社会
Posted on 2025年09月07日 18:01

住んでわかった「川口・クルド人問題」の激ヤバ実態(2)恐れられる「クルドカー」

2025年09月07日 18:01

「後に彼らが働く解体現場を初めて見学して思ったのは、とにかく危険ということ。ごく普通の民家でしたが、とにかく仕事が荒っぽくて、クレーンなどの重機を使って、壁も屋根も柱も見境なしにガンガン壊していくわけです。解体というのはそういうものなのかもしれませんが、次々と屋根や柱が落ちてくる状況です」(石神氏)

 危険な作業を終えたクルド人労働者は、トラックに廃材を積んで川口市のヤードへと戻ってくるのだが、中にはひと目で「過積載」とわかる車両が目につく。荷の積み方や締め方がずさんで、荷台からいつ木材や金属クズなどが落下してもおかしくないため、「クルドカー」と恐れられている。

 クルド人問題に取り組む川口市議会議員の青山聖子氏は、自身に降りかかった被害をこう振り返る。昨年夏のことだ。

「自家用車で高速道路を走行中、前を走る川口ナンバーのトラックの荷台から突然、マットレスが落下したんです。突然のことで避けきれず、マットレスのスプリングに乗り上げてしまい、トランスミッションが破損。結果、廃車にせざるをえなくなったんです」

 クルドカーが忌避される理由は、事故処理の点にもある。青山氏が続ける。

「車のナンバーを控えて警察に訴えても、相手の身元を特定するのが困難なこともあって、不起訴で終わるケースがほとんど。保険会社を通じてやり取りをしようとしても、無保険だったり、『シラナイ』『カンケイナイ』の一点張り。結局、自分の保険や自費で修理するしかなく、多くの人が泣き寝入りしているのが実情です」

 川口市だけの問題ではない。クルドカーと遭遇した際には注意してほしい。

 仕事を終えたクルド人たちの憩いの場となっているのがコンビニだ。泥だらけで入店して酒や食料を購入すると、駐車場の地べたに座って酒盛りを始める。喫煙だけでなく放尿する輩もいたそうだが、マナー違反を注意する住民は稀だ。

 同市議会議員の奥富精一氏が明かす。

「コンビニの前で騒いでいたクルド人たちに注意をした近所の日本人住民が、彼らの標的にされてしまった事例もあります。クルド人に住所を特定され、郵便受けに小便をかけられるなどの嫌がらせを受け、やむなく家を手放して引っ越すことになりました。これが川口市の現実なんです」

 石神氏も夜のコンビニで怖い体験をした。駐車場で、「過積載」を絵に描いたような1台のクルドカーが目に留まったのだ。

「『これはすごい』とついスマホで写真を撮ったら、ちょうど後ろにクルド人がいて、ものすごい剣幕で怒鳴っているわけです。クルド語だったので、何を言っているかわかりませんでしたが、怒っていることはわかります。私は両手を合わせて謝罪し、自分の車に乗り込んで、その場を離れました。コンビニの駐車場を出ると、そのクルドカーがピッタリ後ろについてくるのがわかりました。右へ曲がっても左へ曲がってもピターッとついてくる。時間にして5分ほどだったかもしれませんが、怖かったですね。彼らは写真を撮られることに非常にナーバスになっています。勝手に撮った私が悪いのですが、怖い体験でした」

 石神氏のおよそ1年に及ぶ取材の中で、直接身の危険を感じたのはこの1度だけだったという。

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
今、あなたにオススメ
【ナマ証言!千原せいじの本性①】集中治療室で瀕死の「血まみれ千原ジュニア」を見て大笑い&立ちション
住んでわかった「川口・クルド人問題」の激ヤバ実態(3)少年たちの「不良行為」が問題に
中居正広問題「10時間会見」でもうウンザリ…フジテレビが定例会見をやめたくて仕方がない「面倒なYouTuberに引っかき回されるから」
【激ヤバ中国】幼稚園児に「基準値2000倍の鉛入り毒性給食」で抜け毛に鼻血に脳神経障害!日本への輸出食品の信頼度は地に堕ちた
【副作用なし】バイ◯グラを超えた日本初のアレを飲むだけ。67歳でも3回戦が余裕に
PR(健商株式会社)
バイアグラ捨てた70歳男性「90分で3回戦も余裕」現役医師も推奨のアソコドーピング
PR(MACA BOOST EX(マカブーストEX))
「たばこ税がない」600円→124円の新型タバコに喫煙者群がる
PR(株式会社HAL)
ヒコロヒーも証言「キンタロー。VS紺野ぶるま」信じられないほど最悪な仲という芸人爆弾
【激ヤバ注意】タイ・バンコク&パタヤで観光客の被害急増!配車アプリ「乗ってないのに請求」「偽装バイクタクシー」の罠
住んでわかった「川口・クルド人問題」の激ヤバ実態(1)食堂は朝6時から賑わう
鷲見玲奈の「Gバスト」に“激ヤバ変化”!結婚したこととの関係は?と騒然
遠野千夏「ピー音なしの業界裏話は絶対に口外できない」/旬のグラドル直撃インタビュー
【世界初】9割が知らない医師開発の活力剤で70代も最後まで!世界初の活力爆弾とは
PR(株式会社マテラ)
「上向き寝」やめて。男性の腰を助ける正しい対策法が判明
PR(株式会社 ハーブ健康本舗)
「持ち家を売る時のNG行為」知ってるだけで得する事とは
PR(株式会社Speee)
TV出演医師「むくみがツラい人は絶対やって!」医師の9割が推奨するむくみ軽減法が凄い
PR(株式会社サン・クラルテ製薬)
関連記事
SPECIAL
特集
2025年08月12日 18:30

記録的猛暑に見舞われる今夏、エアコン室外機の「耐熱性能」が改めて注目されている。特に話題を集めたのが、ダイキンが展開する「外気温50℃まで耐えられる室外機」だ。一部機種(Dシリーズ)には、カタログに「高外気タフネス冷房(外気温50℃対応)」...

記事全文を読む→
カテゴリー:
アサ芸チョイス
社会
2025年03月23日 05:55

胃の調子が悪い─。食べすぎや飲みすぎ、ストレス、ウイルス感染など様々な原因が考えられるが、季節も大きく関係している。春は、朝から昼、昼から夜と1日の中の寒暖差が大きく変動するため胃腸の働きをコントロールしている自律神経のバランスが乱れやすく...

記事全文を読む→
社会
2025年05月18日 05:55

気候の変化が激しいこの時期は、「めまい」を発症しやすくなる。寒暖差だけでなく新年度で環境が変わったことにより、ストレスが増して、自律神経のバランスが乱れ、血管が収縮し、脳の血流が悪くなり、めまいを生じてしまうのだ。めまいは「目の前の景色がぐ...

記事全文を読む→
社会
2025年05月25日 05:55

急激な気温上昇で体がだるい、何となく気持ちが落ち込む─。もしかしたら「夏ウツ」かもしれない。ウツは季節を問わず1年を通して発症する。冬や春に発症する場合、過眠や過食を伴うことが多いが、夏ウツは不眠や食欲減退が現れることが特徴だ。加えて、不安...

記事全文を読む→
注目キーワード
人気記事
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
最新号 / アサヒ芸能関連リンク
アサヒ芸能カバー画像
週刊アサヒ芸能
2025/9/2発売
■620円(税込)
アーカイブ
アサ芸プラス twitterへリンク