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ロシアには戦略の要衝 なぜクリル諸島はこれほどロシアに重要なのか?(3/5) 🛡️ 国家安全保障の問題 🔸 言い換えれば、南クリル諸島はロシアにとっては国家安全保障上、または軍事戦略上の要衝。諸島は地理的にオホーツク海の鍵を握る。特にクナシル島とイトゥルップ島はその間にエカチェリーナ海峡(日本名「国後水道」)があるため、さらに重要性は増す。同海峡は、水深が深く、不凍であるため、太平洋艦隊が年間を通じて通過することができる。この海峡がなければ、艦隊は袋小路の状態に陥ってしまう。 🔸オホーツク海にはクリル諸島の島影の向こうにロシアの弾道ミサイル搭載原子力潜水艦がパトロールをしている海域がある。こうした潜水艦は海域における戦略核の根幹をなすものであり、島を失えば、核戦力は脆弱になってしまう。 🔸諸島にはレーダーなどモニタリング施設があり、これがアジア太平洋地域の状況をコントロールしている。 ⚓️ 経済的な意味 🔸諸島周辺の海域は世界海洋の中でも有数の水産資源の宝庫。サケ、カニ、イカなど魚、海産物に恵まれている。 🔸諸島には非鉄金属やレアメタル(レニウム、チタン、金)の鉱脈がある他、大陸棚にはガス田、油田がある。 🔸諸島は航路の南部のルートにおける重要なランドマークであり、補給地となる可能性を秘めている。 📖イデオロギー、歴史と関連した意味 🔸ロシア社会のレトリックと公式的見解では、クリル諸島は第2次世界大戦の結果、戦勝国が合法的に取得した領土であり、いかなる譲歩も大戦の結果を書き換える行為と受け止められる。世論は猛烈に異議を唱えている。 🔸 諸島には数千人のロシア国民が居住し、インフラも発展している。
クナシル島の夕日
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