老害になりやすいタイプ、なりにくいタイプ
はじめに
今回もまた読者の方にリクエストしていただいた内容だ。いわゆる老害になりやすいタイプとなりにくいタイプについてESFJ目線で教えてほしいとのことだった。老害というのは、年をとることでおかしくなってしまい、周囲に悪影響を及ぼしている老人のことだと考えている。早いと40歳頃からなり始め、「怒鳴る、キレる、説教臭くなる、マナーやモラルに反した行動をとる」など様々な弊害がある。行動様式は大きく異なり、もはや老人が行っている迷惑行為自体を「老害」と呼んでいる節すらあるが、まだ20歳という社会経験ゼロの未熟大学生が独断と偏見で判断するため、ズレが生じる可能性が高いが、理解してほしい。もちろん、ご意見やご感想があれば、気軽にコメントで教えていただけると嬉しい。
真っ先に老害となるタイプ
ISTJ
最も早く深刻に老害になりやすいタイプだ。そもそも、ISTJ自身が若い頃から老害まがいな行為をとりやすく、最も老害と相関が強いタイプだ。ISTJが老害になりやすい理由。それは簡単だ。ISTJの人生ピークはあまりにも早すぎるのだ。ISTJのピークは大抵10代〜20代前半頃で終わっており、残りは衰退していくのみだ。学生時代は、成績優秀で真面目で模範的な優等生ポジションであることも多いが、20歳を過ぎると新たな挑戦を避け、マンネリ化することが多い。また、早くに成功体験をかみしめてしまっているため、未熟なまま自分の考えに固執してしまい、頑固者となってしまう。20代で既に老害のような思考回路になってしまうことも多く、どんどん修正が利かなくなる。世間がイメージする老害にISTJは数多く当てはまる。「うるさいお局様、口出しばかりする教師、話が通じない警察官」。これら全てとは言わないが、ISTJはかなり多そうだ。
ESTJ
ESTJもまた老害の代名詞のような存在だ。いわゆる「昭和の頑固おやじ」のような類いで、とにかく保守的で頑固で話が通じない老害となりやすい。若い頃に従順だったが故に、時代の変化についていけず、「俺の若い頃は〜」とか「こんなこともできないのか?」などとすぐに口にしてしまう。特に、定年退職後に燃え尽きるESTJも多いため、面白くない毎日のストレスから説教臭くなるタイプも多そうだ。
ESTJは、ISTJほどではないが、かなり保守的な傾向が強いので、老害になるスピードは結構早そうだ。
老害になりやすいタイプ
ISTP
ST型は総じて老害になりやすい。とにかく、保守的で閉鎖的でなおかつ自分が正しいと信じやすいからだ。ISTPもその一種だ。STJ型ほどではないが、ISTPは、根に持ちやすく、本音を押し込めて後に爆発させるタイプが多いため、話が通じないことになりやすい。考えていることが分からずに、あたふたしているうちに急に爆発してブチギレてくるパターンだ。また、特有のネガティブさや遵法意識の低さからモンスター化しやすい面もある。周囲の士気を下げ、優秀でやる気のある人の邪魔をしかねない。ST型はこうした危険性があるのだ。
ESTP
ESTPは、ST系列で最も老害になりにくい。また、進行速度もかなり遅いのだ。しかし、ST型特有の頑固さがあるため、ここが出てくるとなかなか厄介だ。例えば、ESTPは、ジェンダーレスなどに批判的だろう。私の祖父はESTP説が強いが、現代の若者の文化に過度に批判的だ。男女の境界線をハッキリ持ちたいが故に、こういう話になると過度に批判的になる。また、口出しも多くなりがちなので、こうした面では老害になりやすいかもしれない。ただし、老害化するのはかなり年を取ってからなので、現役時代に老害化するパターンは少なさそうだ。
ENTJ
ENTJも老害になりやすいだろう。とにかく、自己主張が激しく、持論がエンドレスであるため、説教臭い印象を持たれやすい。また、自分の決めたマイルールにそぐわないルールを軽視する傾向が強いため、こうした姿勢が「老害」と感じられるかもしれない。ESTJよりも老害化しにくいが、威力はこちらのほうが大きいかもしれない。
ENTP
ENTPも老害化しやすい。とにかく、議論好きだったり、破天荒だったりするため、老人になってボケてくると更にこうした行動が増してしまうケースが多い。公共の場で分からずに騒いだり、やたらと周囲にケンカを売ったりするタイプが多い。また、社会的権威を持ったENTPだと、周囲に過度に批判的になることも多く、演説や講演などで、「〇〇の意見はバカだ!」や「うるせぇ!黙れ!」のような暴言を吐いてしまうケースも多く、こうしたケースから疎まれてしまうことが多い。
INTP
INTPもまた老害化しやすい。とにかく、持論フィールドに固執し、他人の意見を尊重できなくなったり、口が悪く言葉を選べなくなったりする。他人の感情を頭で理解するようになり、言ってはいけない発言を繰り返しがちとなる。INTPは、カウンセラーや医者に多いため、こうしたことで関わる時に老害化が表に出やすい。とにかく、自分が正しいことばかりを主張し、相手の感情を根こそぎ傷つけることになりやすい。
老害になりにくいタイプ
ESFJ
F型は全般的に老害になりにくいが、その中ではESFJが最も老害になりやすいだろう。とにかく、過去や伝統に強くこだわり、なおかつおせっかいな面もあるので、比較的老害化しやすい。また、村八分のような農村によく見られる独特の文化も作り出しやすい気がする。お局様の一部にかなり多そうで、「おせっかいおばさん」のような呼ばれ方をしやすいだろう。
その他SF型
SF型は、あまり老害化しにくい。特に、ESFPなどは年をとってもいつも楽しそうだし、愉快で魅力的だ。明石家さんまさんなどを見ていると、年の功とは思えないほどのフレッシュ感がにじみ出ている。ISFPも老害化しないイメージだ。そもそもの攻撃力がほぼなく、他人に害を与えるタイプは少ない。ISFJはESFJほどではないが、やや老害化しやすいかもしれない。とにかく、ISTJ同様、保守的で人生のピークが非常に早く、燃え尽きやすいからだ。ただし、持ち前の協調性により、他人のテリトリーに土足で入る真似はしないだろう。一方で、柔軟性は低いため、なにかに縛られて固執しやすいかもしれない。
NF型
最も老害化しにくい。というか、NF型は、若い頃の方が何かと問題視されやすい。学校でも独特の好みや考えに悩むNF型を多数見てきたし、職業選びに苦労する話もよく聞く。ただし、年を取るとそれに関係なく独自の行動指針をとるため、受け入れ態勢が広いのだ。実際に、私の祖母はENFJなのだが、75歳になった今も全く老害化しておらず、実年齢よりも若い。黒柳徹子などは、NF型に見えるが、90歳を過ぎてもあの活躍っぷりだ。NF型と老害化は皆無とはいえないが、相関自体は非常に低そうだ。
まとめ
老害化しやすいのは、やはりS型とT型に多い。開放性と協調性が低いタイプほど老害化しやすいため、ST型は最悪だ。T型は、そもそもの思考回路がかなり頑固に作られていることが多いため、若い内に相当柔らかくしない限り、古い考えに固執しやすくなるだろう。NT型であっても、ST型ほどではないが、持論に固執しやすいので要注意だ。F型は、比較的周囲への受け入れ態勢が良く、協調性があるので、あまり口出ししたり、他者批判したりはしない。ただし、ESFJに限っては、第二機能のSiにより老害化しやすいので、我ながら注意したいと考えた。ESFJは、第三機能のNeを発達させることで、かなり開放性が高くなるため、老害化は防ぎやすいだろう。Neがせっかく発達してきたので、衰えないように私もさらに成長させたいと考えた。



コメント
19せりさん
コメントありがとうございます!
これはあるあるですね笑笑。NT型は、良くも悪くも自分がハッキリしているので、老害化するとこの体になると思います。
ひろ◯きなんかも、「それってあなたの感想ですよね?笑笑」などと発言していることから、他人の意見を聞けなくなるのかもしれないですね。
NT型は老害というよりは害って感じだと思います。若い頃から変わった思想を持っていたとか。
ISTJみたいな真のTHE老害みたいな感じにはならないと思います。
たしかに年に比例して老害化しないかもしれないですね。ISTJやESTJは、「若い頃はまともだったのに。」となる印象です。
チューリップさん
コメントありがとうございます!
後からその記事読みました。なるほどと感じましたね。やはり、NT型は、癖が強いので、そうなるのかもしれないです!