「累乗」の計算は便利な表現ですが、計算ミスをしやすいので注意が必要です。
特にプラス・マイナスの符号をどのように扱うかを注意しなければいけません。
正しい答えを求めることができるでしょうか。
問題
次の計算をしなさい。
−(−5)^3
※当メディアでは、「5の3乗」のような累乗を「5^3」と表します。
まずは自分自身で計算をしてみましょう。
解説
今回の問題の答えは「+125」です。
また、途中の計算は次のように考えます。
−(−5)^3
=−(−125)
=+125
どのように考えるか、順に解説をしていきます。
累乗を含んだ計算式では、次の順で計算をしましょう。
(1)累乗の計算
(2)掛け算・割り算の計算
(3)足し算・引き算の計算
つまり、今回の問題では、「(−5)^3」から計算をします。
これはカッコがついているので、「−5」を三回掛けなければいけません。
つまり、
(−5)^3
=(−5)×(−5)×(−5)
=−125
となります。
これによって、元の計算式は「−(−125)」となりました。
これは「(−1)×(−125)」が省略された形とみることができます。
つまり、
−(−125)=+125
したがって、今回の問題の答えは「+125」です。
まとめ
累乗を含んだ計算や正負の数などは、中学1年生で学習します。
学生時代にはできた計算も、大人になり、忘れている方もいるのではないでしょうか。
他の記事でもさまざまな問題を紹介しているので、ぜひ挑戦してみてください。
※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」
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