前岸和田市長を逮捕、官製談合防止法違反の疑い 性的関係めぐり失職
大阪府岸和田市が発注した工事の入札をめぐり、業者を選ぶ際に不正があったとして大阪地検特捜部は4日、前市長で会社役員の永野耕平容疑者(47)=同市=を官製談合防止法違反などの疑いで逮捕し、発表した。特捜部は認否を明らかにしていない。
発表によると、逮捕容疑は市長だった2021年5月に予定されていた市発注工事の入札に先立ち、業者側の代表者に最低制限価格を漏らして落札させ、入札の公正を害したというもの。特捜部は、工事の内容や業者については「申し上げられない」としている。
官製談合防止法は、入札を行う国や自治体の職員が入札に関する秘密情報を漏らしたり、特定の業者が落札しやすいよう便宜を図ったりする行為を禁じている。
藤浪秀樹副市長は報道各社の取材に対し、「ニュースを見て驚いた」と話した。不正があったとされる工事がどういうものかは「把握していない」としつつ、「市としては適正に入札をしてきたと認識しているが、検証すべきところがあれば検証したい。捜査には協力する」と答えた。
支援者「最近は色々うまくいっているような話を」
永野氏は15年に大阪府議に…
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