【関東大震災102年朝鮮人犠牲者追悼式典へ】
9月1日暑い暑い一日。
今年は統治下にあった朝鮮半島の歴史に思い至ることが多くあり、例えば長生炭鉱の水非常水没事故の潜水調査や詩人・尹東柱、思想家・趙根在をより深く知ったことなどだが、墨田区に東京都が建立した慰霊碑まで出向いた。
私にとって数年ぶりの追悼式典だが人出は多く、そんな中でも友人の山本ゆうこさんと出会い、Colaboのみなちゃん、大椿ゆうこさんの秘書だった西尾さんたちとも出会えた。
式典は運よく慰霊碑前のテント内で参加することとなった。
慰霊碑の後方は妨害を避けるための防護柵に囲まれているが、無事に1時間で式典を終えた。
追悼式典実行委員長、国家責任を問う会、労働者たちを虐殺した亀戸事件の追悼会実行委員長、朝鮮総聯本部、それぞれの思いと追憶を抱いての挨拶からも排外主義的分断と差別感に溢れそうな世の中への憂慮が深く重い。
寄せられた追悼メッセージの中に、深沢潮さんの「虐殺の歴史は、語り継ぐことによって初めて未来への教訓となります。」と。
今日は追悼の舞はされなかったけれど、白いチマチョゴリに身を包んだ女性たちのクンジョルというひざまづく祈りのような深い挨拶があった。
3人の女たちの鎮魂の祈り。
存じ上げているサカエさん、金井真紀さんの姿だ
そして、一冊の絵本「プンムル」を手にした。
荒川河川敷での風物詩プンムルが描かれている。
戦いの準備が進んでいるような時代、嘘偽りや流言で、日常や暮らしや愛情を断ち切ることはもうしてはならない。
そして真相究明や国の謝罪は放っておいてはならない。