某Sから始まる日本のメーカーの製品で、4千円台で毎日酷使して1年半で壊れたので、耐久性はまあお値段並みというところだと思う。
機能面では満足していたので、同じモノをまた注文しようと思った。
そこでAmazonの履歴から同製品を再注文しようとすると、なんと1500円も値上がりしている。
調べてみると、どうやら廃盤になっていて、残っているのは現品限りということらしかった。
同じモノを買おうとした理由は、忙しかったからだ。機能面やレビューを吟味する時間がなかった。
そこでふと、おすすめされた別の製品が目に留まる。4000円台で、ちょうどほしい価格帯だった。
メーカーは中国のAから始まる某所で、私も同メーカーのモバイルバッテリーは使ったことがある。普通に良い製品だと思った。
イヤホンの見た目はスタイリッシュだし、とてもよく売れているようだった。ポチった。
レビューはよく見なかった。
届いた。ちなみに私は夜、イヤホンで癒し系の音楽を聴きながら寝る習慣がある。
新しいイヤホンをつけながら寝てみる。
最低音量が大きすぎるのだ。普段ならいいが、眠るにはうるさすぎる。癒し系の音を聴いていても目がギンギンに覚醒してしまう。
思えば1年半前に先代のイヤホンを買ったときは、「寝ホンに向いている」というレビューを見て買ったのだった。それを思い出し、寝ホンとして使った人のレビューを確認しなかったことを悔やむ。
結局Amazonに返品した。
返品手順が面倒くさい。手順が合っているかよくわからないまま返品した。
おとなしく同じイヤホンを買えばよかった。
そう思い、Amazonからの返金を待ちながらも気に入っていた先代のイヤホンを再注文することにした。
少し高くなってはいるが、これが確実な手段だったのだ。今度こそは間違えない。
イヤホンが届いた。
某S社の製品はたいてい、電源ボタンを長押しすることでペアリングモードに切り替わる。最初は何かの不具合かと思い、何度も長押ししてみた。しかし、モードが切り替わることなくただ電源が落ちてしまうだけ。
よく聴いたら、起動時の音声も少し違う。
偽物だこれ。
Amazonで1年半前に全く同じ注文の仕方をしたから、完全に油断していた。業者のレビューを見ていなかった。
レビューを見たとしても、サクラを疑う段階までいかなかったと思う。同じ製品で、同じ注文方法だったから。
しかし、今回届いたのは間違いなく偽物だ。いくら前回はうまくいったとて、今私の手元にあるものがガラクタであることは動かせない事実なのだ。
もう、Amazonでワンクリックで注文して、ほしい物が届くと思い込むのは甘えなのかもしれない。
この文章を公開したら、おそらくクソコメがつくと思う。レビューを確認しなかったお前の自業自得だと。
その通りであるし、自分が他人のものとしてこの文章を読んだらたぶん同じことを考える。
でも忙しかったんだよ。
下調べしないともう何も正しいものは手に入らないのか?
関係ないようだが、万博に高齢の親を連れて行って楽しめなかったとX(旧Twitter)でぼやいて叩かれていた人のポストも思い出した。
返金処理が済んでいないので、中級イヤホンを手に入れるのにもう15000円も使っていることになる。
こんなに使っているのに、まだ私の手元には満足に使えるイヤホンは一個もない。
手元にある偽物を返品する気力はない。もう疲れた。
ネットでイヤホン買うの難しいよね 試聴できないし