えくすでりせすけさんがときどき触れてるMAPsについては、アメリカの文脈を知らないと深く理解できない。あの国は少年にも平気で終身刑を言い渡すくらい少年にも自己責任の論理を貫徹する国で、そうすると性的同意年齢もおのずから少年の自己責任を強調する方向に行こうというもの。アメリカの文脈では別に突飛なことではない。
えくすでりせすけさんがときどき触れてるMAPsについては、アメリカの文脈を知らないと深く理解できない。あの国は少年にも平気で終身刑を言い渡すくらい少年にも自己責任の論理を貫徹する国で、そうすると性的同意年齢もおのずから少年の自己責任を強調する方向に行こうというもの。アメリカの文脈では別に突飛なことではない。
わたしは、性的同意年齢を14歳まで引き下げようと言う主張を、14歳にも無期拘禁刑を科すことができる現行少年法と同じくらいには支持する(ちなみに2000年少年法厳罰化の経緯とその野蛮さについてはわたしは今でも根に持っている)
10歳の少年を被告人として刑事法廷に引きずり出すような法域で、15歳や16歳の若者と成人の恋愛を一律に禁じる説得力ある理由はない。15歳の若者は未熟で子どもだ。だがその同じ法域は、さらに幼い10歳の子どもを大人と同列に扱って刑事裁判にかけている。その時点で「少年の保護」などという言葉は空虚だ。10歳を法廷に立たせることは、15歳と成人の関係を禁じないのと同じくらいには野蛮で危険だ。
「少年及びその保護者に対しまして、その責任について一層の自覚を促して、少年の健全育成を図るというのが一番の眼目」「その少年法運用のあり方が時代にそぐわなくなったといいますか、少し少年を甘やかし過ぎてはいないかという反省から、この第一の柱を立てた次第」(2000.10.10、衆議院法務委員会における杉浦正健氏(自民党)の発言)
刑事処分に付することができる年齢をお粗末な議論で14歳に引き下げたが、これは理論的に一貫させるなら、14歳の少年にかなりのオートノミーを認めるという議論につながらなきゃならないわけですよ。ところがそうならない。14歳の少年に刑事責任を負わせることにもともと無理があったんですよ。はよ刑事処分に付することができる年齢を元の16歳に戻しましょう。
ほとんどのひとはあの頃の少年法改正議論なんてすっかり忘れているが、わたしはずっと覚えているよ。
あ、やっぱり、わたし、2000年前後のめっちゃくちゃだった少年法改正議論に引きずられてるわ。性的同意年齢が16歳に設定されている一方、刑事責任年齢が14歳に設定されている不思議。刑事責任年齢が低すぎやしないかとの疑問を持っている。さらに言うと「特定少年」なる新たな少年のカテゴリーが創設されたが、このようなカテゴリーを創設できたのなら「特定少年」の範囲を22歳にまで引き上げたほうがよい。
ケインズは2030年ごろには人々はほとんど働かなくてよくなるだろうと予言したが、この予言は外れそうだ。経済の生産性が向上してもなぜか働く時間はそんなに短くならない。これは貪欲と強欲のせいだと指摘したのがロバート・スキデルスキー, エドワード・スキデルスキー 著ほか. じゅうぶん豊かで、貧しい社会 : 理念なき資本主義の末路, 筑摩書房, 2022.3, (ちくま学芸文庫 ; ス27-1).
高野悦子さんのように思想的に思い詰めないようにしなきゃなーと思いつつ、なんかえくすにいるとどんどん思い詰めそうなのが怖い。
そういえば病院を舞台にしたラノベは珍しい気がする。市立若葉病院はラノベに出てくる架空の病院、松本北高校は白線流しというドラマに出てくる架空の高校ね。歳がバレる。
ところで「大崎市」という市名にやたら惹かれる。惹かれるだけで、住みたいわけではないけど。
「大橋高校2年の逢坂大河」でも「若葉会総合病院の入院患者」でもいいんだけどね、うん。
「松本北高校3年の七倉園子」はなんか変なラベリングとブランディングされそうだけど、「市立若葉病院入院中の秋庭里香」はまったくブランディングされそうにないですよね。どちらも社会的に保護されているひとびとなのに。学校文化なるものをいよいよぶち壊したくなる。
外国人犯罪の実相をつかむときには相当に注意が必要で、というのも特別永住者でさえ年間の入出国数が特別永住者の数と同程度で、これだけ人口移動がある集団の犯罪の人口比を算出することはほとんど不可能と言える。特別永住者は毎年海外旅行をしている?まさか。