東京電力は3日、福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)で1号機の使用済み核燃料を取り出すための大型カバーを設置する工事に携わっていた協力企業の40代男性作業員が搬送先の病院で死亡したと明らかにした。死因は調査中という。
東京電力によると、男性は3日午前6時10分から、1号機の東側で、つり上げた大型カバーのボルト締め作業に当たっていた。約1時間の作業を予定通り終えたという。
防護服を脱ぎ作業基地で2時間半ほど待機した後、ミーティングを経て退勤のために徒歩で、別の建物である免震重要棟に移動し、午前10時22分ごろに倒れた。
構内の救急医療室に運び込まれたがすでに意識はなく、搬送先の病院で死亡が確認された。
男性は大型カバー設置工事を担当する共同企業体の下請けに所属。福島第1での勤務歴は3カ月だった。(浜崎陽介)
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