茨城沖 F2戦闘機墜落事故 フライトレコーダーを回収 自衛隊

8月、茨城県沖で訓練中だった航空自衛隊のF2戦闘機が墜落した事故で、自衛隊は、飛行データを記録するフライトレコーダーを回収したと明らかにしました。データの解析を進めるなど事故の原因を詳しく調べています。

8月7日、茨城県沖で訓練中だった航空自衛隊のF2戦闘機が海に墜落した事故では、パイロットの1等空尉は緊急脱出して救助され、機体は海中に沈んでいます。

航空自衛隊は機体の引き揚げ作業を9月1日から始めていて、4日会見した森田雄博航空幕僚長はこれまでの作業で飛行データを記録するフライトレコーダーや、機体の胴体の一部を海から回収したと明らかにしました。

エンジンや主翼の一部は、海底にあるのが確認されたということです。

この事故では、パイロットの1等空尉が緊急脱出の前に管制官を務める隊員に対しエンジンの不調と出力の低下を伝えていたことが分かっていて、航空自衛隊はフライトレコーダーのデータの解析を進めるなど事故の原因を詳しく調べています。

また、現在、見合わせているF2戦闘機の任務以外の飛行の再開については、森田航空幕僚長は「安全確保を前提に判断する」などと話しました。

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