その歌詞から「Somewhere Over the Rainbow」となっていることもある。邦題は「虹の彼方に」。
オリジナルは1939年のミュージカル映画『オズの魔法使』でジュディ・ガーランドが歌った劇中歌。エドガー・イップ・ハーバーグ(Yip Harburg)作詞、ハロルド・アーレン(Harold Arlen)作曲。
1939年のアカデミー歌曲賞を受賞し、曲もまた大ヒットした。日本でも戦後江利チエミのカバーがヒット。今なおジャンルを越えてカバーされ続けている名曲である。
この曲は1940年代から60年代までを代表するゲイ・アイコンであるジュディ・ガーランドが歌ったこと、また、その歌詞の内容から、ゲイ・ソングとしても歌い継がれ、各国のゲイ・コーラス隊にとっても欠くべからざる曲である。
「ゲイ・アイコン」という言葉は「ゲイが好む存在」という程度の対象にも使われるが、ジュディ・ガーランドの場合は、そのきらびやかな活動とは裏腹に、男、酒、ドラッグに溺れ、社会との折り合いがつけられない生き様への共振が加わっていて、とりわけゲイ・アイコンとしての存在感は大きい。睡眠薬の過剰摂取で亡くなった日の6日後に、ストーンウォールの反乱が起きており、その死が引き金になったとも言われる。つまり、世界中で行われているプライド・パレードの影の創始者と言ってもいいかもしれない。
レインボーがLGBTカラーとなったのはこれがきっかけだったとの説もあるが、レインボーフラッグの考案者によると、実際には違うよう(→レインボー)。
「東京レインボープライド2014」(→東京レインボープライド2014)ではTOKYO FREEDOM MARCHING BAND(→TOKYO FREEDOM MARCHING BAND)が演奏している。
※TOKYO FREEDOM MARCHING BANDは6分30秒からだが、他のフロートからも「Over the Rainbowが聞こえてくる。
Wikipedia 虹の彼方に http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%99%B9%E3%81%AE%E5%BD%BC%E6%96%B9%E3%81%AB
Wikipedia ジュディ・ガーランド http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%BB%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89
Wikipedia ストーンウォールの反乱 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%81%AE%E5%8F%8D%E4%B9%B1
Wikipedia(En) http://en.wikipedia.org/wiki/Judy_Garland_as_gay_icon