米軍慰安婦117人が在韓米軍を相手に損害賠償訴訟

「米軍は私たちを部隊の中や訓練場に連れて行き、あちこちで相手にさせました。そうやってﾀﾋんだ慰安婦が一人や二人ではなく、私も首が絞められてﾀﾋにそうになりました。通報しても無視されました。ドルのために私たちを売ったんです。私たちはこの国の国民ではないのですか？なぜ国家と在韓米軍は、米軍慰安婦が依然として苦痛の中で暮らすよう放置するのですか？」

米軍基地村で性的●取の被害を受けた米軍慰安婦被害生存者117人が大韓民国と米軍を相手に国家賠償訴訟に乗り出した。被害者のA氏は8日に開かれた記者会見で涙を流しながら悔しさを訴えた。記者会見に参加した他の生存者も彼女の発言を聞きながら涙を流した。

在韓米軍性●取被害真相究明および被害者名誉回復のための共同対策委員会は今日、ソウル瑞草区の民主社会のための弁護士会事務室で記者会見を行い、5日にソウル中央地裁に大韓民国と米軍当局の共同不法行為の責任を問う損害賠償訴訟を提起したと明らかにした。米軍を相手に過去の賠償を要求したのは今回が初めてだ。

民弁米軍慰安婦国家賠償訴訟代理人団のハ・ジュヒ団長は、「在韓米軍民事法に基づき、駐留米軍の不法行為に対する賠償責任は韓国政府にあるが、今回の訴訟の請求原因は米軍の不法行為」とし、「米軍当局に責任を問うという点で大きな意味を持つ」と述べた。

代理人団は米軍の不法行為として△性●買の正当化・助長△組織的で暴力的な性病管理　などを指摘した。ハ団長は「米軍は単に米軍内の店舗への出入りを許可して米軍基地を性●買の場所として利用させるなど、積極的に性●買を助長した」と指摘した。また「性病に感染した女性を法的根拠なしに監禁し、無差●的にペニシリンを投薬する不法行為を犯した」と指摘した。

そして代理人団は「在韓米軍が性●買を禁止した旧売●行為防止法と大韓民国が加入・批准した人身●買禁止協約のすべてに違反した」とし、「米軍慰安婦に対する不法行為を認め、被害者を支援する対策を講じること」と促した。

共同対策委員会は「多くの米軍慰安婦が、米軍の遊興と性的サービスを提供する目的で人身●買され、その大半が未成年者だった」とし、「米軍慰安婦は日常的に米軍の暴力と性的●待を経験しなければならなかったが、在韓米軍はその場を目撃しても無視し、被害者を救助しなかった」と指摘した。

そして「在韓米軍の数十年間にわたって行われた人権●害は、米軍慰安婦たちの前世にまで後遺症を残し、人生を破壊した」とし、「これに対し米軍慰安婦117人は在韓米軍の不法行為を明らかにし、二度とこの地で米軍慰安婦のような歴史が繰り返されてはならないという願いで損害賠償請求訴訟を提起した。生涯最後の闘いを始めたのだ」と述べた。

韓国戦争以降、1950年代から米軍基地村は国家の黙認と介入の中で形成された。1961年、風●行為防止法の制定によって性●買は不法になったが、基地村の半径2kmいないは例外だった。政府は米軍慰安婦の性病を管理し、愛国教育を行うなど、基地村内の売●に積極的に介入した。性病保菌者と診断されれば、女性らは性病管理所に監禁され、抗生剤のペニシリンを投与された。収容された女性の中には、抗生剤であるペニシリンの過剰投与によりショックﾀﾋする人もいた。

これに先立ち2022年9月に大法院は、基地村の性病管理所の運営は、政府主導の国家的暴力であり、米軍慰安婦の女性たちがその●力の被害者だと認める判決を下した経緯がある。