池谷裕二

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池谷裕二
@yuji_ikegaya
いけがやゆうじ 東大薬学部・脳研究者。『海馬』『進化しすぎた脳』など本やエッセイも書いています。週刊新潮とエコノミストで連載中。Twitterでは脳研究の最新情報を紹介します。『夢を叶えるために脳はある』(講談社)は小林秀雄賞を受賞。最新刊は『すごい科学論文』(新潮社)
東京在住gaya.jpJoined October 2009

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【お詫び】本日の『薬理学』の講義で「体は(交感神経と副交感神経で)二重に拮抗支配されている」と説明すべきを「体は二重に亀甲縛りされている」と言い間違えてしまいました。学生の姿の見えないオンライン講義ゆえに、シーンとした冷たい空気だけが心に刺さり、修正する勇気が出ませんでした。
【体のどこで感じるのか】「主観的感情マップ」の著者Enrico Glerean博士が、映像バージョンを日本語で作ってくれました!ありがとうございます。
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【断捨離な脳】知能の高い人の脳ほど、神経線維が発達しておらず、神経回路がシンプルなのだそうです。今朝の『ネイチャー通信』誌より→goo.gl/tbrFLL (意外な感じがしますが、同論文の著者らによれば「回路が簡素なほうが演算が効率化され直截的な情報処理が可能になる」とのこと)
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登校時刻を1時間遅らせたところ、学童の睡眠時間が平均34分延び、成績も4.5%上昇したそうです。今朝の「科学進歩」誌より→goo.gl/SJrRMR (米国シアトルの高校での実地実験)
フェイスブックをやっている人は自己愛が強いが外向的で人生の満足度が高い、インスタグラムをやっている人は精神的に健全、ツイッターをやってる人はうつ病や不安症の傾向がありストレスも溜まっている、とのことです。マヂですか・・・。今朝の『PLOS ONE』誌より➔
【ヒトは乱数を生成できない】「25648・・・」などと300桁ほど数字を適当に並べてもらうだけで、誰がその数字列を作ったのかを判別できるそうです。こちらの論文→ nature.com/articles/s4159 (「無意識の脳のクセ(=認知指紋)」が反映されるのでしょうか)
【海馬の若返り】55~80歳の842名に、毎日40分の有酸素運動(散歩)を続けさせたところ、1年後には海馬の体積が2%ほど増加し、年齢にして1~2年若い状態に戻るそうです。ついでに記憶力も改善されました。ストレッチ体操には効果はないとのこと。『PNAS』論文より→
やり始めない限りやる気はでません。やる気は行動の原因ではなく結果。モチベーションを待っている人はできない人。できる人はシステムに従います。時間が来たから始めるとか。「やる気」という単語はできない人によって創作された言い逃れのための方便です(NEWS PICKより→newspicks.com/news/3197111/b
【金と幸】「幸せは年収1千円で飽和する」などと言われていましたが、実際には、生活の満足度にも幸福度にも上限はなく、年収ともに増えるそうです。今朝の『PNAS』誌より→ pnas.org/content/118/4/ (米国3万3千人の集計データ。あくまでも平均値なので各個人で状況は様々だろうと思います)
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【生物は最適化されていない】生物のDNAをAIに学習させ、天然には存在しない新たなDNA配列を生成させたところ、より高性能な配列を見つけ出したそうです。先週の『ネイチャー』誌より→
【時間を管理するシンプルな方法6つ】①計画を立てて優先順位をつける、②EメールやSNSに時間を割かない、③断ることを知る、④きちんと休む、⑤すべてに手を染めない、⑥行き詰まったら計画と優先順位を更新する。 今朝の『ネイチャー』誌より→goo.gl/o9Lp3r
【夫婦同姓】日本では結婚して姓を変更した女性研究者の7割以上が職場では旧姓を使用しており、女性研究者にとって(業績の一貫性を含む)職業上の不利益や心理的負担をもたらしていると、今朝の『ネイチャー』誌で報じられています。 nature.com/articles/d4158
【休み時間のコツ】仕事や勉強の合間の寸時は何もせずボーっと休むべきなのは今や常識(文献例:bit.ly/2KIW9ay)。ボーッと休むと海馬が直前のタスクを自動再生するというデータが今朝発表されました(bit.ly/2FCH5XI)。こうした無意識的な脳内復習が学習成立への一助!?
【寝不足で失われた記憶の行方】覚醒中に得た情報は、その日の睡眠中に再生され、脳に記憶として定着されます。しかし睡眠不足になると大幅に再生が妨げられ、その後に睡眠を十分に補っても、情報再生は回復しないそうです。今週の『ネイチャー』誌より→ nature.com/articles/s4158(ネズミの実験)
【精神安定剤Twitter】歓喜したり、憤慨したり、落胆したりするとツイートしたくなります。実際つぶやくとスッキリして感情が戻るそうです。今朝の『自然人間行動』誌より→goo.gl/CKPA5Q(グラフに示すように、負の感情ほど解消効果が強く、ツイート後10分間ほどで緩和されるようです)
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【花はなぜ美しいのか】と、かつて或る園芸雑誌の特別企画で訊かれ、その質問に返した文章が、パソコンを整理していたら久々に出てきました。即座に不採択となって、日の目を見なかった理由が、いま読み返すとよくわかります。陳謝の意と、空気が読めない自分への反省を促すために、備忘録としてここに
【野菜や果物を食べてもヤセるとは限らない】特定の食材を増やしたときに体重がどれほど変化するかを調べたデータをグラフ化してみました。参考文献→ goo.gl/AN9tmL(24年間にわたる延べ13万人以上を対象にした大規模調査です)
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【規則はなぜ厳しくなる一方なのか】の原理に迫った論文。今朝の『ネイチャー人間行動』より➔goo.gl/7NB1b3 一言で言えば、「厳しいルールを求める人は緩やかなルールを求める人が厳しいルールによって罰せられることを好むから」という罰の非対称性が原因とのこと。
【赤ワイン】は、時間感覚を低下させ、現在に集中させ、思考を遅くし、身体への意識を低下させ、環境との一体感を生み、快感を刺激し、想像力を鮮明にし、洞察力と独創性を高めるそうです。今朝の『プロスワン』誌より→ journals.plos.org/plosone/articl(なんだこの研究は……。スゴい)
【脳は衰えない】チェス棋譜録から年齢と認知機能の関係を割り出したところ、能力は35歳でピークを迎えますが、その後も目立った低下はないそうです。ただし個人差は広がります。また過去100年間で人の能力は徐々に向上していて、特に若者が進境著しい。今月の『PNAS』論文→pnas.org/content/117/44
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「幼児にテレビを見せすぎてははダメ」と言われますが、ヒトで実証するわけにゆかないので真偽は不明でした。そこで、ネズミの子に42日間、毎日6時間の光映像刺激を与えながら育ててみたところ、落ち着きがなく、学習力の低い大人になったそうです。昨日の『PNAS』誌より→
亡くなった後に脳のシナプスを調べれば、生前にどんな体験をしたか、その記憶内容がわかるそうです。今週の『ネイチャー』より→goo.gl/LV7MLP(ネズミでの検証とはいえビックリ…「記憶はシナプスの重みの空間に外界を写し取った内部表現」であることの証明ですね)
【追伸】  「やるぞ(I will)!」と気合を入れてタスクを始めるよりも、「やれるかな(Will I)?」と自問しつつ始めたほうが良い成績を残すという実験結果があります。つまり(事前仮想的な)「やる気」「気合い」はむしろマイナス要素にさえなりえるようです。こちら→goo.gl/RycUfr
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@yuji_ikegaya
やり始めない限りやる気はでません。やる気は行動の原因ではなく結果。モチベーションを待っている人はできない人。できる人はシステムに従います。時間が来たから始めるとか。「やる気」という単語はできない人によって創作された言い逃れのための方便です(NEWS PICKより→newspicks.com/news/3197111/b
【ありがとう】①目標があること、②必要とされていること、③社会と繋がっている実感、が人生に意味をもたらす三要素とされてきましたが、④経験的感謝(=環境や状況に感謝する気持ち)が4つ目にして最も大切な要素だそうです。先月の『ネイチャー人間行動』誌より→ nature.com/articles/s4156
【鬱特性】うつ病のなりやすさは人によって異なります。それは脳の活動を見ればわかるそうです。また、一週間前の脳の状態から「翌週にうつ病を発症するかどうか」を当てられるそうです。今朝の『ネイチャー』誌より→ nature.com/articles/s4158 (事前に医療介入できる可能性が出てきますね)
「人は自分の損益が絡まなければ他人の利益のために努力しない」ことを示した論文が先週の『ネイチャー人間行動』に出て、まだショックから立ち直れません→goo.gl/ZHAzwc(仮に利他的に行動してもそれは表層的協力であって手抜きをしがちだとか…救いがなさすぎる)
肥満は遺伝します。「太りやすい」という体質もさることながら、認知的傾向(「食べ過ぎる」「我慢できない」「意識が低い」など)も遺伝します。実際、脳を見るだけで、その人のBMIが当てられるそうです。今朝の『PNAS』より → goo.gl/JjgLqH
個人差は大きいですがアルコールの致死量は約500mLです。日本酒4合瓶やワインボトル一本のアルコール含量がほぼ100mLです。医薬分野ならば致死量の5分の1まで服用させる薬物は危険すぎて使用されませんから、意外とキワドいことを日常的にやっているのですね
【告知】ヨガやスポーツなど特殊な訓練を積むと、念じて自分の心拍数を下げられるようになります。この不思議な事実を科学的に実証し、さらに、脳から心臓に司令が送られるしくみを解明した論文が『サイエンス』誌に採択されました。吉本愛梨さんによる渾身の研究です。 → gaya.jp/publication/pa
【クソ野郎】口汚い言葉で罵ったり、悪態をついたり、野卑で粗暴な単語を使ったりする人ほど、実際には、正直で誠実な傾向があるそうです。こちらの論文→ goo.gl/Vx6Q9F (Facebookやアメリカ全土で行った大規模な調査)
【高IQへ悲報】知能の高い人は、不安症や気分障害、自閉症、ADHD、アレルギー、自己免疫疾患が多いそうです。先月の「知能」誌より→goo.gl/2uNJ6m (「心身過剰興奮説」なるものが提唱されています。ちなみにIQ と自閉症に相関を認める遺伝学データはあります→ goo.gl/6nJVr4