昨日は上記タイトルの講演会を開催いたしました。

 

会場のキャパシティを超える、本当に多くの方にお申込みいただき

お席がご用意できずお断りさせていただいた方には申し訳ありませんでした。

動画がフェイスブックでご覧いただけますので、

当日いらっしゃれなかった皆さまは

下記リンクよりご覧ください。

 

第一部では前川喜平さん講演、

第二部では前川さんと、弁護士の太田啓子さんとの対談でした。

 

今回参加できなかった多くの方から、

内容を後日でいいので教えて欲しいと言うご意見をいただいたので、

軽く記載します。

 

 

前川さんの不登校時代のお話では、

お母さんからは学校に行けと言われなかったこと、

担任が合わなかったが、翌年はいい先生で救われたことなど。

 

どんな子どもも受け入れている学校、

「みんなの学校」大空小学校。

こういう学校なら不登校にはならないというお話。

 

子どもには学習権があるということ。

そしてそれは学校以外でも良いということ。

 

ユネスコの学習権宣言によれば

学習権は、人が生存していく上で不可欠なもの。

想像し、創造する権利。

自分自身の世界を読み取り、歴史を綴る権利。

個人的、集団的力量を発達させる権利である。

学ばなければ人は人として生きていけない。

つまり、学習権とは、生存権でもある。

学校の勉強だけが学習ではないのだから

誰がどこで学ぶか、それは自由意志で

学びたいときに学びたいところで学ぶ権利が保証されている。

学問とは、広い意味で「学ぶ」ということ。

 

どんなに貧しい環境にあっても学ぶ権利があり

本来憲法で保証されているが

まだ国が十分に保証できていないこと。

 

義務教育とは、子どもが学校へ行く義務ではなく、

無償で普通教育をうける権利がある。

それを保証する義務が国に、そして周りの大人にあるということ。

 

学校に馴染めず、学校が辛いなら

縄をつけてまで学校へ行かせる必要はない。

死ぬほど辛いなら学校は行かなくていい。

 

学校があるために子どもが死を選ぶなどあってはならない。

命の危険があるなら、「行くな」と言ってあげるべき。

 

学ぶ場所はどこにでもある。

図書館でもいいし、フリースクールでもいい、

家で学んでもいい。

 

例えば自転車乗れないのはマイノリティ。

病気がある、泳げない、色々なマイノリティがある。

不登校は世の中ではマイノリティ。

でも、みんな何かのマイノリティのはず。

マイノリティが集まればそれはマジョリティになる。

マイノリティは、マジョリティ。

 

子どもに安全だと思ってもらえない学校が問題。

子どもが学校に不適応なのではなく、

学校が子どもに不適応。

子どもが安心して学べる場所になっていないのだということ。

 

数々の言葉に、会場もうなづく姿がたくさんみられました。

 

第二部では、太田弁護士が

「檻の中のライオン」という、憲法を知るためのとてもわかりやすい名著から、

ライオンやうさぎのぬいぐるみを使って子どもにもわかるように憲法について

語ってくださいました。

 

写真は前川さんが、ライオン役を手伝っているところです。

 

檻から出たライオン(権力)くんは太田先生に叱られていました(笑)

檻(憲法)の中でしっかり仕事をするのがライオンくんの任務なのです。

 

ちょっとお茶目な前川さんを垣間見れました♪

 

中学校の公民でも憲法は学ぶが、

日本では憲法をよく知ることや、政治の話がタブー化している。

主権者教育を受けないまま大人になる人が多い、という太田さんのお話は納得でした。

 

他にも、守る意味が理解できないブラック校則について、

ただルールだから守る、ではなく、きちんと意味を知り、

おかしいと思えば変えられる、なんのためにルールがあるのかを考える。

 

「学校の常識は世間の非常識」という言葉があるが、

まずは当事者である子どもの声を聞く。

自分が関わることにはきちんと意見を言う。

それは子どもの権利。

それをちゃんと受け止められる学校かどうか。

 

麹町中学校では、校則について、制服について話し合い、

子どもの意見を取り入れて私服の日も設けていた。

工藤校長曰く、「あれしなさい、これしなさい」と言うと、

子どもたちは自分で考えなくなる。

 

前川さんが著書にも載せていた

宮沢賢治の言葉の紹介もありました。

「世界がぜんたい幸福にならないうちは

個人の幸福はありえない」

 

 

 

このような内容でした。

 

全ての子どもたちが自分らしく学ぶ意欲を失わずに

未来へ進んでいけるように

まずは半径1メートルからの幸せを考えるきっかけに

なれば嬉しいです。

 

ご来場いただいた皆さま、本当にありがとうございました。

 

NPO法人 自由創造ラボたんぽぽ

代表 米澤 美法

 

 

動画はこちらからご覧になれます。

(撮影者より許可いただいています)

 

第一部

https://www.facebook.com/yuko.asakura.712/videos/2299611783399658/

前川さんのお話は16分くらいからになります。

 

第二部

https://www.facebook.com/yuko.asakura.712/videos/2299705786723591/

 

 

不登校家庭へのアンケートも継続中!

よろしければご協力お願いいたします♪

https://docs.google.com/forms/d/1T-YPVsZ-tCk8w7wBtKff66K3oX3Fs2yKFeqyKLI6RVI/edit

 

 

檻の中のライオンはこちら↓

 

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リブログ(1)

  • ”「子どもに合った教育を」前川喜平さん講演会”

    こんにちは子間宮みかです🎵昨日はこちらの講演会に行ってきました学校が死にたい程、辛い場所なら「行くな」と言いたい。前川さんの言葉に大きく頷きました。今では自分が望んで課してきた試練として今は観望することは出来ますが、当事、世の中の常識に盲信した親に学校に行きたくないことを許されず、親を殺してしまうのでは、という衝動に駆られるくらいの闇、親と子の問題を解決するまでには様々な救いを求め続け、やっと40才過ぎて浄化出来ました。親と子のわかり会えない、強いては愛されているのだろうか、生きていていいのだろうか?と深い傷をつけてしまう、更には死にも追いやってしまう、学校を強いている世の中の常識を考えなければいけないと思います。追伸、当日、少し早く着いてしまったので、お手伝いを申し出させてもらい、講演会後の打ち上げにも参加させてもらいました同じ子供を思う感性の方の場は暖かく楽しい場所でした今日もお読み頂きありがとうございました皆さんにも喜び幸せがたくさん降り注ぎますように

    子間宮みか

    2018-09-01 23:58:00

コメント(4)