個人開発で最初のゲームを完成させる方法
こんにちは、影山鴉です。
個人ゲーム開発にチャレンジしたけど難しすぎて挫折した
途中で飽きて辞めてしまった
いつまで経っても完成が見えず心が折れた
この記事ではそんなゲーム開発に失敗してしまった人に向けて、実体験を元にゲームを完成させる方法を伝えたいと思います。
そもそもなぜゲームを完成させるのが大事なのか?
よくある例えとして、仮にゲーム開発をしたいと思う人が100人居た場合、実際に作り始める人は10人、完成させられるのは1人と言われています。
そのくらいゲームを完成させるのは難しいということです。
私自身も個人ゲーム開発に何度も挑戦しましたが、途中で挫折したり、忙しくなって熱が冷めてしまったり、作っている間にあれもこれもと変えたくなり収集がつかなくなったりと何度も失敗してきました。
しかし試行錯誤し、ついにゲームを1つ完成させる事が出来ました。下記がそのゲームです。
作ったゲームは本当に簡単なものですが、1度ゲームを完成させたことで大きな自信につながりました。
さらに良いことに、次のゲーム制作に対するモチベーションが上がり次はより面白いゲームを作れるという確信を感じられたのです。
ゲームを完成させる
世に発表する
経験を活かして次のゲーム開発にとりかかる
この好循環に入ることがゲーム開発を続けていくうえで大事だと思います。
なぜなら途中で諦める事を繰り返すと、「次もうまくいかないのでは?」と自分を信じれなくなりモチベーションも自己肯定感も下がってしまうからです。
ゲームを1つ1つ完成させることは面白いゲームを作れるようになる最短ルートだと私は考えています。
ゲーム開発初心者が持つべきマインド
では、どうやってゲームを完成させるか?
まずは前提のマインドに関してです。
おそらく多くの人がゲーム開発を始めるとき、「自分が考えている最強に面白いゲームを作って世界で大ヒットさせてやる」と息まいています。私自身もそうでした。
この最初に掲げる異常なハードルの高さが多くの人が失敗する原因だと思います。
大体の人が最初からドラゴンクエストのようなRPGなど、自分がハマったゲームに似たゲームを作ろうとスタートします。
しかし残念ですが、これはほぼ100%失敗します。レベル1の冒険者がラスボス手前のダンジョンに挑むようなものです。
まずは、「僕が考えた最強のゲーム」を傍らに置き、低レベルでも作成出来るゲーム開発に挑みレベルを上げていくマインドに変えることから始めましょう。
急がば回れではないですが、逆にこれこそが「僕が考えた最強のゲーム」を作る上で最も近道になるはずです。
Game A Weekのススメ
ではレベルアップの為に何から挑戦するべきか?私が行ったのはGame A Weekという手法です。
「Game A Week」とは、オランダのインディー系デベロッパー「Vlambeer」のRami Ismail氏が書いた「Game A Week: Getting Experienced At Failure」というブログの記事で提唱されたものです。
これは 1週間に1つゲームを作って、ゲーム開発者としての経験値を上げよう というものです
詳しくは上記の記事を参照してほしいですが、要は「1週間でゲームの企画・開発・発表まで行っちゃおうぜ!」っていう取りくみです。
そもそも開発初心者にとってゲーム開発の見積もりを立てる事自体が難しいんです。ゲームを作ろうと思っても、思ったよりやることが多く、膨大な作業量で詰むパターンが多いです。
Game A Weekではこれを強制的に1週間で完了させるという縛りにすることで、まずはやる事を絞る事ができ、ゲームの肥大化を防ぐ事ができます。
私が実際にやってみて感じたGame A Weekの良いポイントはほかにも
期間が短いのでモチベーションが維持できる
完成させる事で全体の工数感が掴める
作ったものを次のゲームに転用してクオリティを上げられる
など様々なメリットがあります。開発初心者は、まずはこれを試す事をおすすめします。
おすすめのゲーム企画の立て方
しかし1週間で作ると言ってもどんな企画がいいのか分からないですよね。
しかも、本来の作りたいゲームじゃないものを作るのはモチベーションが上がらないと思います。
そんな方に私がおすすめなのは作りたいゲームの一部の機能で構成したゲームを作るです。
例えばドラクエの場合だと
キャラクターが4方向に移動できる
村人と会話できる
アイテムを拾える
敵とコマンドバトルが出来る
レベルアップしてステータスが上がる
など、複数の機能の集合体だという事がわかります。
その中の1つか2つの機能を使ったゲームを作りましょう。
例えば、2Dのダンジョンに隠されたアイテムを集めて脱出するアドベンチャーゲームとかです。ちょっとおもしろそうじゃないでしょうか?
これなら
プレイヤーが4方向に移動出来る
アイテムを拾える
さえ作れれば完成しますし、グラフィック素材もフリー素材で開発できそうです。
このように最低限の機能で作れるゲームの企画にすると良いです。
ゲームの良いところは作ったコードを使い回せるし、学んだ知識を転用できる点です。
作ったゲームが作りたいゲームの血肉となる、まさにレベルアップしながら作りたいゲームに近づく事が出来ます。
いかがでしょうか?とりあえずゲーム開発初心者はGameAWeekにチャレンジする事から始める事を強くおすすめします。
もし為になったならフォローしてもらえると嬉しいです。
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