田崎史郎氏 石破首相辞任に最後まで抵抗した2人の側近明かす「今日、公邸に内緒で入っている」
政治ジャーナリスト田崎史郎氏が7日、テレビ朝日系「有働Times」(日曜後8・56)に生出演し、石破茂首相の辞任発表を巡る当日の動きを解説した。 【写真あり】石破首相 スーツに白い粒々でSNS指摘「最後までだらし内閣」 石破氏はこの日午後、首相官邸で会見し、「このたび私は自由民主党総裁の職を辞することといたしました」と述べた。首相の座も退き、次期総裁選にも出馬しない意向を示した。 田崎氏によると、石破氏は6日夜、菅義偉副総裁、小泉進次郎農相と会談。菅氏から直接、辞任を進言されたという。菅氏の退出後も小泉氏からも長時間にわたり説得を受け、「明日、記者会見だな」と、覚悟を決めるような発言があったと述べた。「その間、菅さんと進次郎さんはこの問題を協議しているので、菅さんと進次郎さん主導の退陣劇だと思います」と解説した。 対照的に、石破氏に思いとどまるよう、最後まで粘った大臣が2人いたという。それは岩屋毅外相と、赤沢亮正経済再生担当相。田崎氏は「石破さん自身も側近に電話する中で、赤沢経済再生担当大臣さんとか、岩屋外務大臣らが今日、公邸に内緒で入っているんです。総理に続投を求めている。“今までやってきたじゃないですか?ここで退かないで頑張りましょう”と。そういうことがあって最後、石破さんがやっぱり辞めると決断するんですけど」と、裏事情を明かした。