東大寺学園の組合役員ら「威圧的言動」 労災認定の元事務局長が提訴
大滝哲彰
学校法人東大寺学園(奈良市)の事務局長だった男性(61)が、教職員組合の役員らの威圧的言動や学園の対応でうつ病になったとして、労災認定を受けていたことがわかった。男性は学園と組合、学園の中学・高校の元校長らに計約860万円の賠償などを求め、奈良地裁に提訴した。
学園と組合はそれぞれ取材に対し、「訴状が届いていないため答えられない」とした。労災認定について学園は「コメントできない」と答えた。
男性は先月7日付の訴状で、事務局長として教職員の賞与を減らす財政再建計画をつくり、元校長に嫌われるようになったと主張。元校長は当時、組合の執行委員長を務めており、2015年に校長になると男性に大声で「お前はバカか」「お前とは人間関係を築くつもりはない」などと暴言を繰り返すようになったと訴えている。
さらに22年12月以降、当…
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