足がつるということ|農家とマグネシウムの話
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毎日、つる。
でもそれは、弱さじゃなくて、命のめぐりのサインだった。
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毎日、畑に立っている。
ねぎの苗が育っていく。
草を刈って、土を起こして、汗をかいて、足がつる。
塩も飲んでる。水も飲んでる。
それでも、つる。
この季節、1日で4リットルの水を飲む日もある。
麦茶に塩を入れて、梅干しもかじってる。
それでも、毎日、畑を歩くと、足がつる。
そんなある日、
「もしかして塩じゃなくて、マグネシウムかも」
という言葉に出会った。
にがり。
味噌汁にひとさじ。
足湯にひとさじ。
それだけで、体の回路が少しずつつながってくるような感覚があった。
畑の土も、マグネシウムが不足すれば、光合成もうまくいかない。
人間の体も同じだった。
命を巡らせるための、静かな鍵。それが、マグネシウム。
にがりは、命の継ぎ目。
そう気づいた日から、つることも、少しずつ変わってきた。
畑を育てるように、体も育てる。
それが、わたしたちの農業なのかもしれない。
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