「自分にしか書けない」は幻想
本日も共に学んでいきましょう
私は「自分にしか書けない」幻想であると、自己認識した瞬間に覚醒をした気がしています
これは当然私にも該当します。私も「私しか書けないようなことは、ひとつも存在しない」と常に考えています
これは “唯一無二”になるだけでは稼げない時代になったということを意味しています
新しく必要な要素を考えなおさなければいけません
【魂を込めたのに、まったく反応がない】
「これだけは自分にしか書けない」
「私の過去、体験、思想を伝えたい」
「自分は”どこか”特別であると信じている」
「自分的には違いは生み出したつもりである」
そう思って書いたコンテンツが、誰にも読まれなことがあります
ひどいときにはパクリと言われることや、没個性の在り来たりなコンテンツと判断されることすらある
発信者の9割以上がこの壁に必ずぶつかります
また
「自分だけのオリジナル」が正義だと信じて、AIに頼らず、テンプレにも寄らず、“心の中を言葉にする”ようなnoteやSNS投稿しがちな人も要注意です
最終的には
反射でSNSに情報を垂れ流しにする人や、日々数字や実績を偽ることで現実と虚偽の間が分からなくなり息を数ように嘘を吐いてしまう人など、ひどい状況になる人もいます
現実は、そういう発信ほど「反応がゼロ」に近づいていくのです
なぜか?
今の時代の“唯一無二”の価値を履き違えているからです
【「唯一無二=価値」だった時代は終わった】
昔のネット黎明期なら、「個性」や「生の声」に飢えていたように思います
だから、強烈な自己表現系コンテンツが刺さり、売れ、個性的な人が思いっきり目立ちました
でも、今は違います
GPTに代表される生成AIの登場で、“大量に似たような良質コンテンツ”が高速で生み出されている背景があります
つまり
“読み手の情報飢餓”は、すでに満たされているのです。あらゆるものに「既視感のフィルター」がかかっています
月に数千万数億の売上?バグった数字に見慣れて別にすごく見えないです
年齢が若い?若くてすごい人は大勢いますし、特別ではありません
怪しい黒いブランディング?見慣れたし雑魚っぽいです
コンサル生がすごい?はいはい、聞き飽きました
実際は「本当にすごいこと」すら、SNSのせいで特別に見えることは少なくなりました。多くの人が刺激ジャンキーになっています
では、これからどうアクションをしていけば良いのか
【“感動”より“行動”。“自己表現”より“自己投影”】
人々が無意識に求めているのは「深い想い」ではなく、「自分が行動できる理由」や「変われる導線」です
いくら感動的なストーリーでも「で、私にとって何の得があるの?」という無意識の問いを超えられなければ、売れません
唯一無二の発信 → 「あなたにしか意味がない」
再現性のある・ありそうな発信 → 「読み手に意味がある」
この「ズレ」に気づかないまま「私の人生を語るnote」「魂を込めた14000字投稿」などを出しても、反応は一向に伸びることはありません
「自分にしか書けない」は、自己満足に終わる地雷ワードになりつつあると懸念しています
【AI全盛期時代、求められるのは”誰でも使える言語化”】
AIは「情報の網羅」「語彙の展開」「文章の整形」を実施することが可能です
でも「誰がどんな想いで伝えているか」という語り手の温度には、まだ手が届いていません
だからこそ、GPT時代において圧倒的な強さの根源は
「誰でも使える情報 × 語り手の背景 × 再現可能な構造」
です
汎用的な語彙、ライティングでありながら、自分らしい言葉で届けられ、
読者が行動を起こせる構造になっている
つまり、「実用性のある個性」こそが、次の時代の“唯一無二”なのです
在り来たりなコピーや在り来たりなワードでバッサリ「つまらない」「使うな」と判断するのは老害の証です
老害は奇抜なコピーやオリジナリティあるストーリーを推しがちですが、そんなものに目新しさはないですし、凡人に再現することは不可能です
【“オリジナリティ”を誤解すると、沼にハマる】
「個性は大事だ」
「自分らしさを出せ」
「強い言葉を使え、在り来たりな言葉はやめろ」
そう言われてきたが故に、多くの人が“中身”で差別化しようとします。でも、AI全盛期は”逆”です
個性は“中身”ではなく、“視点と語り口”に滲ませるものになります
事実、わたしのJVクライアントのある型のローンチレターはに
在り来たりな言葉、まったく斬新ではないコピー、玄人が見たら「くっそつまらん」と言いそうなレターになることが多いです
しかし、ほぼ同じ型で、1年間で5000万円〜1億以上着金ベースで利益をだす人が続出しています
それは「その人がいかにも話そうなワード」で作られているからです
玄人からすると稚拙なコピー・在り来たりでつまらんと見えても、それは所詮「玄人の視線」「玄人が感じる面白さ」であり、
その人を常に追いかけている人であれば”いつも通りだ”となるわけです。〇〇さんっぽいねと思われれば、言葉の美しさやレベルなど関係ありません
故に私がJVで執筆するレターを、ホルダーのフォロワーやリストは「本人が書いた」と信じて疑いません。私が書いているのに、です
私は「この人だったら、この表現は合いそう」「こんなこと言ってそう」という思考をベースにレターを書きますが、これでバカ売れします
これが今の答えです
玄人の面白さや、個性的な表現は糞食らえなのです
あなたはワザワザ美しい言葉や難しいコピーを書く必要はもうありません
自分の”出し方”に注目すべきなのです
【型×切り口=選ばれる発信】
今、コンテンツの“勝ちパターン”は非常にシンプルです
型(構造):誰でも使えるテンプレ・問題解決の道筋
切り口:自分なりの視点・語り方・経験の混ぜ方
出口設計:読者が“何を得るか”が明確になっている
この3つが揃って初めて「読まれる・共感される・買われる」コンテンツに成長をしていきます
つまり、真の“唯一無二”はコンテンツの「中身」ではなく、「語り方」や「接続の仕方」「言葉」で生まれるのです
【“唯一無二”を目指すなら、まず「誰でも使える」を目指す】
「差別化」と「独りよがり」は紙一重
AIが大量生産する時代において
差別化とは、“自分語り”ではなく、“文脈の再定義”であると考えています
「どこに属している人が」
「誰に向けて」
「どんな場面で」
「どんな言葉を使って」
「何を伝えるのか」
この全体設計ができていれば、同じテーマでも、その人から聞きたいという欲求が生まれます
それが「指名買い」=信頼経済につながっていきます
最終的には個性と呼ばれたり、唯一無二とみなされていくようになります
【まとめ】
これまでの常識という幻想を脱ぎ捨てた者から、売れ始めます
✅ “自分にしか書けない”は、読み手に届かない可能性が高い
✅ 売れるのは「誰でも使える+あなたから聞きたい」構造
✅ 個性は中身でなく“切り口”に乗せるもの
✅ GPT時代の価値は「文脈+接続力+出口設計」
✅ 「唯一無二」は素材ではなく、設計の中で生まれる
これは実際のコンテンツ販売の現場、プロダクトローンチ実施の際に、めちゃくちゃ活用できます。自分のレターがポンコツであると気が付かないのは最悪です
「でも、これ結局”コピーライティングの基礎力に直結するのでは?」
その通りです
結局太古の昔から存在するコピーライティング、セールスライティング、プロダクトローンチが、全てのSNSにおけるセールス根幹にあります
今一度、基礎力の見直しをしましょう
ローンチ本気で実践しようとすると、必然的にコピーも意識せざるを得なくなります
コピーライティングを上達させよう!と思うより、ローンチを上手くなろう!と考える方が、コピーは上手くなります
明日はコンテンツ戦略の中の「販売戦略」にあたる
個人の信頼経済を醸造する方法
になります
