ポルトガル ケーブルカー脱線事故16人死亡 日本人被害情報なし

ポルトガルの首都リスボンでケーブルカーが脱線し大破した事故で、ポルトガルの首相は、16人が死亡したと明らかにしました。リスボンにある日本大使館によりますと、これまでのところ日本人が被害にあったという情報は入っていません。

3日、ポルトガルの首都リスボンの中心部で起きた観光客に人気があるケーブルカーの脱線事故では、車両が建物に衝突して大破し、ポルトガルの首相は4日、16人が死亡したと会見で明らかにしました。

地元当局は当初17人が死亡したと説明していましたが、地元メディアは、重複があったため人数が修正されたと伝えています。

事故に巻き込まれた人たちの中には外国人も含まれているということですが、リスボンにある日本大使館によりますと、これまでのところ日本人が被害にあったという情報は入っていません。

地元のメディアは目撃者の話として、「車両が、ブレーキがきかずに制御不能となり、建物に衝突した」などと伝え、ブレーキの故障や、ケーブルが緩んでいた可能性を指摘しています。

事故が起きたケーブルカーの路線は1885年に開業し、リスボン中心部と観光名所の間のおよそ300メートルを結んでいます。

年間およそ300万人が乗車し、観光客も多く利用しているとされていて、警察などが事故の原因を調べています。

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