クジラに感謝 「くじらの日」にあわせて供養祭 山口 下関
9月4日の「くじらの日」の4日、捕鯨と関わりが深い下関市で、漁で捕獲したクジラに感謝の気持ちを伝える「くじら供養祭」が行われました。
9月4日は日本鯨類研究所が制定した「くじらの日」で、下関市の亀山八幡宮では漁で捕獲したクジラを弔うとともに、感謝の気持ちを伝える供養祭が行われました。
供養祭にはクジラの肉を扱う飲食店や捕鯨関係者などおよそ60人が出席し、クジラをまつった祭壇に玉串をささげました。
この供養祭は去年、商業捕鯨としてはおよそ50年ぶりに大型の「ナガスクジラ」の捕獲が認められたことなどにあわせ、去年12月に初めて行われ、今回が2回目です。
終了したあとには、クジラのおいしさを知ってもらおうと、ニタリクジラやナガスクジラの肉を使った竜田揚げやステーキなどおよそ10種類のメニューが出席者にふるまわれました。
供養祭を開いた下関くじら食文化を守る会の中尾友昭会長は「市民の方が、おいしいクジラの肉を食べるきっかけをもっと増やしていきたい」と話していました。