ニュージーランドも意外と思われるかもしれないが民主主義国家であり、一時的にジャシンダ・アーダーン率いるレイバーが安定過半数議席を取得してしまい残念ながら一党独裁状態になったことがある。
ジャシンダ・アーダーン以外にもだめな首相はこれまでに数え切れないほど存在していたが、彼女の残した爪痕は今なお深く、その影響でニュージーランドは国民の収入の伸びが最悪な国の一角を担うことになった。
最近のニュースでこの話を見ると「コロナの頃の影響が」という話になっており、ジャシンダ・アーダーンがコロナ封じ込めのために国民を完全に統制して押さえつけた政策がどれだけのダメージを国にもたらしたかが明らかになりつつある。
ちなみに物価は今も血も涙もないペースで上がり続けており、人々の年収は増えず、ダブルパンチで景気が悪くなっていることから犯罪率も順調に伸びているが、そんなことは彼女が首相をすることからすでにわかっていたことだ。
さて、そんな凄まじいまでの不況に苦しんでいるニュージーランド人たちは今日もどこかのんきな日々を過ごしており、ゆでガエルのように自分たちに一体何が起きているのかはわからないようなヒビを過ごしているのだが、先日ニュージーランドの首相経験者が二人中国の軍事パレード、これは反日プロパガンダのためのイベントとして日本では報道されていることが多いようだが、に参加していたことがわかった。
ヘレン・クラークはかつてのレイバー政権時の首相であり、ジョン・キーはナショナルパーティーが政権を取っていたときの首相だ。
ヘレン・クラークは同性婚の道筋を切り開いた人であり、ジョン・キーは経済政策に優れていてニュージーランドの経済を強くしすぎてしまったほどの人である。
つまりこの国の文化と経済の両面でこれまでにないリーダーシップをになった二人が中国で反日軍事パレードに参加したことになる。それも二大政党両方だ。
現役首相であるラクソンもお呼びがかかればのこのこと行ったかもしれない。彼も露骨に中国にすり寄っている一人だからだ。
もし現役首相がこのイベントに参加すればTPPなどといった様々な協定やANZACなどの国際協調にも影を落としかねないが、落としたところで太陽の黒点くらい人間には目に見えないかもしれない。
本来であればANZACの片割れであるオーストラリアやCommon Wealthの宗主国であるイギリスがこの役割を担うべきかもしれないが、現在はロシアvsウクライナでそれどころではないのかもしれない。
ではなんで中国に依存しているのかというと、先程も書いたジャシンダ・アーダーンが発行した凄まじい量の国債残高をどうにかしなくてはならないからだ。
国内経済はニュージーランドはそれほど成長せず、基本的には観光や留学で収入を得て、ワーキングホリデーの若者から搾取して利益を見せかけ上増大し、海外にゼスプリキウイを売りさばいで外貨を手に入れている。そしてもう一つの産業が世界中に自国民を送り込んで二度と帰ってこなくなるくらいだろうか。
つまりニュージーランドは優秀な人ほど国を出てしまう国と言ってもよく、現在この国で生まれた人の半分はオーストラリアに行ってしまうこともわかっている。
これはニュージーランドをオーストラリアやイギリスへの移住における踏み石国家として利用している、ということでもある。
例えばオーストラリアに行きたいのならニュージーランドで永住権を取得、その後市民権を取得すればオーストラリアやイギリスに住むことができる。この制度を利用されていることになる。
日本でも多重国籍の議論はあるだろうが、国が多重国籍を渋ることの一つがこういった日本国籍はキープしたまま他の国に行ってしまう人というのを警戒しているのかもしれないが、そんなことはどうでもよく、ジャシンダ・アーダーンがやったことは何もかも中国にメリットがあるような結末になっている。
そもそも彼女は極左集団のリーダーをしていたくらいに左翼であり、社会主義、共産主義が大好きな本性があることは割と有名だが国際的には世界を牽引する女性リーダーの一人であるとか、共感する女性首相とか未だに彼女に夢見ている人がいるかは疑わしいが、徹底的な推し活によって海外の評価が驚くほど高い、まさかここまで中国に利するような行為を平気でしてしまうとは空いた口が彼女の任期中からふさがっていないのでもう口の中がカラカラだ。
そして後任のクリスヒプキンスは結局レイバー政権が終わるまで座っているだけの首相なのでどうでもよく、次のナショナル政権で首相となったラクソンがこれまた「金持ちに入国してほしい、中国ともっと貿易したい」と更に中国寄りの政策をとっているため、ヘレン・クラークやジョン・キーが中国に行っても実は何も不思議ではない。
おそらくニュージーランドにいる人たちは今着々と中国に侵略されていることに気づいていないのだろうと思うが、最近マオリが更におかしなことになっている。
本来であれば自分たちの地位を脅かしかねないワイタンギ条約の改正問題に対してデモをするのであればまだわからなくもないが、何故かパレスチナ問題をのデモを盛んに行っている。
おそらく何らかのメリットがあるのだろう。誰にそそのかされたかはわからないが、そんなことをしている間にワイタンギ条約が改正されてしまえばもう取り返しはつかない。
ただ、そのほうが国内の分断やマイノリティの不満がより強くなるので、そういった人々には更に都合がいいのかもしれない。
これまでもニュージーランドに来るべきではない情報を書いてきてはいたが、ニュージーランドはおそらく中国からの合法な侵略をもはや止めることはできないかもしれない。