の絵を好きだと言ってもらえて嬉しかったのに、誰にも死んでほしくないのに、怖くて殺してしまった。魔女化の影響がもっと少ないタイミングであったなら、トラウマを乗り越えてこの事件も起こらなかったんじゃないかと思わずにはいられません。
処刑の最中、1章で喧嘩してから微妙にギクシャクしていたヒロとノアがようやく仲直りできました。ここまで凛としていたヒロが子供のように涙を見せて縋る様は初めて見たので筆舌に尽くしがたい…。
最後にノアが消えたのは何だったんでしょうか。
4章(犠牲者:エマ、レイア 犯人:ハンナ)
トリック
・エマに舞台衣装を着せ、刺繍に編み込んだ自分の髪を【浮遊】させてエレベーターの上に隠した
動機
表:自分では決して届かないレイアへの嫉妬
裏:自分では決して届かないレイアへの嫉妬
感想
【大魔女】がユキであることに気づき、あとはエマに謝って仲直りするだけと思っていたところでこの絶望。魔女化させないで思い出させる方法考えないとなーなんて思っていたので本当に頭が真っ白になりました。
劇も完成することはなかった…。
エレベーターギミックでハンナが犯人であることは薄々分かっていました。
裁判中のハンナは今まで【浮遊】のせいで雑に容疑者にされた時と同じくよわよわで、それが逆につらい。
レイアの「洗濯をしている理由が分からない」も「毎日処分されるのだから、手を痛めてまで洗濯をすることはない」という言葉でしかなく、「先に行く」も置き去りにする意図なんてあるはずもないのに都合の悪い曲解以外を許さない魔女化許すまじ。
シェリーがハンナの置き去りへのトラウマを理解して、一緒に逝くという驚きの選択で裁判は幕を下ろしました。裁判中も露骨な助け舟を出していましたが、世界線が変わっても変わらない友情をここで認識させられるのはきつい…。
「なれはての咆哮は聞こえなかった」という一文は好きです。許さない。
これで生き残りはヒロ、ミリア、アリサの3人だけ。
絶望して禁忌の自殺すら頭に浮かんでいたヒロに、みんなが解読して書き置きをしてくれていた「魔女について書かれた本」が手渡されます。
1周目の最後に1人で独白していたエマとは真逆の展開ですね。
大魔女の召喚には、13人の魔女と儀礼剣が必要。
魔女化が進行した【死に戻り】は射程が伸びるが、完全に魔女化すると不死身になるので実質1度しか使えない。
有益な情報だけでなく、犯人も被害者も関係なくヒロに残してくれた言葉を噛みしめながら、ヒロはみんなと再び会うために、見つけた【正しさ】のために動きます。
3周目
みんなの想いを受け取ったヒロは禁忌である首吊り自殺をして、魔女と化しながら最後の【死に戻り】で3周目に戻ってきました。
みんなから化け物扱いされるのは悲しいですが、ヒロはみんなを救うために戦います。
メルルを【大魔女】の召喚で説得し、魔女裁判を開廷。少女達のトラウマを刺激しながら魔女化させていきます。
魔女化すると魔法が強化されることもあって、ヒロだけでなく魔女になった他の子の魔法も活かしながら魔女化を進めていく集大成感がいいですね。
特にレイアの【視線誘導】とナノカの【幻視】が活躍しているのは2周目の関係を踏襲していて好き。
ヒロがかつて言った「みんなを信じている」という【偽証】が心からの【真実】になっている細かい描写も好き。
以下個人的に好きな魔女化
そして13人の【魔女】が集い、【大魔女】月代ユキが復活。
改めて、最後の魔女裁判が開廷します。
しかし復活したユキは既に人類滅亡を決定付けており、ヒロやミリアが魔女裁判であることを強調して議論の場に立たせても、結論が決まっているため反論も受け付けずに「魔女を滅ぼした人類は死刑」と判決を下し、話が通じません。
どうりゃいいんだ…?と思っていたら
メタ要素抜きで考えるならこれはゴクチョーとかかな…?
洗脳が僅かでも効いたのおかげか、ようやく話し合う余地が生まれました。
ユキは魂を削って魔女因子を拡散し、ほぼ全ての人類に魔女因子が付与されている。
エマの【魔女殺し】は一度発動すると停止せず、範囲が広がっていく。
今エマを殺せば、次の【魔女殺し】が生まれるまで人類滅亡への猶予は生まれる。
ヒロは決してエマを殺す選択肢は選びませんが、説得もできず戦力も足りないので他の選択肢を選ぶこともできません。
恐らくは、【死に戻り】の選択肢がヒロの頭に浮かんだところで…
エマがユキの言葉の違和感を指摘します。
主人公がヒロからエマに戻り、ラスボスBGMからいつもの魔女裁判のBGMに戻る演出が素晴らしい。
「人間であるエマの手で人類を滅亡させたかった」にしても「ユキが死んで魔法を渡すこと」は人類滅亡計画のコントロールを放棄しているだけ、何百年も入念な計画を立てていたのにおかしい。
それは、ユキも【自分で人間を殺すのが嫌だった】から。
ユキが死んだ仲間を言い訳にしても、他の魔女は「人間への復讐なんて望んでいない、ユキに幸せになって欲しい」と想っています。
ユキが人間を信じていないと言い訳しても、人を信じていたからこそメルルを拾って育てていた。
ヒロの推測である「メルルは人類滅亡のための実験体」ではなく「信じている家族」だからユキはメルルを切り捨てることはできない。
ユキは長い間、人に紛れた暮らしたことで、人は愚かなだけではないと知ってしまった。
そしてエマとヒロに出会って復讐にも迷いが生じる。
そうして、ユキは全てを優しいエマに託した。
1周目でメルルも犠牲になったのは、自分の命も人類の命運も託してしまったユキではもう止められないからだったようですね…。
何も解決しない、全部を棚上げにする選択。
それでも、前を向いて歩みを進める選択。
そして、幸せを望んだ魔女達の想いを背負う選択。
人にも魔女にも事件にもいろいろな側面があるのだから、地道に1つずつ紐づいていく【正しい道】。
それを理解したユキであれば今からでも共存できる。
エマとヒロの言葉を聞いて、最後の魔女裁判は幕を下ろしました。
しかし、じゃあ出ようと言って出ることは許されません。
【国】は人類を滅ぼす可能性がある魔女を島から解放することはないとユキは告げます。
メルルがいなければエマ達を即殺処分にしているような相手なので、改心したからと言って見逃したりはしませんよね…。
エマ達を解放するため、ユキは「魔女を【殺さない】魔法」を使います。
魔女因子を無害なものにして回収することで、誰もエマ達に手を出す理由がなくなる。しかしそれは肉体を失い魔女因子によって再構成されていたユキは消えてしまうことを意味します。
エマとヒロと別れの言葉を交わし、「魔女を【殺さない】魔法」を使ったユキのもとに、家族と離れることを選ばなかったメルルが飛び込みました。
復讐に巻き込んでしまったことを謝って、それでもずっと頑張ってくれたメルルを褒めてあげながら、2人は旅立っていきました。
エピローグ
数日経って、ようやく牢屋敷から帰ることができるようになりました。
ゴクチョー曰く社会的に抹殺されていたから帰る手続きに時間がかかり、しかも1人ずつ帰らなければならないそうです。
ちゃんと帰れそうで安心しましたが1人ずつは何かありそうで怖い…。
魔女や看守たちも人間に戻り、トラウマや精神的なダメージは大きいものの目を覚まし始めています。
ノア、アンアン、マーゴの3人は牢屋敷に残るようです。
ノアは魔法を気味悪く思われるのが嫌だったはずなので魔法も消えた以上は残るとは思っておらず意外でした。
ただ考えてみれば、これからはトラウマである「魔法がない絵」を常に見られることになるんですよね。そう考えると仲が良くて絵を褒めたアンアンが残る牢屋敷で絵を描くというのは納得できました。
例え魔法が原因で生まれたトラウマでも、魔女因子がなくなって魔女にならなくなろうと消えませんもんね…。
最後はエマとヒロが今までのことを【おあいこ】として仲直りすることができました。
2周目で間に合わなかった仲直りが、今度は間に合いました。
総評
完全ハッピーとは言いませんがハッピーエンドじゃないですか!
感想ベースで書くつもりだったのに3周目は見返しててここ好きだから書きたい書きたいと筆が乗って流れほぼ書いてしまいました…。公式さんがお許ししてなかったら削除してますこんなん…。公式に感謝。
魔法の要素もデスゲーム要素もキャラの魅力も全てが不足なく噛み合ってて完璧でした。黒幕ラスボスも含めて全キャラ好きになれるデスゲームものは初めてです。
強いて不満点を挙げるとすれば、BADが全体的に唐突だったところですかね。BADでしか出てこない概念や展開が結構出てくるので、本筋から分岐したというより本筋に後から追加した感が強くBADにはあんまりノリきれませんでした。
好きな章と好きなキャラをそれぞれトップ3まで厳選するなら
好きな章は3周目全部、2周目1章、2周目2章
好きなキャラは二階堂ヒロ、夏目アンアン、氷上メルルでした(みんな好きだけど)
素晴らしいゲームを作ってくれてありがとう!
魔法少女ノ因習村も期待してます。
各キャラ備忘録及び雑感
桜羽エマ
魔法:【魔女殺し】魔女因子を暴走させることで魔女因子を持つ者を即死させる。1度発動するとキャンセルできず範囲が広がっていく。
トラウマ:いじめられたこと → 友達へのいじめの傍観者になったこと
雑感
主人公。
「構ってもらう為にわざと失敗する」は魔法の影響なんだろうと思っていました。実際は思ったより強かだった。
1周目でも処刑でニヤついたり不気味でしたが、2周目で主人公の座を降りてからの存在感がとてもすごい。
ユキを忘れたのはユキの策略ではなくエマの精神防御のはずなので、ある意味ユキを1番困らせてそうです。
二階堂ヒロ
魔法:【死に戻り】死んだ際に直前の目を覚ましたタイミングに戻る。魔女化が進むと戻れる日数が増えるが、魔女化すると不死身になるので使用できなくなる。
トラウマ:ユキの自殺とユキを守らなかったエマ
雑感
第二の主人公。
出落ちから一転、めちゃくちゃいい主人公になってくれました。【正しさ】のために【偽証】で戦うのが本当にかっこいい。
トラウマがトラウマなので仕方ないですがエマをマジで殺しにいった時はびっくりしたし読むのが辛かった。
1周目に暴れた時がおかしかったのかと思えば割と平常時もキレやすくて、よく2周目最後まで生き残れたな…と思いました。
夏目アンアン
魔法:【洗脳】相手が納得することであれば相手を好きなように操ることができる。納得していなくても強制力はあるので反抗には意志が必要。反抗できても頭や体は重くなる。魔女化が進むと洗脳の強制力が増す。
トラウマ:無意識の【洗脳】の繰り返しで家族の精神を壊したこと
雑感
魔法が強い。他と比べて明らかに強い。そのせいか本人の活躍は薄い印象。
洗脳しない為にスケッチブックを使って筆談してるけど本当は人と関わるのが好きというキャラがすごく好き。
みんなが殺人事件に怯えているならドッキリでそれを笑い飛ばしてやろう!が成功した世界線はアンアンが怒られながらもノアが笑って、殺人事件はかなり遠のいたのかなと思うと残念でならない。
城ヶ崎ノア
魔法:【液体操作】液体を操作して絵が描ける。魔女化が進むと規模が大きくなり、水があれば雨すらも絵として再現できる。アンアンと一緒であれば絵から召喚獣のようなものを創り出すことも可能。ただしそれらをノアがコントロールすることはできない
トラウマ:魔法を使っていない本当の自分の絵
雑感
ふわふわしているようで芯は固い少女。
やりたいことしかやりたくないと言っていた通り裁判中は驚くくらいにはほぼ寡黙。
そんな彼女が絵を描かずに、ヒロや他の子に関わりに行く時は絵以外にもやりたいことを見つけたんだなぁとほっこりしました。
EDのイラストは【洗脳】がなくなりもう必要なくなったアンアンのスケッチブックに、【液体操作】がなくなり自分の絵に自身を持って上手に成長したノアが描いたのかな…と勝手に妄想してます。
(スケッチブックに描いてある演出なので)
蓮見レイア
魔法:【魅了】 → 【視線誘導】その名の通り。自分以外への視線誘導も可能。魔女化すると精神面で前を向かせるのようにも使用可能。
トラウマ:病に伏せた母親のため、誰よりも目立って注目されなければならない
雑感
おもしれー女。
目立ちたいという欲求を嫌味なく表現してカッコよさも維持している完璧なバランス。しかも面白い。
彼女の作る劇を見てみたかった…。
完全に印象ですが、レイアは人を褒めるのが上手い気がします。
佐伯ミリア
魔法:【入れ替わり】 → 【精神干渉】互いに望み合った場合にのみ精神を入れ替えることができる。魔女化すると強制的な記憶の共有も可能。【死に戻り】と【千里眼】が組み合わさると平行世界の記憶すらも対象になる。
トラウマ:恥ずかしい画像を流出させられ、SNS上で集団から一方的におもちゃにされた
おじさん:有能弁護士
雑感
終始いい人。
BAD含めて1度も人を殺していない唯一のキャラだと認識しています。
誰も殺さずにいられたのはミリアは他のキャラとは違い、おじさんのおかげでトラウマを乗り越え始めていたからでしょうか。
【入れ替わり】が悪用されたトリックも見てみたかったかも。
宝生マーゴ
魔法:【モノマネ】音であればなんでも真似できる。魔女化するとマーゴの知識込みではあるがアンアンの【洗脳】も弱めることができる。
トラウマ:暴力などを愛として与え続けられた
雑感
1周目は終始怪しかったけど頼りになるお姉さん。
そこで油断したプレイヤーを仕留める2周目開幕の殺人役。
【死に戻り】×【デスゲーム】を活かすために完璧な立ち位置のキャラだったと思います。
本編の後は牢屋敷で被害者の看護をしたり、アンアンやノアに何かを教えているようですが一体これは何を教えているんでしょうか…?牢屋敷を維持するための通販とかでしょうか…?
黒部ナノカ
魔法:【幻視】触れたものについてランダムな過去・未来が見えたり聞こえたりすることがある。内容はランダムかつ断片的。魔女化すると触れる必要もなくなり自由な内容を知ることができる。(魔女化中に未来の幻視はしなかったので、未来については自由にできない…?)
トラウマ:誰かが自分のために犠牲になること
ナノカの姉:国の検査を受けるとこの監獄生活になってしまうことがナノカの【幻視】で分かったため、【変身】を使える姉と回避しようと画策。姉の検査は誤魔化すことに成功したが、ナノカの検査を姉が替え玉したらバレてしまったらしく姉がナノカとして収監され、【なれはて】となってしまった。
雑感
2周目開幕のBADでトラウマは火に関するもの…もしかしてアリサの火事で!?とミスリードされていました。トラウマ判明後に読み直しましたが、ちゃんとレイアが庇うように前に立ってました。お見事。
根っからの妹属性が姉のために頑張った結果が本編での有能さとポンコツさの両立。1人で戦っていましたが気質がサポートタイプ。
そんな自分を自覚しているからこそ「足手まといを嫌い、周囲とは慣れあおうとしない」のがナノカなんだと思います。
にしても毎回リボン落としてアリサに濡れ衣着せるのはちょっとどうかと思います…。
紫藤アリサ
魔法:【発火】その名の通り。ただ炎を操る魔法ではないので、火事の消化のようなことはできない。魔女化すると火力が上がり炎を一瞬で収めることもできる。
トラウマ:魔法の暴走で人を殺したのにも関わらず、隠蔽され叱られすらしなかった
雑感
良い悪い子。チョロい。
どの周でも人を傷つける魔女になるくらいなら自分を殺してでも止めるという強い意志がブレないのはカッコいいけど…1人で過ごし続ける適正はない子なのが無情です。
メルルを傷つけないために魔女化から戻れるアリサなら、きっとみんなと一緒にいた方が魔女化は遅れていたでしょう。ただそんな優しいアリサだからこそ傷つけるリスクがあるので離れちゃうんですよね…。
橘シェリー
魔法:【怪力】その名の通り。シェリーは痛みを嫌なものとして捉えないため体への負担や限界を超えて使用できていた。
トラウマ:心の痛み?
雑感
1番評価が変わったノンデリ妖精ゴリラ。
心が分からない系のキャラを、心を知った…!みたいな展開なしでここまで良いキャラに描けるのがすごいです。
トラウマの言語化が1番難しいというか、私も理解しきれていません。暴力を受け続けたこと。人を殺したのに隠蔽されたこと。どちらも普通ならトラウマレベルなんですけども、そうではないんですよね…
遠野ハンナ
魔法:【浮遊】自分だけゆっくりとほんのわずか浮遊できる。魔女化が進むと切り離した自分の髪で人を長時間浮遊させることができ、魔女化すると自分がいる島すら浮遊させることができる。
トラウマ:母に置き去りにされ、魔法の練習で赤子の妹を置き去りにしたら高熱で死んでしまった
雑感
身長は1番低いわけじゃないのに体重が1番軽いのも伏線でした。
多分この作品で魔法も議論もメンタルも1番弱い少女。
魔女化を極端に怖がっていたのは処刑で永遠に置き去りにされることが分かっているからでしょうか?
個人的にはハンナ視点でのシェリーとの関係をもっと見たかったですね。
沢渡ココ
魔法:【千里眼】直接、写真、配信問わず自分を見ている相手を第三者視点で見ることができる。魔女化することで見られていなくても見ることができるようになり、別世界線の自分を見ることで情報を渡すことも可能。
トラウマ:殺人鬼に殺されていく家族を前に、隠れていて何もできなかった
推し:お爺ちゃん
雑感
悪い子か?いい子だった…。悪い子じゃん!と評価が360度変わるキャラ。
「あてぃし」が耳に残ります。
キレッキレの煽りが印象深いです。「空気って書ける?読めないんだから無理か!」みたいなやつが1番好き。
氷上メルル
魔法:【治癒】手をかざした人、物が治る。蘇生はできない。魔女化すると精神治癒も可能
牢屋敷:魔女因子に適合した少女は15歳以降、一気に魔女化する恐れがある。本来は全員魔女になる前に【国】に殺処分されるはずだったが、メルルの大魔女を見つけたいという目的で今の牢屋敷の形式になり、生きる余地だけは生まれた。
魔女因子:大魔女が魂を削って世界に拡散したもの。人から人にも感染し、魔女因子を持って生まれた少女は体質が合えば魔法が使えるようになる。魔女因子が覚醒すると【魔女】になる。最終的に魔女因子が少女の魂を喰らい尽くすと【なれはて】になり、一部の因子を残して新たな少女へと魔女因子は移る。
魔女:【生まれた時から魔女】と【魔女因子が覚醒することで化物になる魔女】の2種がこの作品には存在するが、メルルは後者。ユキが復讐心のままに動いていた際に実験体となったプロトタイプ。
なれはて:魔女因子に魂を食い尽くされた存在。魔法も使えない(はずなのだが、ヒロのダストシュートに落ちるBADでは看守のヒロが【死に戻り】を使えるように書かれている)
雑感
黒幕であり被害者であり功労者であり狂人でもあり善人でもある少女。
「大魔女を見つけたら救済になる」すら真実だったので、ほとんどどころか全く嘘をついていないかもしれません。そこを注目して2回目やってみるのもありかも。
メルルのキャラは素晴らしかったです。よくある豹変する聖人ではなく、聖人のまま黒幕として行動するのは斬新過ぎて結構脳を焼かれてます。
多くの少女を傷つきながら傷つけたことは擁護できませんが、彼女の数百年の努力が最後には報われて良かったなと思います。
月代ユキ
真の黒幕である大魔女。
エマとヒロの友達にしてメルルの家族。
ヒロから貰った万年筆を依代にしている。
牢屋敷のある島であれば依代なしでも存在が保てる。
真の魔女:牢屋敷がある島で人とも交流しながら静かに暮らしていた。不老ではあるが魔女因子で生まれる魔女とは違い不死ではない。人間に人質や毒や騙し討ちのような卑怯な手で捕らわれ、処刑された。処刑方法は水に沈め、火あぶり、首吊り、心臓に杭等。
雑感
被害者であり加害者。
情報を集めている最中は結局エマとヒロのことはどうでもいいの?メルルのことは大事なの?と矛盾を感じていました。
人には複数の側面があるように、魔女にも複数の側面がある、しかも途中でブレていたから行動が一貫していないというのは盲点でした。
牢屋敷に来てから悪霊みたいになってメルルにもリアクションがなかったのは【国】のやり方にキレたとか牢屋敷に戻って復讐心思い出したとかなんですかね。
ゴクチョー
牢屋敷の管理者。
魔女因子検査やトレデキムを発明し、少女達を処分し続けていた【国】側の存在。
【なれはて】を洗脳できる。
メルルの記憶を【念写】した写真に姿がある。
万年筆をユキが依代にしていることを恐らく把握している。
雑感
終わってみれば完全に謎。
メルルの写真に写っていた以上、魔女虐殺に絡んでいそう。
ただメルルと数百年行動を共にした結果、メルルの記憶に混在しただけのミスリードの可能性もあるか…?
ナノカの狙撃やエマの【魔女殺し】でやられる描写があるが、「活動停止」「動かなくなった」と描写され、「命」「死」は徹底的に避けられているのでおそらくは【生きていない】。
【なれはて】の洗脳は魔女の駆逐を目指す本人の弁を信じるのであれば、魔法ではない何かのはず。トレデキムのような薬でも使っている…?
時系列
具体的な数字が出ていないので確定情報の並び替えだけ…
数百年前①:ユキがメルルを拾う
数百年前②:魔女が人間に虐殺される
数百年前③:ユキが復讐のために魔女因子の研究開始
数百年前④:メルルが魔女因子の実験体になる
数百年前⑤:ユキが魔女因子拡散のために世界各地に移動
数百年前⑥:国がメルルに牢屋敷の管理を一任。魔女になる危険性がある子の殺処分するよう命令
数百年前⑦:処分される子がかわいそうだし、大魔女を見つけたかったから魔女になってもらう必要があるとの理由でメルルが【魔女裁判】を思いつく
メルルが何故牢屋敷の管理を一任されたのか、魔女因子検査やトレデキムはいつどうして開始されたのか等、不明な項目が多くて考察が難しいですね…。
特に「メルルが何故牢屋敷の管理を一任されたのか」が全く分からないんですよね。わざわざ魔女を生かしているのでゴクチョーの役目と矛盾しています。
【国】は殺処分をしていたがあくまで危険排除の為であって、犠牲は最小限にしたい。危険だから大魔女を探していた(魔女因子消滅で帰宅させてくれたため非人道的であっても人の心がないわけではなさそう)
ゴクチョーは国の下にいるので従っているだけで目標は国とは違う。危険や犠牲はどうでもよく大魔女を見つけて駆逐したい
と予想しておきます。



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