昨晩、やっと読み終えました。



相変わらずの小川洋子さんの不思議で優しい世界がつまった本。



好き嫌いはあるだろうなあ。



(村上春樹も好き嫌いが分かれるところですね。私は若かりし頃挫折した派なのですが、この際流れにのって読んでみようと思っています。まだまだ予約順番先ですけどねえ・・)



ことり


内容紹介

12年ぶり、待望の書き下ろし長編小説。
親や他人とは会話ができないけれど、小鳥のさえずりはよく理解する兄、
そして彼の言葉をただ一人世の中でわかるのは弟だけだ。
小鳥たちは兄弟の前で、競って歌を披露し、息継ぎを惜しむくらいに、一所懸命歌った。
兄はあらゆる医療的な試みにもかかわらず、人間の言葉を話せない。
青空薬局で棒つきキャンディーを買って、その包み紙で小鳥ブローチをつくって過ごす。
やがて両親は死に、兄は幼稚園の鳥小屋を見学しながら、そのさえずりを聴く。
弟は働きながら、夜はラジオに耳を傾ける。
静かで、温かな二人の生活が続いた。小さな、ひたむきな幸せ……。
そして時は過ぎゆき、兄は亡くなり、 弟は図書館司書との淡い恋、鈴虫を小箱に入れて持ち歩く老人、文鳥の耳飾りの少女と出会いながら、「小鳥の小父さん」になってゆく。
世の片隅で、小鳥たちの声だけに耳を澄ます兄弟のつつしみ深い一生が、やさしくせつない会心作。

内容(「BOOK」データベースより)

世の片隅で小鳥のさえずりにじっと耳を澄ます兄弟の一生。図書館司書との淡い恋、鈴虫を小箱に入れて歩く老人、文鳥の耳飾りの少女との出会い…やさしく切ない、著者の会心作





ちょっと話がそれますが、この本の中に司書との淡い恋が書かれています。


読みながら突っ込みどころ満載でした(苦笑)


司書って、その人に読んでいる本のこととか、そんな聞かないし、興味持っても聞かないしw


だめだよダメダヨー。




きっと刑事もの見てる、警察関係の方とか、医療もの見ている医療従事者の方とか、同じもやもやっとした気持ちを持つんだろうなあ。

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