トークに自信がある、または
トークが得意だと認識しているにも関わらず、アクティブリスナー数やフォロワー数が伸び悩んでいる配信者の方は、かなり“
危険”です。
今すぐにでも是正しないと、立ち直れなくなってしまいますよ?
という訳で、本記事では、おしゃべりな人と
話術が達者な人との根本的な違いについて簡単に説明して参ります。
SHOWROOMに限らず、ライブ配信サイトで生放送を実施している配信者の方の中で、本当に
話術や
トーク力がある方は、それ程多くはありません。
本当に
話術や
トークスキルがあれば、番組企画無しでも30分、1時間程度は
トークのみでリスナーさん達を十分楽しませてしまうだけの力があります。
ですが、殆どの配信者の場合、それだけの
話術や
トークスキルは持ち合わせてはおらず、フリートークで間をつなぐ事の出来る時間は、精々3分~5分が限界、それくらいです。
ところが、ライブ配信サイトでの生放送において、その配信スタイルが“
雑談放送”となっている番組が実に多く見受けられます。
これは単に番組企画がないだけではなく、ライブ配信サイト特有の
双方向性(インタラクティブ性)によって、配信者が視聴者によって“
助けられている”に他なりません。
例えば、口下手や話下手な人でも、何故か生放送では
雑談放送をしがちです。
しかし、そんな配信者の放送であっても、アクティブな視聴者が僅かに存在すれば、30分程度であれば番組はもってしまいます。
何故なら、リスナーさん達によるコメントが、ネタ提供や前振り、話題作り、ボケ、ツッコミ、情報等を形成し、配信者はそれに順次反応さえしていれば、短時間の放送であれば十分、間がもつ訳です。
口下手な配信者でも番組が出来てしまうのですから、
話術に自信のある配信者であればもっと上手く行く筈なのですが、実際そうはなっていません。
その理由が、
話術が得意だと思い込んでいる、単なる“
おしゃべり”な配信者、だからです。
本当に話術や
トーク力がある場合、リスナーさん達によるコメント投稿数は膨大となり、コメントを拾う事さえ困難になり、とても追い切れません。
従って、コメント全てに反応する事は出来ず、勿論、話題のテンポとオチを言い終える迄の尺が存在しますから、その時間、
インタラクティブ性をストップしている状態になります。
しかし、単なるおしゃべりな配信者の場合、話題に緩急がなく、だらだらと話をするだけとなる為、視聴者の反応も鈍くなり、それはそのままコメント投稿数の減少を促します。
トークと呼べるだけのスキルのない話題は、謂わば、井戸端会議のようなものであり、対話相手が誰であってもその内容に変化はなく、聴き手の反応を無視した状態で発信するだけの雑音の類となります。
BL(ボーイズラブ)という言葉が登場する前、同人界隈において男性の同性愛をテーマとした女性向けの漫画や小説等の俗称として「やおい」と称されておりました(当初は性的な意味は含まれていませんでした)。
これは、「ヤマ(山/山場)無し」、「オチ(落ち)無し」、「イミ(意味)無し」の頭文字を並べた造語で、ストーリーにおいて山場がなく、オチもなく、何より意味がない、当初は卑下され、後、作家自身が自虐的に使う言葉として定着しました。
実は、単なるおしゃべりとは、この“やおい”と全く同じ状態であり、山無し・落ち無し・意味無しの話題を発信しているに過ぎないのです。
聴き手が誰でも良いおしゃべりというものは、聴き手の反応を必要としていない事を意味しており、即ち、聴き手が面白いのか、楽しいのかさえ気にしていない事と同義となります。
これは特に女性に多くみられる傾向なのですが、おしゃべりの大半は、共感を求めるだけに終始している為、同調性のみを押し付ける主張となり、その話題に隙や異論、反論を持ち込む事が出来ない、要は口をはさめない状況を作り出している訳です。
つまり、リスナーさんはコメントにおいてツッコミもボケも投稿出来ず、只、耳を傾けるだけになってしまう為、コメント投稿ができず、当然の事ながらコメント投稿数が減少するのです。
常連リスナーさんですらコメント投稿し辛い訳ですから、初見や新規リスナーさん達にしてみれば意味が分からず、コメントするどころか、只単に番組から静かに立ち去るだけになります。
リスナーさんのコメント率は下記の通りとなります。
トークスキルのある配信者の番組には多くのコメントが寄せられ、トークスキルが乏しい配信者であっても常連リスナーさんはコメントを寄せてくれます。
おしゃべりな配信者の場合、コメントを挟む余地が少ないのでコメント投稿数は減り、無口な配信者の場合、そもそもコメントをする程でもない為、捨て置かれます。
お分かりいただけましたでしょうか?
トークが得意だと思い込んでいる只のおしゃべりは配信者は、トークスキルのない配信者よりもリスナーさんからのコメント投稿数が減ってしまうのです。
トークスキルとは、何もプロのお笑い芸人さんのような、完璧にオチのついた鉄板の笑い話ではなく、視聴者の反応に応じて千変万化出来るだけの自由さを設ける事の出来る
話芸を指します。
リスナーさんの想像力を擽り、共感のみならざるリスナーさん自身の自由な発言を促し、これをまた広げるだけの双方向性、即ち、発信と受信共に広い窓口を用意できるか否かがキーとなる訳です。
そして、そのトークスキルとは、あなた自身のキャラクター性がそこに介在し、打って響くトークの広がりこそをパーソナリティとして表現する必要がある訳です。
例えば、天然ボケなキャラクターの持ち主の場合、話す内容がすっとぼけている為、聴き手がツッコミを入れる隙がある訳です。
これがライブストリーミング配信の場合、コメントとして投稿される形を取るのです。
上例の天然ボケなキャラクターの配信者は、決してトークスキルがある訳ではありません。
しかし、
インタラクティブ性に長けたライブ配信サイトであれば、これが番組として成立し、アクティブユーザー率が向上する事に繋がるのです。
おしゃべりな話好きの場合、そのトーク内容は自己完結している為、口を挟む余地がありませんから、これは地上波番組やネット公式番組にゲスト出演した時、致命的な失敗を犯します。
それは、達者な先輩タレント達に“いじってもらえない”事です。
偏に、絡み辛い、のです。
勿論、ボケキャラを演じる必要はなく、自身がツッコミであっても問題ありません。
ライブ配信であれば、リスナーさんのボケコメントに対し、配信者がツッコミを入れるだけのスキルがあれば良い訳で、そのコメントから話題を広げる事が出来れば、益々強みに繋がります。
あなたが、本当にトークが上手いかどうかは、コメント数の多さやアクティブユーザー数の伸びを見れば一目瞭然です。
いつまでも常連リスナー数が伸びず、アクティブユーザー数が増えず、フォロワー数も伸びないのであれば、あなたの話術は大した事がないと理解すべきです。
理解した上でトークスキルを磨くのか、あるいは、キャラクター性を磨くのか、それとも番組企画を練るのか、いずれにしても改善が必要です。
山無し・落ち無し・意味無しのおしゃべりを展開するのではなく、そのトークが何を生み、リスナーさん達からどのような反応を引き出し、また、これを受け入れ更にトークとして広げる事ができるかを考えてみましょう。
よく喋るがツマラナイ、そう思われないよう、十分気を付けてみて下さい。