第1章|未来は、ここから始まる。
まだ何も知らなかったあの頃。
初めて、土の上に立った日。
広がる土と、遠い空だけが、そこにあった。
何もわからない。
作り方も、やり方も、
どこからどうすればいいかもわからなかった。
それでも、不思議なほど胸に満ちていたのは――
「ここから、未来が始まる。」
という、そんな確信だった。
知識も技術も、何もない。
それでも、立ち尽くす私の中に、
確かな鼓動だけは響いていた。
「ここからだ。」
「きっと、自分にできる。」
そんな小さな、でも揺るぎない声。
そして今、
私はあのときの想いを抱きながら、
この地に根を張り、
一歩ずつ、自分の道を歩き始めている。
小さな一歩かもしれない。
でも、確かにここから未来が動き出している。
そんな思いを込めて――
いま、信州の大地から、
新しい物語を歩み始めます。
やろうじゃないか。
私も、そして君も。
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