二人乗りをしたのかはぐらかす冒頭。
ハルヒと泳ぐ長門。
ボールが顔面に直撃しないみくる。
お面の位置とお面を気にしないハルヒ。
たこ焼きをあげないハルヒ。
いつも通りのハルヒ。
命を狙ってくる花火。そういえば最初の話は『柿崎ぃ!』だった。
今回は高速でケレン味のあるカットを繋いでてインパクトが強かったなぁ。
何気に京アニリアクションって久々に見てるのかもしれないなぁなんて思ったり。
ネタ晴らしのシーン、珍しくみくるの話を聞いてやるところから始まってた。
まあ、やはり今までがどこかおかしかったんだろうな、とか。
しかし最後の最後に古泉への殺意を口にするのには笑った。
初回で並んで寝ているのが印象的だったんだけど、最後でもやるのかぁ。
初回と比べると雨が降ってて台無しって感じで、
まさにエンドレスエンドそのものの気分に当てはまるよなーとか。
意味が無いと感じたものに意味を与えるのが締めなんかなぁ、と。
個人的にあの回は大失敗したなとか思ってたんですが、
こうやってキョンの心象風景に再び『絶対的な空』が現れるからこそ、
その絶対的な問題を破るという快感があるんだろうなと思います。
そういう意味で、あの話数はやはり必要だったのかなと思いました。
恩返しのセミに攻撃的な花火という伏線かぁ、とか。
この辺はこの話数内の変化を良い感じに使ってて面白かったです。
ただ、たこ焼きのくだりはちょっと解釈に悩みます。今は雰囲気で見てる。
しかし、こ花火かー!と見ててグッときたなぁ。
ああ、終わるんだ、という線香花火のごとく。
電球の代わりに花火って感じなのかな。
ハルヒが振り向いて詰め寄ってくるまでの流れは流石に力入れるように感じたなぁ。
ハルヒをかわいく描こうというか。
キョンの腕を振ってる動きがまさに子供が駄々こねてるような感じで、
そういうところに必死さが出ていて、
終わるんだという哀愁と子供の駄々を見る大人目線が共有されるような印象とでも言うか。
最後の俯瞰アップの頭ガシ振りを見ると、
やっぱ京アニの萌えさせる『キメ』っていうのはコレなんだなぁ、なんて思ってみたり。
メイド服がなんかがセル置きで片腹大激痛とか言えばいいのか。
きぐるみ、ポーカーと金の話で締めかよーなどと思ってみたり。
キョンたちは実際にループを体験してるはずなのに、
自分ではなく他人事のようにふり返るのがちょっと引っかかった。
どうでもいいけど正直、この『宿題』って実はミスリードなんじゃないかと少し思った。
どっちかというと『夏休みにキョンの部屋に行った』の方なんじゃないのかな、と。
『I LOVE YOU』の伏線が残されているとするならば、考えられない話じゃないよーな?
まあ、どんな憶測をしたところで、全てはエンドレスエイトと共に闇に葬られるのでしょうが。
長門は全部覚えてるんですけどね。
キョン、ハルヒを見つめる長門が何を観測して何を考えたかってのがまあ重要なんでしょうなぁ。
脚本:村元克彦
絵コンテ・演出:米田光良
作画監督:高橋真梨子
村元脚本とは意外。
キャラ萌えポイントを押さえるのがうまい人というのが個人的な印象。
演出もまさか初回の米田さんとは。
絶対武本さんか大穴で山田さんだと思ってたんでかなり意外。
締めということでやはり力入ってたんだなぁと思わせられる回でしたね。
今回はキョンたちの肉体を意識させるような画が目立つような、
と思ったけどその辺は高橋さんなんだろか。
締めとしては上々だったと思います。
エンドレスエイト全体の感想としては、
正直荒谷さんの回が画的にインパクトが強すぎてそれ以降へのイメージダウンに繋がっていると感じて、
個人的には構成ミスなんじゃないかなぁとか思ったりもしたけど、
あの回があるからこそ「演出の差異が~作画が~」になったとも思うので、
やはり掴みとしてはアレは成功していたんだろうなぁ、とか。
あと高雄さんの回はいいんだけどハルヒとしては滑ってるように思って微妙だった、かな。
まあ、あとは過ぎ去る話数を普通に見てただけって感じで、特別言いたいこともないかなぁ。
同じような回がずっと続くというのは、
同じスタジオで作られることすらも日常の一部になっている京アニだからこそできた荒業とか言ってみる。
まあ、なんだかんで自分はハルヒが長く見れて、京アニの作る話数が見れて良かったです。
とりあえず流れた回は比較的念入りに見ちゃいますし>京アニ
ただやはり、このような理解し難いアニメというのはどこか閉じているように思うので、
その辺は自分の想像する作品観に寄っていて、個人的には支持、かな。
前回がやはり開かれていたと感じてたので、
ヤマカンが謝罪したのもまあ、そういうことなんじゃないかなと思ってみたりとか。
そんなとこです。
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