トランプ氏、プーチン氏の決定に米が満足しなければ「何かが起きる」と警告
(CNN) トランプ米大統領は3日、ウクライナ紛争をめぐりロシアのプーチン大統領へ警告を発した。
プーチン氏へのメッセージを問われたトランプ氏は「プーチン大統領にメッセージはない。彼は私の立場を理解しており、いずれ決断を下すだろう」と述べ、「彼がどのような決定を下すにせよ、我々はそれに満足するか不満を持つかのどちらかだ。もし不満であれば、何かが起きるだろう」と暗黙の脅しと取れる内容を付け加えた。
トランプ氏は、これまで政権がロシアに対し行動を起こしていないことについて問われると、明らかに動揺を見せた。
「行動を起こさないとなぜわかるのか? 中国以外で最大の購入国であるインドに二次制裁を課したことは、ほぼ同じことと言えないだろうか? ロシアに数千億ドルの損害を与えたことは行動ではなかったと言うのか?」とトランプ氏は反論した。
トランプ氏はさらに「第二段階も第三段階もまだ実施していない」とし、更なる制裁措置を示唆した。
「2週間前に私はインドが(ロシア産原油を)購入すれば、大きな問題を抱えることになると言った。実際にそうなった。だから、そんなことは言うべきではない」(トランプ氏)
和平合意に向けて取り組むトランプ政権はこれまでのところ、度重なる脅しにもかかわらず、ロシアへさらなる制裁を課すことに消極的だ。