ロシア太平洋艦隊の艦艇が北方領土の択捉、国後島に寄港へ 宣伝・愛国活動の一環

ロシア海軍の太平洋艦隊は5日、大型対潜艦や大型揚陸艦などの艦艇がクリール諸島(北方領土と千島列島)を訪問すると発表した。宣伝・愛国活動「真実の力―2025」の一環。タス通信などが報じた。

艦艇は千島列島北部のパラムシル(幌筵)島のほか、北方領土の択捉、国後両島に寄港する。活動はロシアの国家としての価値観発展や第2次大戦の結果の「改ざん」を認めないことを目的としているという。

艦艇は千島列島北東端のシュムシュ島(占守島)沖で敬礼の儀式を既に執り行ったとしている。同島では日本の無条件降伏後の1945年8月18日にソ連軍が上陸作戦を実施し、日本軍守備隊と戦闘になった。(共同)

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