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【Nano Banana】イラストフィギュア化専用アプリ【プロンプト入力不要】

2025/9/4更新
公開を休止いたします。

2025/9/3更新
UIの小変更を行いました(Version 1.2.0)。
アプリの名称を「フィギュアエディタ」に変更しました。
起動方法を大幅に変更しました。
大変お手数ですが既にご使用中の方も改めてお読みください。

Nano Bananaでイラストを安定してフィギュア化するプロンプトができたことが嬉しくて【Nano Bananaでフィギュア化祭り】という企画を開催しています。Nano Banana人気にあやかり、告知直後からたくさんの方に参加いただいて、先日はXのニュースでも取り上げられました

相変わらずフィギュア化が楽しくてGoogle AI Studioで生成を繰り返しているのですが、同じChatで生成を繰り返すと同じような結果に収束していく傾向や、違う参照画像をアップロードしてもそれ以前の生成結果に影響を受ける傾向がありますよね。ChatGPTもGrokも同様なのでAIあるあるなんでしょうけど。

で、1回生成のたびに新規Chatを開いているのですが、プロンプトを前のChatからコピーしたりめんどくさいですよね。

というわけで、アプリを作ってみました。

いまのところNano Bananaはフィギュア化にしか使っていないので、いっそのことイラストフィギュア化専用アプリとして作ることにしました。

で、できたのがこちらです。(2025/9/2更新)

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◆使い方

1.参照画像をアップロード

まず参照画像をアップロードします。「ファイルを選択」でウィンドウが開きますが、ドラッグアンドドロップの方が楽です。

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「画像をリセット」でアップロードした画像を消去できます。

以下で説明するオプションを何も選択しない場合は、このまま生成ボタンを押すとフィギュア化されたキャラクターのみの画像が生成されます。

こちらがオプションなしで生成した画像です。

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一発でこのクオリティ。我ながら素晴らしいプロンプト。

オプションを選択しない場合の背景は、基本プロンプトに含まれている背景プロンプトで生成されます。

2.生成スタイル(2025/9/2追加)

三面図を生成できるようにしました。

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「三面図を生成する」を選択すると、UIから「パッケージオプション」と「背景プション」が隠されます。三面図でパッケージを配置することはないと思うので、簡略化のために隠しています。

ここで除外したい要素(ネガティブプロンプト 後述)を入力することもできます。このまま生成ボタンを押すとフィギュア化されたキャラクターの前面・背面・側面の三面図が生成されます。

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横長の方が生成結果が安定したので16:9に固定しています。今後要望があれば他のアスペクト比に変更することも可能ですが、生成ガチャ数が増えると思います。

三面図の生成に関しては、通常生成よりもフィギュア化される確率が低くなってしまいます。参照画像の絵柄にもよると思いますが、何回か生成を繰り返す必要があるかもしれません。そんなときのために「複数連続生成(バッチ生成)」も実装しています(後述)。

3.アスペクト比の選択(2025/9/2追加)

初公開バージョンでは、アスペクト比に選択ができませんでした。また、ロゴ画像を使用する場合にロゴのアスペクト比によって最終生成物のアスペクト比が決定してしまうという仕様でしたが、これを回避し、さらにNano Bananaの仕様を利用して任意のアスペクト比から先手くできるようにしました。コロンブスの卵的発想で可能にしました。てんねんさんスゴイ。

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アスペクト比をクリックするとドロップダウンメニューが開きます。

  • 参照画像に合わせる

  • 1:1(正方形)

  • 3:4(縦長)

  • 4:3(横長)

  • 9:16(スマホ画面 縦)

  • 16:9(ワイド画面 横)

以上から選択できます。「参照画像に合わせる」はそのままの意味で、参照画像としてアップロードした画像のアスペクト比で生成されます。普段みなさんが生成しているのがこの状態のはずです。

では、それぞれ作例をご覧ください。
すべて他のオプションは選択していません。

1:1(正方形)

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3:4(縦長)

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4:3(横長)

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9:16(スマホ画面 縦)

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16:9(ワイド画面 横)

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この通り、選択したアスペクト比で生成できます。
たぶん、画期的だと思います。

4.各種オプションの選択

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次に、オプションを選択します。

〇パッケージオプション

「背景にパッケージを置く」か否かを選択できます。こちらにチェックを入れるとメインキャラの後方にパッケージを配置することができます。パッケージがあるとより現物感が出てワクワクしますよね。

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「背景にパッケージを置く」にチェックを入れるだけでも生成ができます。

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一発でこのクオリティ。我ながら素晴らしいプロンプト。

この通り、パッケージを配置できるのですが、ひとつ注意があります。「パッケージを置く」というプロンプトだけで生成すると、高確率で実在するメーカー・ブランドのロゴマークが出現します。そのままSNS等で公開すると法的なリスクが発生するおそれがあります。詳しくはこちらの記事を参照ください。

SNS等で公開する場合は、必ず画像処理等の加工を施しましょう。プロンプトで描かないように指示もできるのですが、わたしが試した限りでは成功率が低いです。ここでガチャをするよりは、いっそのこと出てくるものと割り切って画像処理する方が早いです。また、この指示で「logo」などの語句を含むと、かえってAIに描くことを誘発してしまうこともあります。AIあるあるですね。

〇パッケージへの文字入力

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任意の文字列を入力し、入力された文字列をパッケージに描くことができます。

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一発でこのクオリティ。我ながら素晴らしいプロンプト。

嘘です。さすがに文字はガチャりました。といっても英語はほとんど崩れずに出せます。ここではキャラが文字にかぶってしまうので何回か生成を繰り返しました。結局かぶってますが構図的に仕方ないのでヨシ!

〇ロゴを追加(2025/9/2変更)

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生成プロトコルの変更により、ロゴ画像のアスペクト比に生成結果が影響を受けなくなりました。初公開バージョンの注意書きをTipsとして残しますが、現バージョンでは無視して貰って大丈夫です。

ロゴを画像またはテキストで指示します。画像の場合は参照画像をアップロードします。この時に、ロゴ画像のアスペクト比に注意する必要があります。参照画像を複数アップロードする場合、Nano Bananaの生成画像は最後にアップロードした画像のアスペクト比になります。

例えば、1枚目の参照画像が3:4、2枚目が1:1の場合、生成画像のアスペクト比は1:1になる、ということです。1:1が希望ならばこれで良いのですが、そうでない場合は困ってしまいますよね。なので、アスペクト比を3:4にしたい場合は、2枚目の参照画像を3:4で作っておく必要があります。

この場合は、アップロードする順番を入れ替えれば3:4で生成されます。

このアプリでは「2枚目の画像をロゴとしてパッケージに配置する」という仕様なので、ロゴ画像は必ず2枚目にアップロードしなければいけません。よって、ロゴ画像のアスペクト比は希望する生成画像のアスペクト比にしておく必要がある、というわけです。例えば1:1のロゴであっても余白を設けて3:4や16:9などで作っておく、ということですね。

まぁ、「何枚目をロゴ画像にする」というようにUIを作れば済む話ではあるんですけどね。そうするか…。

ちなみに、Nano Bananaにプロンプトでアスペクト比を指示してもまったく言うことを聞いてくれません。

実は、順番を考えたり、参照画像のアスペクト比を調整するのが面倒なので、アプリ上でアスペクト比を任意に選択して生成する方法があるんですけどね。実装途中でエラーになったのでやっていませんが、可能です。そのうち追加します。

初公開バージョン Nano Bananaの仕様に関するTips

以下、2025/9/2追記です。

任意のサイズのロゴ画像を参照画像としてアップロードします。

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一発でこの(ry

ロゴの位置も「左上・右上・左下・右下」から選択できるようにしてみたのですが、反映はされるもののパッケージの外や、画像そのものの選択した位置に描かれることが高確率であるのでやめました。あとは、一回生成した後で、座標で描く位置を指定することもおそらくできますが、UI作るのが面倒なのとそこまでしてもな、と思ったので実装していません。たぶん、できます。

〇ロゴ用文字入力

毎回ロゴ画像を用意するのは大変ですよね。なので、任意の文字列からロゴを生成して配置することもできるようにしました。Geminiが文字列からロゴ用のプロンプトを生成してNano Bananaに送ってくれます。

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はい、この通りです!

「TENNEN」という文字列からそれらしいロゴを考えて配置してくれました。

ロゴ画像または文字列でロゴを指定すると、こちらが優先されるらしく、実在するメーカー・ブランドのロゴマークが出現する確率が大幅に下がります。指定しても出てくる場合がありますが、何も指定しないよりは確実に出てこなくなるので、ロゴ画像を用意するのが面倒な場合は文字入力するのがよさそうです。我ながら便利。

〇元画像をテクスチャとして使用

プロンプトでパッケージの詳細を指示することも可能です。色とか素材とか形とか。ですが、他の要素に影響したり、関係のないものを出現させる誘因になったりするので、わたしはパッケージについては細かな指示は書いていません。

ただ、そうするとこれまでの作例をみていただいて分かるように、ちょっと味気ないんですよね。本物感が薄れるというか。でも詳細を指示するとガチャ要素が増える。

そこで、元絵をテクスチャとしてパッケージに貼り付ける、というプロンプトを考えました。

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はい、これも一発です。

今回の作例に使った元絵がキャラクターのみで背景が白なので、そもそもサンプルとして良くなかったのですが、そこはNano Bananaさん、さすが空気を読んでうまいこと配置してくれました。テクスチャっぽいですよね?

線画にして配置していますが、わたしはプロンプトにはそういった詳細は一切書いていません。便利。

〇背景オプション(2025/9/2変更)

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「背景オプション」にチェックを入れない場合は、基本プロンプトに含まれている背景指示で生成されます。ここまでの作例がその状態ですね。商品カタログらしくフィギュアを目立たせるには良いですが、臨場感を出したい場合はやはり背景がある方が良いです。

このアプリではフィギュアにありがちな背景ということで「スタジオ・ショップ・机の上」から選択できるようにしました。

「背景タイプを選択」から任意のキーワードをラジオボタンで選択します。その後、「背景プロンプトを生成」ボタンを押すと、下段の「背景生成プロンプト」に選択したキーワードに沿ったプロンプトが表示されます。

このように背景を選択できるのですが、我ながら素晴らしいアイデアが入っていて、実はこの背景を指示するプロンプトは、「背景プロンプトを生成」ボタンを押した際にGeminiが各キーワードに応じてリアルタイムで生成し、それをNano Bananaに送って画像生成しています。なので、毎回違う雰囲気で背景を出すことができます。良いアイデア。

プロンプトはボタンを押すたびに生成されるので気に入ったのが出るまで繰り返してください。

Geminiによるプロンプト生成後に、自由に編集できます。固有のタグを含みたい場合は、ここで入力してください。

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「スタジオ」を選択して生成しました。スタジオで撮影したような「宣材」らしいライティングと背景になります。

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「ショップ」を選択して生成しました。こうなるといかにも本物っぽくてワクワクしますよね。

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そして「机の上」です。SNSなんかでありがちな風景をイメージしました。

最後の「その他」はどうなるかというと、任意の文字列を入力するとこれをキーワードとしてGeminiがプロンプトを生成してくれます。

例えば「動物園」と入力してみます(日本語対応です)。
生成されたプロンプトはこちら。

Photorealistic zoo enclosure background. Lush naturalistic habitat, soft dappled sunlight. Shallow depth of field, beautiful bokeh.

生成結果はこちらです。

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動物園か?これ。
そもそもなぜ動物園にしたんだろう…。

「女子高生の手の上」と入力してみました。

Macro shot on a high school girl's hand, soft diffused natural light, ultra shallow depth of field, delicate skin tones, gentle bokeh.

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女子高生かどうかはわかりませんけど手の上にはなりましたね。

ボタンを押すたびにプロンプトが生成されるので、ピンとくるワードがなければ繰り返すことができます。でも、やっぱり選択後に「プロンプト生成」ボタンを押すと生成の方が良さそうですね。ちょっと挙動も変です。改良しよ。(2025/9/2/上記の通り変更)。

ちなみに、「生成プロンプト」に表示されているテキストボックスから直接プロンプトを書き替えることもできます。

「生成後に背景だけ変えたい」ということもありますが、いまのところは実装していません。背景や一部の書き換えはNano Bananaは簡単にできますが、変更部位以外は参照画像のまま、と思いきや、実は劣化してるんですよね。繰り返せばその分だけ劣化してノイズが増えるような気がするのでわたしは生成画像を参照画像にして部分修正はやらないですね。なので実装予定なし。必要ならばGoogle AI Studioでやればいいですし。

5.除外したい要素(ネガティブプロンプト)(2025/9/2追加)

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ネガティブプロンプトの入力欄を追加しました。わたしはあまり使わないのですが、どうしても余計なものが出てきがちなモチーフのときにあると便利かと思い、とりあえず追加しました。Nano Bananaでどれくらいネガティブプロンプトが効くのかわからないですし、ChatGPTやGrokの経験からここに指示したタグが誘因になってかえってそのものが出てくることが多いような気がしています。

6.生成枚数(2025/9/2追加)

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同一プロンプトで最大8枚まで連続生成できるようにしました。「バッチ生成」ですね。これも便利だと思います。ただ、これでどんどん生成しているとすぐに上限に達してしまうと思うので、ほどほどにしましょう。

7.サムネイル表示とまとめてダウンロード(2025/9/2変更)

これがこのアプリの最大の便利なところだと思っています。他はプロンプトで指示すればなんとでもできますが、Google AI Studioではこれだけは絶対にできない!

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こんな具合に生成画像がサムネイル表示されます。画像クリックでモーダルウィンドウが開いて拡大表示できます。そして、各サムネイル下のチェックボックスをオンにして、「チェックした画像をダウンロード」を押すとまとめてダウンロードできます。めちゃくちゃ便利!

以下、2025/9/2追加です。

複数画像の選択・解除を1つずつというのは面倒なので、「すべて解除|選択」できるようにしました。便利です。

改良が必要な個所がまだまだありますが、個人使用であれば問題なく使えるレベルになりました。Geminiすごいですね。本当にコードなんて1行も書かなくてもアプリができちゃうんですね。

◆フィギュアエディタ

まず、「フィギュアエディタ」を使用する前提として、「Gemini AI Pro」または「Gemini AI Ultra」に登録している必要があります。

いまならばGoogle AI Proを1ヶ月間無料で試すことができます。
詳しくはこちらをご覧ください。
更新日前までにサブスク管理を忘れずに!(2025/9/4追記)

https://one.google.com/intl/ja_jp/about/google-ai-plans/

〇購入前に必ずお読みください(2025/9/3更新)

利用条件・注意事項

本コンテンツに含まれるGemini Canvasアプリは、以下の条件でご利用いただけます。

ご利用条件

  • 本アプリは Gemini(Google AI)の Pro または Ultra プランにご登録のアカウントでのみご利用いただけます。

  • 無料版のアカウントでは動作いたしません。購入前に必ずご確認ください。

利用上の注意(2025/9/3追記・変更)

  • 本アプリの利用に伴う行動・結果については、利用者ご自身の責任にてご判断ください。

  • 再配布・転載・模倣・コピーは禁止とさせていただきます。

  • 不具合や環境依存による動作不良については、動作保証いたしかねます。あらかじめご了承ください。

  • 本アプリに関する個別のお問い合わせやサポートは原則として受け付けておりません。あらかじめご了承ください。

  • 本アプリは、予告なくアップデートや公開を終了する場合があります。

  • 利用状況によっては画像生成にかかる料金が発生する可能性も考えられます。APIキーの利用状況や料金については、ご自身の責任で管理をお願いいたします。

〇アプリのダウンロード(公開休止中)

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望月孝一
望月孝一

先日購入させていただきましたぜひリンクをお願いいたします!

望月さん
メッセージをお送りしましたのでご確認ください。

望月孝一
望月孝一

ありがとうございます!

Kmle
Kmle

Hello, I bought this a few days ago. Can I please have link? Also will we need to contact you for updates or will this link be updated

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他の誰もが作らない唯一無二を作るAIイラストクリエイター Xで最も多くメカ娘のイラストを投稿するメカ娘マイスター
【Nano Banana】イラストフィギュア化専用アプリ【プロンプト入力不要】|てんねん|AIイラストクリエイター
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