障害のある児童向けの絵画教室ボラに参加していた事がある。 ある児童が思うように描けない事に業を煮やし、画用紙をぐちゃぐちゃにし始めた。 「もう嫌だ、下手だから描きたくない」と。 そして私がお手本として描いている絵を指差して「これがいい、これが欲しい、よこせ」と言って聞かなかった。


先生たちに止められると「あれは自分の絵だ、自分が描いたんだ、盗まれた」と泣いて暴れ、聞き入れられないと分かると絵の具の付いた筆をお手本に投げ付け、私に向かって「泥棒!」と怒鳴った。


ある先生が「理解は出来ないかも知れないが、あの子の中では本当に自分の物だと言う事になっているんです」と説明してくれたのが印象に残っている。


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