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第1章 「俺の【四大元素】編」(俺が中一で妹が小三編)
第8話 俺はプールで学校一の美少女の水着姿をガン見した
しおりを挟む そのあとは、また三人で泳いだり、水のかけ合いをして遊んだ。
市民プールだから、ウォータースライダーとかないんだよな……。三人で滑ってみたかったが。
一時間ほど遊んで、一旦休憩することにした。
「お兄ちゃん。私喉渇いちゃった。ジュース買ってきていい?」
「にゃはは。流石に私も疲れたー。コーラ飲みたい」
「俺もそう思ってたところだから、腹も減ったし食事にするか」
俺は更衣室に財布を取りに行って戻る。
「お兄ちゃんは座ってていいよ。私とマイちゃんで買ってくるよ」
「大丈夫か?」
「にゃはは。お兄さんは休憩しててよ」
二人で売店に行くと言うので、俺は財布から三千円を出して菜月に渡した。
俺はその場であぐらをかいて、ふたりの背中を見送った。
いやー。思ってた以上に楽しいな。夏休みの前半を病院で過ごしたのが悔やまれる。来年は週三ぐらいでプールに来たいなあと考えていると、突然背後から声をかけられる。
「あ、櫛木くん!?」
「え……? あっ!?」
振り返った俺の目の前には、天使がいた。
もとい、学校一の美少女と言っても過言ではない、サッカー部のマネージャー椎名先輩だ。キラキラと輝いて見える。眩しすぎるぜっ!
チャームポイントの腰まで伸びたストレートの黒髪は健在だ。揺れる黒髪からは、何だかいい香りがする。
白く透き通った肌に、白のビキニがよく似合っていた。
おおうっ! これは……何のご褒美だ? 俺は明日死ぬのかな?
しかし目のやり場に困るな。滅多にない機会だから、目に焼き付けておきたいが流石にそれはな……。
俺が伏し目がちに椎名先輩の足をみていると、椎名先輩が近寄ってきた。
「櫛木くんも、ここへ遊びに来てたんだー?」
「あ、はい。椎名先輩も……ですか?」
「うん。ちょっと知り合いの人に誘われて……ね」
うん? 何だか語尾を濁したような……。まさか、彼氏と来ましたーなんてオチじゃないだろうな。だとしたら俺は泣くぞ!
「知り合い……ですか? 彼氏さんとかだったりして……」
「もう! 何言ってるのよー。そんなわけないでしょ。櫛木くんは……ひとりで?」
「いや、それは流石に痛すぎるでしょ。妹と妹の友達を連れて来てます。まあ、引率みたいなもんです」
嘘は言ってないぞ。
椎名先輩は俺の隣に座って、にこやかに笑った。
近いっ! 近すぎます先輩っ! こんな急接近、サッカー部時代にもなかったのにっ!
「そうなんだ。妹思いなんだね」
「兄として妹の面倒を見るのは当然ですよ。はは……」
「あ、そうだ! 櫛木くんに、ずっと訊きたいことがあったの」
「俺に……? 何ですか?」
「どうしてサッカー部を辞めちゃったの? 櫛木くんは一年生で唯一のレギュラーだったし、私たち二年生も櫛木くんには結構期待してたんだよ?」
妹と遊びたかったんです。妹と遊ぶ時間と部活の時間を天秤にかけたら、そらもう誰だって妹を選ぶでしょう!
……などと本音を言えるわけがない。
俺は学業の成績が振るわないので、今は勉強に専念したいからだと誤魔化した。
「そう言えば、俺も椎名先輩に訊きたいことあったんですよね。俺この間まで入院してたんですが、もしかして椎名先輩は……お見舞いとか来てくれたりしました? いや、違ってたらすみません」
俺が訊くと、椎名先輩は俺の胸の傷跡に一瞬目をやってから頷いた。
そりゃ気になるよな。こんな大きな傷跡があったら。俺もちらりと自分の傷跡を見る。
「ええ。お母様から訊いたの?」
「やっぱり! でも……、どうして先輩が?」
「学校からサッカー部にも連絡があったの。顧問の先生から訊いて、すっごく心配だったから病院まで行っちゃった。でも、もう大丈夫そうね。良かったわ」
「母が学校に連絡してたんだと思います。怪我は大丈夫ですよー……いっ!?」
「えっ!? 急にどうしたの!?」
眼前に椎名先輩の胸の谷間がっ! 先輩、無防備過ぎますっ! うっ……今日は何ていい日なんだ。俺は明日死ぬのかな? (二回目)
見てはいけないと思いつつも、俺はそのふくよかな胸から目が離せない。俺の目があああ、椎名先輩の胸に引き寄せられるっ! ……その胸は地球以上の重力がありそうだ!
椎名先輩は俺の視線に気づくことなく、首をかしげていた。
「すみませんっ! 炎天下で軽く意識が飛んでました。もう大丈夫です……」
「そ、そう? 病み上がりなんだから、無理しちゃダメだよ」
椎名先輩はそう言って、苦笑しながら人差し指で俺の額をつついた。
はああああっ。至福!
「千尋? 何だ、友達か?」
誰だ、俺の至福の時を邪魔する輩は!
俺と椎名先輩に割って入った声の主は、超絶ナイスバディのお姉さんだった。
前屈みになって俺の顔を覗き込んでいる。
その胸の谷間はまさに凶器だった。椎名先輩も素晴らしいものをお持ちだが、このお姉さんのはデ、デカい!
背筋を伸ばして立つお姉さんを見上げると、下乳がこぼれ落ちそうだ。け、けしからん。
「あ、蘭子さん。この子は学校の後輩ですよ。と言うか、どこに行ってたんですか? 探してたのに」
「悪い悪い。ちょっと野暮用でな。ふうん、後輩か」
蘭子さんと呼ばれたお姉さんは、年齢は二十代ぐらいだろう。おそらく見た目から後半ではないはず……。
ほどよく筋肉がついた引き締まった身体に、光沢のある黒のビキニ姿だった。周りの男どもも、このお姉さんに釘付けのようだ。
赤く染めた髪をサイドアップにしていている。サングラスをしているため瞳は見えなかった。
特徴的なのは、これだけセクシーダイナマイトな美人でありながら、口調が男っぽかったことだ。
甘い香水の香りがするが……あれ? この匂いどこかで……。
椎名先輩といい、この蘭子さんというお姉さんといい、本当にいい匂いがする。ああ……この空気に包まれていたい。
そうだ! 【風】だ! 【風】を使ってこの空気を俺だけのものに……!
俺はよからぬことを考えていた。
「きみ、さっきから深呼吸ばかりしているが、どうしたんだ? 具合でも悪いのか?」
「い、いえっ……! 大丈夫っす!」
危ない危ない。変態だと思われるところだ。
蘭子さんは騒がしくなり始めた周りを見回した。
俺の目の前には、蘭子さんのお尻があった。あ、何か水着がテカテカしてる。無性に触りたくなる衝動を抑えつつ、俺も周りの様子を確認する。
やはり蘭子さんは、周囲の注目を浴びているようだ。中高生や大人の男までちらちら見ている。中にはガン見している奴もいた。
「蘭子さん、男の人にすっごく見られてます……」
「別に減るもんじゃないし、いいじゃないか」
蘭子さんはさほど気にした様子もなく、笑いながら自分のお尻をぺちぺち叩いている。
「ほら千尋、見てくれ。最近のジム通いのおかげで、こんなに尻に張りがでてるんだ」
「も、もう! 蘭子さんてっば!」
椎名先輩と蘭子さんが会話をしている。
どういう関係なんだろう? 姉妹……ではないな。そう言えば、さっき知り合いって言ってたな。
と思いつつも、俺は鼻の下を伸ばしていた。
とにかく蘭子さんエロ過ぎるだろっ! 気づけば軽く人だかりができている。
椎名先輩も周りの視線が気になりだしたようで、立ち上がって蘭子さんの腕を手に取った。
「ごめんね。私もう行くから。新学期にまた学校でね」
「あ、はい! また学校で!」
また学校で……か。サッカー部を辞めた今となっては、学年も違う先輩とは接点がないじゃないか。くそう。
椎名先輩は蘭子さんと並んで、売店とは逆の方向に歩いて行った。
俺は並んで歩くその二人の尻を、見えなくなるまで眺めていた。
おふう……。いいお尻を堪能させてもらった。
俺が現実と妄想の狭間を行ったり来たりしていると、パタパタと子どもの足音が聞こえてきた。
菜月とマイちゃんが戻ってきたか。
「お兄ちゃーん。ジュースと焼きそば買ってきたよー」
「にゃはは。カレーもあるよん」
「お、おう。サンキュー!」
「「えっ!?」」
振り返った俺の顔を見て、菜月もマイちゃんも驚いている。
菜月は慌てて俺に駆け寄ってくる。
「お兄ちゃん! 大丈夫!? 鼻血でてるよっ!」
「むふー。お兄さん鼻血大量。にゃはは」
俺は盛大に鼻血を垂らしていたらしい。
菜月が更衣室に、持参したティッシュを取りに行ってくれて事なきを得た。
「もう! びっくりしたんだからねっ! どうして鼻血出たのかな……?」
「あー。この炎天下で軽く意識が飛んでたわ。はは……」
こうして俺は菜月とマイちゃんと三人で仲良く食事して、午後からもプールを満喫したのだった。
しおりを挟む 市民プールだから、ウォータースライダーとかないんだよな……。三人で滑ってみたかったが。
一時間ほど遊んで、一旦休憩することにした。
「お兄ちゃん。私喉渇いちゃった。ジュース買ってきていい?」
「にゃはは。流石に私も疲れたー。コーラ飲みたい」
「俺もそう思ってたところだから、腹も減ったし食事にするか」
俺は更衣室に財布を取りに行って戻る。
「お兄ちゃんは座ってていいよ。私とマイちゃんで買ってくるよ」
「大丈夫か?」
「にゃはは。お兄さんは休憩しててよ」
二人で売店に行くと言うので、俺は財布から三千円を出して菜月に渡した。
俺はその場であぐらをかいて、ふたりの背中を見送った。
いやー。思ってた以上に楽しいな。夏休みの前半を病院で過ごしたのが悔やまれる。来年は週三ぐらいでプールに来たいなあと考えていると、突然背後から声をかけられる。
「あ、櫛木くん!?」
「え……? あっ!?」
振り返った俺の目の前には、天使がいた。
もとい、学校一の美少女と言っても過言ではない、サッカー部のマネージャー椎名先輩だ。キラキラと輝いて見える。眩しすぎるぜっ!
チャームポイントの腰まで伸びたストレートの黒髪は健在だ。揺れる黒髪からは、何だかいい香りがする。
白く透き通った肌に、白のビキニがよく似合っていた。
おおうっ! これは……何のご褒美だ? 俺は明日死ぬのかな?
しかし目のやり場に困るな。滅多にない機会だから、目に焼き付けておきたいが流石にそれはな……。
俺が伏し目がちに椎名先輩の足をみていると、椎名先輩が近寄ってきた。
「櫛木くんも、ここへ遊びに来てたんだー?」
「あ、はい。椎名先輩も……ですか?」
「うん。ちょっと知り合いの人に誘われて……ね」
うん? 何だか語尾を濁したような……。まさか、彼氏と来ましたーなんてオチじゃないだろうな。だとしたら俺は泣くぞ!
「知り合い……ですか? 彼氏さんとかだったりして……」
「もう! 何言ってるのよー。そんなわけないでしょ。櫛木くんは……ひとりで?」
「いや、それは流石に痛すぎるでしょ。妹と妹の友達を連れて来てます。まあ、引率みたいなもんです」
嘘は言ってないぞ。
椎名先輩は俺の隣に座って、にこやかに笑った。
近いっ! 近すぎます先輩っ! こんな急接近、サッカー部時代にもなかったのにっ!
「そうなんだ。妹思いなんだね」
「兄として妹の面倒を見るのは当然ですよ。はは……」
「あ、そうだ! 櫛木くんに、ずっと訊きたいことがあったの」
「俺に……? 何ですか?」
「どうしてサッカー部を辞めちゃったの? 櫛木くんは一年生で唯一のレギュラーだったし、私たち二年生も櫛木くんには結構期待してたんだよ?」
妹と遊びたかったんです。妹と遊ぶ時間と部活の時間を天秤にかけたら、そらもう誰だって妹を選ぶでしょう!
……などと本音を言えるわけがない。
俺は学業の成績が振るわないので、今は勉強に専念したいからだと誤魔化した。
「そう言えば、俺も椎名先輩に訊きたいことあったんですよね。俺この間まで入院してたんですが、もしかして椎名先輩は……お見舞いとか来てくれたりしました? いや、違ってたらすみません」
俺が訊くと、椎名先輩は俺の胸の傷跡に一瞬目をやってから頷いた。
そりゃ気になるよな。こんな大きな傷跡があったら。俺もちらりと自分の傷跡を見る。
「ええ。お母様から訊いたの?」
「やっぱり! でも……、どうして先輩が?」
「学校からサッカー部にも連絡があったの。顧問の先生から訊いて、すっごく心配だったから病院まで行っちゃった。でも、もう大丈夫そうね。良かったわ」
「母が学校に連絡してたんだと思います。怪我は大丈夫ですよー……いっ!?」
「えっ!? 急にどうしたの!?」
眼前に椎名先輩の胸の谷間がっ! 先輩、無防備過ぎますっ! うっ……今日は何ていい日なんだ。俺は明日死ぬのかな? (二回目)
見てはいけないと思いつつも、俺はそのふくよかな胸から目が離せない。俺の目があああ、椎名先輩の胸に引き寄せられるっ! ……その胸は地球以上の重力がありそうだ!
椎名先輩は俺の視線に気づくことなく、首をかしげていた。
「すみませんっ! 炎天下で軽く意識が飛んでました。もう大丈夫です……」
「そ、そう? 病み上がりなんだから、無理しちゃダメだよ」
椎名先輩はそう言って、苦笑しながら人差し指で俺の額をつついた。
はああああっ。至福!
「千尋? 何だ、友達か?」
誰だ、俺の至福の時を邪魔する輩は!
俺と椎名先輩に割って入った声の主は、超絶ナイスバディのお姉さんだった。
前屈みになって俺の顔を覗き込んでいる。
その胸の谷間はまさに凶器だった。椎名先輩も素晴らしいものをお持ちだが、このお姉さんのはデ、デカい!
背筋を伸ばして立つお姉さんを見上げると、下乳がこぼれ落ちそうだ。け、けしからん。
「あ、蘭子さん。この子は学校の後輩ですよ。と言うか、どこに行ってたんですか? 探してたのに」
「悪い悪い。ちょっと野暮用でな。ふうん、後輩か」
蘭子さんと呼ばれたお姉さんは、年齢は二十代ぐらいだろう。おそらく見た目から後半ではないはず……。
ほどよく筋肉がついた引き締まった身体に、光沢のある黒のビキニ姿だった。周りの男どもも、このお姉さんに釘付けのようだ。
赤く染めた髪をサイドアップにしていている。サングラスをしているため瞳は見えなかった。
特徴的なのは、これだけセクシーダイナマイトな美人でありながら、口調が男っぽかったことだ。
甘い香水の香りがするが……あれ? この匂いどこかで……。
椎名先輩といい、この蘭子さんというお姉さんといい、本当にいい匂いがする。ああ……この空気に包まれていたい。
そうだ! 【風】だ! 【風】を使ってこの空気を俺だけのものに……!
俺はよからぬことを考えていた。
「きみ、さっきから深呼吸ばかりしているが、どうしたんだ? 具合でも悪いのか?」
「い、いえっ……! 大丈夫っす!」
危ない危ない。変態だと思われるところだ。
蘭子さんは騒がしくなり始めた周りを見回した。
俺の目の前には、蘭子さんのお尻があった。あ、何か水着がテカテカしてる。無性に触りたくなる衝動を抑えつつ、俺も周りの様子を確認する。
やはり蘭子さんは、周囲の注目を浴びているようだ。中高生や大人の男までちらちら見ている。中にはガン見している奴もいた。
「蘭子さん、男の人にすっごく見られてます……」
「別に減るもんじゃないし、いいじゃないか」
蘭子さんはさほど気にした様子もなく、笑いながら自分のお尻をぺちぺち叩いている。
「ほら千尋、見てくれ。最近のジム通いのおかげで、こんなに尻に張りがでてるんだ」
「も、もう! 蘭子さんてっば!」
椎名先輩と蘭子さんが会話をしている。
どういう関係なんだろう? 姉妹……ではないな。そう言えば、さっき知り合いって言ってたな。
と思いつつも、俺は鼻の下を伸ばしていた。
とにかく蘭子さんエロ過ぎるだろっ! 気づけば軽く人だかりができている。
椎名先輩も周りの視線が気になりだしたようで、立ち上がって蘭子さんの腕を手に取った。
「ごめんね。私もう行くから。新学期にまた学校でね」
「あ、はい! また学校で!」
また学校で……か。サッカー部を辞めた今となっては、学年も違う先輩とは接点がないじゃないか。くそう。
椎名先輩は蘭子さんと並んで、売店とは逆の方向に歩いて行った。
俺は並んで歩くその二人の尻を、見えなくなるまで眺めていた。
おふう……。いいお尻を堪能させてもらった。
俺が現実と妄想の狭間を行ったり来たりしていると、パタパタと子どもの足音が聞こえてきた。
菜月とマイちゃんが戻ってきたか。
「お兄ちゃーん。ジュースと焼きそば買ってきたよー」
「にゃはは。カレーもあるよん」
「お、おう。サンキュー!」
「「えっ!?」」
振り返った俺の顔を見て、菜月もマイちゃんも驚いている。
菜月は慌てて俺に駆け寄ってくる。
「お兄ちゃん! 大丈夫!? 鼻血でてるよっ!」
「むふー。お兄さん鼻血大量。にゃはは」
俺は盛大に鼻血を垂らしていたらしい。
菜月が更衣室に、持参したティッシュを取りに行ってくれて事なきを得た。
「もう! びっくりしたんだからねっ! どうして鼻血出たのかな……?」
「あー。この炎天下で軽く意識が飛んでたわ。はは……」
こうして俺は菜月とマイちゃんと三人で仲良く食事して、午後からもプールを満喫したのだった。
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