九州の新米ねらって関東から買い付けも…町の米穀店は仕入れ資金に“四苦八苦” 業界関係者「今後かなり上がる」の見方も 福岡
実りの秋を迎え、新米の出荷が本格化する中、地域の米穀店では価格の高騰をうけ厳しい経営を迫られています。 福岡市の店舗を取材しました。
100年以上の歴史がある福岡市南区の四十川米穀店。 代表の中田健三さんは2年前に事業承継し、コメの販売の世界に飛び込びました。
◆四十川米穀店 中田健三代表 「めっちゃ大変やったですね。最初1~2年は死ぬかと思いました。事業承継したとたんコメ騒動が始まったので」
前職の飲食店のツテを頼りにするなど、苦しい状況の中でも売り上げは伸ばしていましたが、今年に入って入荷もままならなくなったため3月には営業の縮小を決断し、8月までは付き合いの長い取引先に限り販売を続けてきました。 街の米穀店にとっては厳しい状況が続き、店を閉める決断をした同業者もいるといいます。 ◆四十川米穀店 中田健三代表 「力を持っているあの米穀店がつぶれたんだ、とショックだった。(新米が出るまで)売るものがなかったというのが大きい。(同業者は)みんな『お米がないない』と」 そうした中、ようやく訪れた新米のシーズンですが、さらに頭を悩ませることが…。
◆四十川米穀店 中田健三代表 「(コメの仕入れ価格が)去年の1.5~1.7倍とか。去年は1000万円で済んだのが今年は1500万円。2000万円だったら3000万円いりますという世界なので、単純に仕入れ資金がその分必要になる」 去年からのコメ価格の高騰で今年の全国の作付面積は過去5年では最大となり、生産量も50万トン以上増える見通しですが、猛暑による水不足の影響や生産コストの上昇を受け仕入れ価格は今のところ高騰が続いているのです。
県内のとあるJAでは、生産者に支払う概算金が早場米の夢つくしの1等米60キロで3万1000円を超え、去年の2倍近い高値となっています。 中田さんはコメを確保するため、資金調達に追われているといいます。 ◆四十川米穀店 中田健三代表 「うちも仕入れ資金を調達するために銀行とかにお願いしているんですけど、実際は足りない」
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