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暴露系インフルエンサーは謝罪文でなぜ粗品を「道連れ」に?アインシュタイン・稲田のSNS乗っ取られ騒動 #エキスパートトピ

田辺ユウキ芸能ライター
暴露系インフルエンサーのコレコレは謝罪文の中で、「僕も粗品もめちゃくちゃ疑っていました」と記述写真:つのだよしお/アフロ

暴露系インフルエンサーのコレコレがSNSの活動を自粛することを報告した。

コレコレは2024年7月、アインシュタイン・稲田直樹からInstagramで不適切なメッセージを受け取ったとする女性の相談を受け、同情報を配信で公開。ただ2025年9月5日、稲田のアカウントに不正ログインした疑いで32歳の男が逮捕。これを受けてコレコレは活動自粛。

違和感があったのはコレコレが謝罪文の中で、霜降り明星・粗品も稲田を疑っていたと併記した点。さらにXの投稿にはダイアン・津田篤宏の名前も。

なぜ芸人二人を「道連れ」にしたのか。

ココがポイント

コレコレさんが配信で、稲田さんがInstagramのDM機能を使い(中略)性的な画像を要求したと明かした
出典:週刊女性PRIME 2025/9/5(金)

(コレコレ)当時、乗っとり犯か本人か分からないと言いつつ内心は『本人だろ』と僕も粗品もめちゃくちゃ疑っていました
出典:スポニチ Annex 2025/9/5(金)

(粗品)会ってんけどな、稲田さんと先月。その時も言ってたよ。『ホンマに乗っ取られてん』って(中略)それでもウソやと思うね
出典:東スポWEB 2024/12/17(火)

「やってるって断言したヤツ、1人だけ知ってるけど…」(中略)「ダイアン」の津田篤宏がそう発言したと明かした
出典:スポニチ Annex 2024/10/30(水)

エキスパートの補足・見解

コレコレの暴露の特徴は、情報提供者の証言と証拠に基づきつつ、信ぴょう性については自ら深追いせず情報公開するスタンス。証拠が薄い場合は「扱えない」と距離を置くことも多く、そのバランス感覚が支持を集めてきた。だが稲田の件では証拠不十分と感じながら「疑った」と語り、さらに「粗品もめちゃくちゃ疑っていました」とした。

たしかに粗品も自身のYouTubeのコーナー「一人賛否」で騒動を取り上げ、稲田に疑問を呈した。ただ粗品は騒動後に稲田と会う機会があり、「乗っ取られた」と説明された上で「俺は嘘やと思う」と語るなどネタ化していた。稲田本人もその前にバラエティ番組『にけつッ!!』(読売テレビ)で騒動に触れ、霜降り明星の二人に疑われていると「笑い話」に。

SNSでは粗品の責任を追求する声も見られるが、流れを見ると稲田、粗品の間で、「一人賛否」のモチーフでもある「コント」としてやりとりが成立していたようにも見える。

ちなみに同番組ではケンドーコバヤシが「津田も疑っていた」と冗談を口に。ただ「証拠主義」のコレコレはあくまでこれらも「公開された事実」として捉えていることから、芸人二人がいわば「道連れ」のような形になったのではないか。

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芸能ライター

大阪を拠点に芸能ライターとして活動。お笑い、テレビ、映像、音楽、アイドル、書籍などについて、独自視点で取材・分析・考察の記事を書いています。ご依頼は yuuking_3@yahoo.co.jp

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